Leica LUXの陰謀
6月6日、Leicaさまはi Phone用のアプリ「Leica LUX」をリリースしました。
これはi Phoneでライカ風味の写真が撮れるという、日本国内だけで売られているLeitz Phone 3を虚仮にするかの如きアプリです。
詳しくは以下を
Leica LUXライカらしい写真撮影を体験できるiPhoneアプリ
早速ダウンロードして使用してみました。
結論からいえば、それなりのライカさまらしい画が撮れる、ということになりますかね。
無料版ではレンズ(シュミレーション)はSummilux28しかなく、フィルターも5種類しかありません。今回はB&W HCを使いました。
サブスク版では5種類のレンズ、11種類のフイルターが使え時に応じてアップグレードされるとのことです。その料金は6.99€と微妙です。日本国内では千円になるとか。
サブスク版にするかどうか様子見ですが、昨日一日使ったところでは使いにくい、これがとりあえずの中間報告です。しかし画のでかたはかなり好みです。
ライカさまのデジタル製品は以下のように使用してきました。
Digilux-3
Leica M Monochrom(typ246)
Leica Q2
ここにはフィルムカメラやレンズ、およびライカブランドのパナ製品は含みません。
しかしパナライカを含めてライカさま銘のデジタル光学製品から見られるライカさまのマーケティング戦略について個人的感想を述べることにします。
ここでもまず結論から。
ライカさまはデジタル画像はライカらしい味わいがあり信者の信仰を妨げなければMだろうとLUXだろうとすべてOK。
そして今回のLeica LUXは信仰の裾野を広げるための戦略であり、信者が増加しそしてより高額なSLシリーズやMシリーズに高いお布施をするように洗脳する。
これこそ本文の言わんとする「Leica LUXの陰謀」です。
いいかたが直接的すぎるかもしれませんが、無信仰のライカ使用者としてはそう考えます。
実際に、デジタル画像というものは如何ようにも調整できるもので、まして最近のAIテクノロジーで過去のアナログもデジタルも含めライカで撮った画像を分析研究すればより「それらしい」ライカ的画像を創出できるのですから。
デジタル化以降のライカ製品は、ライカレンズを通しての光が大きな要素を占めるとしても、結局は映像素子が取り込んだその光を如何に画像に転換するかという点にキモがあるわけです。
そのキモをさらに発展転換すればライカレンズを通さない光も、ライカ風の画像が作ることができます。
Lumix G9IIから採用された「Leicaモノクローム」がそうだし、今回のLeica LUXはそれをさらに発展させたものでしょう。
(Panasonic) LumixとLeicaの「L²」協業のひとつの表徴でしょうが、今後の両社のでかたに注目です。
最期に、わたしはこの「Leica LUX」もライカ風の画像をライカ製のカメラ・レンズを使用・非使用にかかわらず作り出すことに興味をおぼえています。ひらたく言えば大好きです♪
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