テキサスのスマブラDX・SP大会「Lost Tech City 2022」大会レポ
aMSaです。「あむさ」と読みます。
2022年の9/30-10/2に開催された「Lost Tech City 2022」というアメリカ、テキサス州のスマブラ大会に参加してきました。
昔のスマコムというスマブラ専用のコミュニティで色々書いてたことでも思い出しながら、noteの大会レポという形でお伝えします。
Lost Tech City 2022 ってどんな大会？
LTC Esports 主催で行われた本大会。start.ggの大会リンクはここ。
私の参加したスマブラDX部門は154名とほかのメジャークラスの大会としては少なめ。
しかし自分も含めて世界ランクTop10のプレイヤーが5人（Mang0、Plup、Hungrybox、Kodorin、aMSa）参加しており、最近選手活動を再開させたWizzrobeや全一ピカチュウのAxe、強豪フォックスのSFATなども参加。
参加人数の割にレベルが高い大会となりました。
会場はTECH PORT CENTER + ARENAという場所で最近できたばかりだそうです。
大会前日 バンクーバー→テキサスへ
08:40の飛行機でバンクーバー国際空港より旅立ちます。
およそ2時間半前に空港に到着したものの、セキュリティの列が一向に進まず、ギリギリでした。
カナダからアメリカへ国境を渡る際、入国審査はアメリカ到着後ではなくカナダで行われるため、その分余計に時間がかかってしまいます。
次からは3時間前に行かなきゃな…。
デンバーでの乗り継ぎを挟み、およそ6時間ほどでテキサスのAustinの空港に到着、その後は私のコントローラーの細かい調整をしてくれてるコントローラー職人のn3zModGod氏の家に向かいます。
彼の家で少しゆっくりしてからAirbnbでの民宿へ。
個室も3部屋あり、とても広く一泊$70。4人なのでさらに安くなってて驚きました。
この日は遠征の疲れもあり午前3時頃に就寝。したはずなのだけれど…
初日 ダブルス
大会初日はダブルスのみ。しかも時間も遅めで18時開始予定だったので9時に起きてから二度寝をしていたらなぜか17時過ぎに起床。
カナダに来てすぐ大会遠征だったから疲れがたまっていたのか爆睡してしまいました。
その後ギリギリダブルスには間に合い、全一ピカチュウ使いのAxeとチームに挑戦。
健闘したものの、SFAT,Mang0のチームに敗れ、3位という結果でした。
ダブルスはまだまだやれることが多すぎて難しい。今後北アメリカでの経験をもっと積んで伸ばしたいところ。
この日の夜はNezと今後の人生のことを語りながらゆっくり就寝。
二日目 シングルス 予選→Top8
二度寝することもなく朝からばっちり練習開始。
私のシングルス予選は午後4時だったので時間にも恵まれてました。
ただ今日一日でTop8まで進めるのでいかんせん一戦一戦が重い。
気合を入れて会場に乗り込むとスマブラSPの全一ピカチュウ使いのESAMを見かけました。
そしてシングルス開始。
ダブルエリミネーション形式で行われ、予選はBo3(二本先取)、Top48以降はBo5(三本先取)。
予選はストレートでなんなく抜け、Top48が始まります
Top24 vs Palpa(プリン) 〇〇〇
初戦は地元テキサスのPalpaプリン。ここ最近日本でも対プリンはあんまり経験を積めなかったので不安が残るなかのプリン戦でした。
結果は3-0のストレートで勝利したもののどれも最終ストックまでもつれており、安心できない内容でした。
勝者側準々決勝WSF vs Wizzrobe(キャプテン・ファルコン) 〇×〇〇
Wizzrobeは直近6回連続負けていて結構苦手な相手。
最後の最後までベクトル変更を全然ミスらないしガードもカチカチで守りが硬すぎる。
なんとかギリギリの試合を制して久しぶりに勝利を手にしました。
ここで無事勝者側でTop8を決め、明日の試合の初戦、Plup戦に向けて備えます。
最終日 シングルス Top8
Plup は最強のシーク＆フォックス使いで直近は0-3、0-3のストレート負け。
Wizzrobeに続き、私がもっとも苦手とする相手です。
Plup対策として対シークを練習してもほとんど通じないこと。
そもそものスマブラの基礎力が高いので彼とはちゃんとスマブラの基礎力でぶつからないと勝てない。個人的に一番強いと思ってるプレイヤーです。
さて結果は…
WSF vs Plup 〇××〇× 2-3
ん～惜しい！初めてGame5までもつれたものの、体力持たず。
この日は動きは悪くないのに、最後の最後で我慢ができずに自分から焦って攻めてしまうようなことが多かったように思います。
敗者側ではSFATを倒したSFOPというテキサスの地元プレイヤーと対戦。
ここはきれいに3－0で決めてTop4に入ります。
そして次に当たったのは皆さんおなじみHungryBox。
Hungry BoxはスマブラSPでも17位と大健闘。プリン一筋でいまだにトッププレイヤーとして走り続けています。内容はというと
LSF Hungry Box ××〇×
1-3で敗北、という結果でした。
前日に感じていた対プリンの対策不足がそのまま形として現れたこと、そして1ゲーム目の激闘を決めきれなかったことが敗因として出ました。
結果スマブラDXシングルス4位となります。
以前の自分であればいい結果といえたものの、第3シードをもらった今回の大会で上振れはできなかったなぁという印象です。
とはいえ、今まで全然勝てなかったWizzrobeを倒し、Plupといい内容の試合ができ、確実に一歩ずつ成長しています。
さて、その後はというとHungry BoxがPlupに負け、そしてGFでMang0がPlupと対戦し、接戦の末Mang0が優勝となりました。
今後の予定
大会後から木曜日まではそのままテキサスのNezの家に滞在しています。
地元のプレイヤーたちと対戦を積みながら次の大会、The Big House 10 に参加予定。なんと今週末に開かれます。参加者も1000人近くいたような…。色々対策しながら臨みます。
では！引き続きよろしく！
aMSa
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📕マガジン『カナダのワーホリで１年間スマブラ修行してくる旅行記 』過去の記事はこちら
https://note.com/amsayoshi/m/mc3aa7e55bb6f
🎮著者簡易プロフィール🎮
🎮出身・経歴
1991年10月27日生まれ。兵庫県の田舎育ち。
日本人初スマブラプロゲーマーのレッドブルプレイヤー。
東北大学理学部宇宙地球物理学科卒。
2001年に発売されたゲームキューブ版の『スマブラDX』にて18年以上赤いヨッシーを扱う選手として活動中。
2014年5月、日本人で最初のスマブラプロゲーマーになる。
2019年スマブラDX世界ランク7位になる。
2022年10月現在、VGBootCamp、Red Bull の2社にスポンサードを受ける。
Nintendo Switch版の『スマブラSP』では公式大会解説及び一部開発協力。
※詳細なプロフィール及びお仕事のご依頼はこちらをご参照ください。
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