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カリンバの旅 part2

正直にいうとハーピカも気になっている。
そりゃそうだ。もともと半音付きのライアーが気になっていたんだもん。

ハープの音が好きだけれど、どこぞのやんごとなきお嬢様じゃないんだから自宅にハープなんてことはあり得ないんだよね~。同じような理由でアルパもない。
ライアーは金属弦なので、ちょっと響きは違うけれど、弾いている人の手を見る限り弦の弾き方自体が違って、ハープみたいに弦を弾くというよりは撫でるように弾く。
だから、金属弦なのにソフトな感じの曲に使うことが多いみたい。
音自体はハープとハープシコードの中間くらい。

それで、おすすめに上がってきたのがハーピカ。
ハーピカの動画からカリンバに行っちゃったのは、前の記事で書いた通り。

何でハーピカに行かなかったかといえば、それも前の記事で書いたけれど、カリンバ弾きの人たちが鳴らすハーピカの音が大正琴みたいなキンキラした音だったからだ。
それに、カリンバに比べて価格が高い。
弦を張る関係で、ある程度の大きさが必要だ。

木材でも、楽器に使う木は硬さと音の伝導や反響が良いものでないといけない。それなりに本体の素材などで値段が上がってしまうので、パープルハートやローズウッドなどを使ったものは値段が高い。サイズが大きければ尚更だ。
ハーピカも、17弦のもので一番安いものでも国内では5000円台後半。31弦のものだと6000円を切るところが無い。(弦の値段は安いってことかな)
だから、2000円くらいから始められるカリンバに手を付けた。


画像はAmazonさんから拝借。(別にAmazonじゃなくても同じ画像があっちこっちで使われているんだけど~)
よく見るこれはHluruから出ている31弦のハーピカだ。今現在、10000円くらいで販売されている。更に言えば、商品代金の他に送料が2000円。
国内のショップで送料無料で7000円くらいで販売しているところもあるみたいだから、これに関しては国内で購入したほうが安そうだ。

面白いのは、17弦タイプのほうにはHluruのロゴまで入っているのに、商品名で表示されているブランドが、MIUNNGとかKwueiitとかRAGAMとかHoworrとか、とにかくバラバラなのだ。
勝手に名前を使えないから偽っているのか、あるいは販売店の住所が中国だから、本当に偽物という可能性もあるのかなと思うけれど、例えばRAGAMなんかは、こういった楽器を卸しているところみたいなんだよね。
Kwueiitっていうのも、Amazonのマーケットプレイスに中国から出品しているショップが、いろいろな雑貨をKwueiitブランドで出品しているから、中国の雑貨店の名前なんじゃないかなと思う。

って、話が逸れました。 
半音のついている31弦のハーピカは、大きさが縦25cm、幅は20cmくらいだというから、カリンバを2つ並べたくらいかな。一般的なライアーよりはずいぶん小さいため、音の大きさもそれなりだろうなとは想像ができる。
それでも、例えばキンキラ金属音では、また猫様が拒絶反応を起こして布団の間に潜り込んでしまうだろう・・・。

これ、拡大画像を見ないとわからないけど、下の方のピンから板に斜めに張ってある金色の弦がカリンバ配列の音で、上の品から下の孔に斜めに張ってあるのが#のキーの弦になる。つまり銀色の弦がピアノでいうと黒鍵になるわけだ。

まあ・・・金属弦なんだよね。何故かと言えばそれが耐久性が高くて伸びにくいから。だから大正琴みたいな音になるんだね。(まあ、弾き方もあると思うんだよ)

それで・・・( ̄ー ̄)ニヤリ

ハーピカはライアーハープと同じ弦を使うみたいなんだけど、この弦って何かギターの弦とすごく似ている。片側にボールチップがついているし、芯糸にぐるぐると金属の糸が巻いてある。
もしかするとアコギの弦を転用できるかもしれない。

アコギだって、弦を買えると音が変わるんだよねー。わたしは指がいたくて最初はExtraLightっていう細い弦を使っていた。そーすると、なんか「細いぃ~♪」みたいな音になってしまう。(わからんよねw)
なんか、線の細い音ってのは、こういう音なんだろうな~みたいな音。

まあ、あまり大きなドスーンって音も出せないし、なんたってミニギターを使っていたわけだから、それはそれでいいんだけど、もうちょっとソフトな音が欲しくなったわたしが使い始めたのは、Silk&Steeleという弦。ヤマハのコンパウンドを使っていたときもある。
これらは、ナイロンの芯糸に金属を巻いてある弦。
芯糸がやわらかいので、なんていうかガットギターにちょっと音が近くなる感じ。
(いや、でも、ガットギターとも音は違うんだよ?)

んと・・・ライアーとハープって弦が違うから音の響きが全然違うよね。
ハープはもともと絹糸やガット(羊や山羊の腸)を使っていた楽器で、現在はナイロンの芯糸に金属を巻いていると聞いたことがある。(あらSilk&Steeleじゃない?)
なので、もしかするとハーピカの弦をSilk&Steeleにすることで、柔らかな音にすることが出来るのかもしれない。そしてそれは、ライアーにも応用できそうだよねーw
ただそれは、テンションが違うからどうなんだろう。弦が切れちゃいそうな気もする。

ちょっとまた話は逸れるけど、皆さん多分、ナイロンが芯じゃ弱いんじゃない?って誤解しているひとが多いと思うのだけれど、実はナイロンって絹とほぼ構造が近くて、とても強い繊維なのだ。
今はいろんなナイロンがあるけれど、開発された当初からある66ナイロン。こいつはとても頑丈で、かつ、弾力もある繊維だったの。けどねー。絹の代用のナイロンが、あまり頑丈でも商売にならないじゃない?だから、ストッキングなんかはわざと切れやすいナイロンで、伝線しやすいように作ってあるだけなんだ。
だからナイロン芯の弦って案外丈夫なんだよねー。

「ハーピカ買ったら、最初から弦が2本も切れてましたー(泣)」
なんて話をよく聞くけれど、Nylon&Steeleにしたら、案外そういうのは減るかもしれない。(ただ、音が小さくなると思うよ)

多分だけれど、わたしがハーピカを入手したら、とりあえずカリンバの感覚で弾けるかどうかを試したのち、弦をすべて取っ替える魔改造から入りそうな気がする・・・。だから、最初は一番安いやつを買うことにしよう。 
ちょうどtemuで4000円台の価格で31弦のハーピカが出ている。限定セールみたいだけどどうしよう・・・。てか、3000円くらいで17弦もあるなぁ・・・(悪魔のささやき)

ところで、どうしてハーピカって名前なんだろう?海外のショップだとハーピカで検索しても結果が出てこないし、ThumbHarpとかThumbLyreで検索したほうが出てくる。
なんとなーく、鍵盤ハーモニカを「ピアニカ」と呼んでいたのと似た匂いがする。「ハーピカ」は日本人の命名なんじゃない?

誰か教えてっw

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