[嘘レビュー] IT-イット "なか"が見えたら、終わり-
あらすじ
ここはアローラ。守り神の怒りに触れ、廃墟となった建物に「それ」は現れるという…
ある日、子供たちは肝試しにその廃墟に訪れる。
恐る恐る廃墟を探索するが何も見つからず、肩透かしを食らった彼らは廃墟を後にしようとする。探索した証明に…と、一人の少年がカメラを奥へ向ける。そしてフラッシュが焚かれると、その少年は忽然と姿を消した。
少年が行方不明になったことは瞬く間に町の噂となった。廃墟に訪れる人が増え、比例するように行方不明者が増えてしまう。
行方不明者の共通点は「ピカチュウのモチーフを持っていること」だった…
レビュー
※このレビューにはネタバレを含みます※
実在するスーパーメガやす跡を舞台に繰り広げられるホラー映画。
ジュブナイル映画とも思えるような導入から一転、チャーリィの失踪から物語は奇怪でおどろおどろしい様相を呈す。
解決の糸口を見つけたと緩和した直後のジョーダンの「チャーリィはピカチュウなんてつけてなかった!」という叫びにも似た主張で事態は急転。そこからラストまで、息つく暇もない容赦のない恐怖が押し寄せてきます!
ぬいぐるみのような可愛い姿に隠れる狂気と混沌、最後まで明かされなかった「少年は何を見たのか」という謎が、鑑賞後にじわじわと後味の悪い恐怖として残っている。