見出し画像

初めての富山 2日で7軒限界突破の鮨記録

寿司好きなら寿司ランキング1位といわれる富山には行かねば、ということで行ってきました。初の富山。

感動あり驚きありの寿司旅、
忖度なしの感想をありのまま書いていく。


天気が悪くて観光はほぼしなかった


とにかく寿司だけを食べる2日間

有名寿司屋は予約しないと入れないので事前にリサーチして気になるお店を予約していった。富山ってなにが有名なのか、どの駅がメジャーなのか全くわからず、富山駅周辺だけで2日間いるのももったいないので、新幹線が止まるからという理由で1日目は高岡、2日目は富山駅周辺に行くことに。

予約の基準は
- 口コミの写真を見て美味しそうなお店
- 評価の低い口コミが酷くないお店

口コミはあくまで参考程度で。食べログ百名店もgoogleの星も、時にはミシュランでさえもあてにならないと思っているので、その辺りはあまり気にしない。

ちなみに私は生えびアレルギー
小さい頃甘えびの刺身が大好きだったのに、ある日から食べると唇がはれて喉が痒くなるように。。。
えびが美味しい北陸で生のえびが食べられないなんて悲しいけどこれが現実。

高岡 すし処 鳴海

新幹線で新高岡駅に向かい降り立ってすぐ、11:30開店と同時に予約しておいたこのお店。予約した後にミシュラン掲載店だと知った。

開店時他のお客さんもいたけど予約していなかったようで断られてた。
中は新しく綺麗な内装で、小上がり席に案内された。

頼んだのは富山湾寿司


綺麗に握られたお寿司は小さくきちんとまとまっていて美しい。

ぶり、ぶりとろ、たい、ます、さわら、ひらめ、太刀魚といった、地元で採れたお魚たち。

うん、美味しい。

特に感動したのがカワハギ。肝がのっていてとろける口当たり。今までカワハギってあんまり食べたことないけど、こんなに美味しいんだ。

追加でバイ貝、のどぐろ、トロも頼んでみた。
連れは白えびも頼んでて美味しそうだった。

ただ、総評としては、うーん小樽で食べたお寿司の方が美味しかったな?
ミシュランというほどの感動はなかったな、という印象でして。これは連れも同じ感想だったみたい。

のどぐろも金沢で食べたやつの方が旨味があって好きだな〜


すし食いねぇ! 高岡南店

富山は回転寿司でも美味しいということで、1軒目に満足できなかったのもあり、立ち寄ってみることに。

タッチパネルで注文して新幹線で運ばれるスタイル。

すでに結構食べてるので、トロ、中落ち、バイ貝、うなぎを注文。
バイ貝は店内の生すからとって捌いたものらしい。


一口食べて、うむ、納得、美味しい。
バイ貝もカウンター寿司に引けを取らない。
ただやっぱりシャリは板前さん(?)が握っているとは言えランクが下がる。
でも十分美味しい。
意外にも中落ちが美味しかった。

そしてやはりコスパがいい。
富山は回転寿司でも美味しい、というのは本当だった。

高岡 庄八

この季節に北陸に来たらやっぱりカニでしょってことで、新高岡駅付近でかにが食べられるお店を予約。

最初は「魚人」というお店を予約しようとしたものの予約が取れなかったので居酒屋の庄八さんへ。あらかじめカニを2杯予約してたけど、紅ズワイガニが不漁だったようで本ズワイガニに変更。時価でこの日は一杯3,900円という驚き価格。

富山の日本酒「羽根屋」でお通しをつまみつつ待っていたら豪快なかにが出てきた。

茹でたてのカニはみずみずしく、柔らかい。ジューシーで旨みが凝縮されている。大好きな蟹味噌は食べ応えがあって日本酒によく合う。
東京で食べる解凍されたカニとはやはり違う。それがこんな破格で食べられるなんて。
香箱ガニも頼んだ。プリプリの卵がたまらない。これも1,300円と安い。

毎年食べに来たいと思った。

居酒屋なので他にも刺身やら揚げ物やら色々あって、目の前で海鮮炭火焼きもしてくれる。

この季節おいしいブリ

この日は2軒目の寿司屋が待っていたのであまり注文しなかったが、次はゆっくり楽しみたい。


高岡 日の出寿司

商店街を突き抜けていくとひっそりと佇んでいるこのお店
陽気な大将と優しい女将さんが出迎えてくれる。
表には「予約のみ」の札があり、予約していてよかった。

豪快に1貫ずつ出される握りは鮮度抜群、ネタは厚みがありシャリとのバランスも良い。


スルメイカが「とろける」なんて思ってなかったから驚きだったけど、柔らかくてまろやかな口当たりでまさにとろけるのであった。
他にイシダイも気に入った。

白エビ、ガスエビ(がめエビ)


カジキの昆布締め

東京ではあまり食べられないカジキの昆布締めは身が引き締まり始めての味だった。

添え物としてガリだけではなくかんぴょう、ごぼうなど野菜の漬物を出してくれたが、そちらもとても美味しかった。
おまかせ握り3,300円に追加であれこれ頼んでも一人5,000円ほど。

寿司の美味しさはもちろん、あったかい空間が身にしみるいいお店だった。


富山 立ち喰い鮨 人人(じんじん)

寿司栄さんに開店と同時に行くとすでに15人待ちで、12:50ごろに来てくださいとのこと。美術館にも立ち寄ったが暇を潰しきれなくて、こちらのお店に立ち寄ることに。モダンで粋な空間の中で寿司を立ち食いする。

ミシュラン一つ星の「鮨人」の大将が開いたもう一つのお店とのこと。
寿司屋では珍しいなんともおしゃれな内装。

明らかに美味しそうなのでフルコースで食べたかったけど、2軒目があるのでとりあえずおすすめ3貫と白身3貫をオーダー


隣を見たら、常連らしきお客さんを前にイケイケな板前さんが熱心に接客をしながら握っているなと思ったら大将だったみたい。

見習いくんが接客をしてくれたけど、握るのは大将さんで、見事なお寿司が出てきた。

これは、女性はすごく気に入ると思う。
雰囲気がいいし、器もおしゃれ。見せ方が上手い。

おすすめメニューのカワハギの肝あえ手巻き寿司も食べてみた。
とろける肝が濃厚で美味しい。

ただ連れは接客に少々不満があったようで、見習いくんに伝えたオーダーが伝わっていなかったし、若く見えるせいか接客に差があったのも少し引っ掛かったようだ。

大将のエネルギッシュさ、商人気質が垣間見えるお店でもあった。


富山 寿司栄 総曲輪店

人人さんで結構飛ばしたけど、まだまだ食べれます。ということで寿司栄さんへ。

11:20に順番待ち予約をして、席についたのは13:10ごろ。
掛け声が元気なベテランそうな板前さんが握ってくれた。(鮨模様のマスクとハチマキがかわいかった)

豪快に出てきた美味しそうなお寿司。食べてみると、めちゃでかネタ!
これは食べ応えあるある!


カワハギ めちゃおいしい


ぶりとろで600円、あじとか白身系は300円、トロが1000円、この値段でこのボリュームはコスパいい。人気な理由がわかる。


連れが美味しいと言っていた白エビ


有名なのか女子旅で来てる子たちも多かった。
これは富山に来た甲斐があった、と思えるお店。
東京じゃこういう豪快なお寿司はなかなか食べれない。


ほんとおいしかったネギトロ


富山 銀八鮨

はい、今旅No.1お寿司やさんはこちら。
新幹線に余裕を持って開店の17:00に予約。富山駅からだと結構歩くからタクシーをおすすめする。

住宅街にひっそりと佇むお店の中に一歩踏み入れると、上品な空間。
カウンターは水が流れていて、新鮮な魚が綺麗にディスプレイされている。

寿司はどれも間違いなく美味しい。とんでもなくみずみずしくて新鮮。

一日食べまくって流石にキャパに余裕もないのでシャリ少なめでお願いしたが、とても綺麗にまとまっていた。

いくらやウニは溢れんばかりにのっていて大満足。
特に感動したのはトロで、芸術的なサシと脂の甘みがたまらない。


バイ貝の串焼きは香ばしく歯応えがあり、白子酢はピュアで新鮮そのもの、白子が苦手な人も絶対美味しいって言うと思う。

バイ貝の串焼き

寿司の値段は書いてないので時価なのでしょう、2人で10貫ずつくらい食べて、日本酒1合、白子とバイ貝食べて16,000円。
この辺の他のお店よりは高めだけどそれ分の価値があるお味。


総評


富山駅周辺の方が観光地な分お店が競合しているからか、富山と高岡で差を感じた。
しかしそれぞれの良さがあって、1泊2日で2拠点を回れたのは良かったと思う。
富山周辺の方がお店は洗練されているけど、高岡周辺はコスパ良く地元価格で地物を楽しめる。穴場な店を探せるのも醍醐味かもしれない。

年1でこの季節にまた来たいと思った。

今旅TOP3
1. 銀八鮨
2.立ち喰い鮨 人人
3.寿司栄 総曲輪店




いいなと思ったら応援しよう!