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千葉市稲毛区・どんな状況でも夢を育てて咲かせるひと、古橋路子(m silver)さん

今回の取材先は、稲毛駅のすぐ近くにある“m silver”。シルバーアクセサリー作家・古橋路子さんのアトリエです。

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アンティークのインテリア、お花がお好きだという古橋さん。元々はリースを作られていたそうです。アトリエにうっとり見惚れていると机の上によく見慣れた小さな花を発見!

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ヘラオオバコではないですか!道端によく咲いていて、自転車で踏みつけられたりしている草花。私たちアンプリファイド編集部は、千葉市を流れる都川の美化ボランティアをしており、春にはこの草花をずいぶんと刈り取る作業をしていたのです。よく見るとすごく可愛らしいのですよね。ヘラオオバコを飾るセンス、更にはアクセサリーのモチーフにされるというのは相当なお花好き、というか美しいものをキャッチするアンテナがしっかりされているのだと、古橋さんへの興味が深まるばかり。質問責めにしてしまいました…!まずはアクセサリーを作り始めた頃のこと。

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シルバーアクセサリーを作りたい!と思ったのは、一番上のお子さんが中学生だった頃だそうです。お子さんは全員で3人、中には受験を控えた子も。そんな中、アクセサリーを作るための教室に通って良いものか…悩みながらも、作家への道と子育てを両立させ始めた古橋さんでしたが教室のカリキュラムで技術を、日常からセンスを磨き、オリジナルのデザインを続々と完成。女性は強し。

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こちらはなんと、植物そのものに純銀粘土を塗り、乾かしを繰り返して形を写し取ったもの。成型後に電気炉に入れて焼成することを考えると手間がかかるでしょう。美しくディスプレイされた作品たちからも、手作りへの愛情が伝わってきます。

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さて、古橋さんが稲毛にアトリエを作られたのは制作のためでもあり、教室を持つためでもあったそうです。

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講師として色々な場所で教室を開講されていた古橋さんですが、2020年の1月に今の場所を契約、拠点を作られました。生徒さんの負担にならぬよう、駅から5分以内の所でと探して見つかった良い場所でしたが、それはまさにコロナ禍が始まった時期でのこと…。

せっかく完成したアトリエなのに、教室を開講できない。そんな辛い時期もあったそうですが、机同士を離したり受講人数を減らしたり(一回あたりの)工夫をして乗り越えてこられたそう。

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集まってくださる生徒さんたちの事を考えて、わざわざ取り寄せているという薬膳とハーブのブレンドティーからも伝わる“生徒さんへの愛情”。遠くは茅ヶ崎から通われる方もいらっしゃるという事も頷けます。

と、どんな状況でも夢を育て続ける古橋さん。これからもたくさんの作品を作り続け、作る楽しさを教えてくれるでしょう。

(取材・文 すわさをり 小作麻里子)

古橋路子さんのアトリエ m silver  https://msilver.jp/

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