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恋愛してない人≒不幸?
[恋せぬふたり]を読んで、まとめ&感想
こんな人におススメ
・LGBTQ2+に興味がある人
・恋愛小説に若干胸焼けしてる人
・新しい生き方を模索してる人
・結婚をゴールにしてない人
3分で読めるまとめというよりあらすじ
高橋一生、岸井ゆきの主演のNHKの同名ドラマを書き起こし小説にしたもの。自身の恋愛指向を自認している高橋羽、一方で居心地の悪さを感じながらそれが何かまだわかっていない兒玉咲子、恋愛感情が湧かない二人がふとしたことで急遽同居することに。お互いの共通点は同じアロマアセクシュアルという恋愛指向だけで、性格も生活スタイルも違う二人、初対面も同然な二人の生活はもちろんうまくいかない。
咲子はと羽と同居していることが家族にバレ、二人で家族と食事をすることに。最初は恋人同士のふりをしているけれど、両親からの結婚への期待やすでに結婚して子供のいる妹夫婦からの冷やかしに本当のことを打ち明ける咲子。家族の理解は得られるのか?これから羽との共同生活はどうなるのか?
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本の感想(ネタバレ注意)
元々がドラマを小説に書き起こしたということもあって正直あまり期待してなかったんですが、面白かったです。扱っている題材的にすこし重くなりそうかな?と思ったんやけど、テンポがよく常に何かが起こりドンドン進んでいく感じはドラマが原作なだけあるなと感じたところでした。
アロマアセクシュアルという恋愛指向をメインテーマとしてとりあつかっているのですが、男性視点、女性視点、自認している視点、自認していない人が自認するまでの工程が描かれていて、家族、友人、職場などさまざまな環境についての描写もあってアロマアセクシュアルについて知識が無い人も理解をしながら読めるところが個人的にはよかったなと思いました。
加えて、アウティングについて触れられているのも個人的に勉強になりました。アウティングというのはその人の許可なく第三者(知人、友人、家族)に対して人の恋愛指向をバラすことです。LGBTQという言葉は浸透してきていてなんとなく知っている人も多いと思いますが、アウティングはまだまだ知らない人も多いので、ドラマや小説を通して具体的なシーンを通して理解が広がっていってほしいですね。
小説でもかなり面白かったのでドラマ版も見てみたい、というか高橋一生さん演じる高橋羽がめちゃめちゃハマり役やと思う!見てないけど!
今は残念ながらUnlimitedの無料本になっていないみたいなのですが、ドラマ化した小説や話題の本は無料本になる率が高いので今のうちにKindleUnlimitedに登録するもおすすめです。
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