Xデザイン学校#5 9/14

顧客の評価とは何か

今回の講義でとてもショックだったのは、世の中には褒められるけれど
金にはならない仕事があるということ。
ビジネスを考える時には、顧客が欲しているものニーズがあるものを考えるが、
それは顧客に「すごいね。ありがとう。」と言ってもらうことではなく、
金を払ってでも欲しい、もしくは払わざるを得ないと思うわせることなのだと。
往々にして、顧客はやりたいこと(これが実現したらすごい)ではなく、
やりたくはないがやらざるを得ないこと(やってないことがバレたら世間から
たたかれる)を優先する。そういうことなのだと思う。
それはビジネスとしての価値であって、その行為やその裏にある思想が
間違っているということではないのかもしれないが、
儲からないのにやめられない仕事は世の中にたくさんある気がする。
自分自身についても、自分の仕事に対して顧客が提示する金額が少ないのは
長年無駄な顧客満足度を求めてきた報いなのだと思う。

一方で、それ単体では儲かっていないとしても
それが収益モデルと分断されていることで起きていることで、
うまく組み合わせたりデータが結びついたりすることで、
儲かる仕組みに組み直せる可能性もあるのではないかと思った。
自分の所属する組織を念頭に置いて考えると、
社内全員の顔や名前がぎりぎりわかるくらいの規模感だが
それでも会社全体の事業のアセットやつながりがわかっている人は
そう多くない気がする。
ぼんやりと「うちの会社らしさ」は共有されているが、
自分も含めて「会社のパーパスがこうだからこうする」という判断がされている場面に出くわしたことがない。
何年もバラバラに走り続けた会社のアセットを洗い出して、
それをつなぎ直す作業には膨大な時間と労力がかかるだろうが、
それを地道にちゃんとできるかどうかが会社としても個人としても
生き残るかどうかの分かれ目なのかもしれないと思った。
諦めずに粘り強く自分の仕事をつなぎ直す作業をするために、
いろいろな人と話すことから始めてみたい。

グループワーク

以前いただいた資料を見なおしたり関連するサービスを調べたり
思考のための作業をしたつもりではあったが、
このモデルで行こうと決まったときに自分の中で安心してしまった感覚がある。
データ、事業の流れなどの整合性を整えよういう意識が高まり
企業としてなぜそれをするのかやPDUを問い直すタイミングがなかったかもしれないと今なら思う。
型に忠実にというのを肝に銘じて、
課題企業のアセットをしっかり棚卸しするところから
振り返っていきたいと思う。

ユーザーインタビューで余計なことを聞きがちというのは
まさに自分のことだと思った。
プレファレンスを聴こうと思ってした質問からどこまでも脱線してしまう。
聞かないといけないことを淡々と聞くのもナラティブにならないし、
インタビュイーの話したいことと自分の興味とがごちゃごちゃになりがちだった。
インタビューの準備が足りていないということだと思うので、
インタビューの目的と質問をひも付けて聴き方のバリエーションを想定して
自分の個人的な興味を封じ込めたい。

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