昔会社役員だった時は


外車かレクサスにしかのっていなくて

、まあ、せめて普通車以上しかのっていなくて、


軽自動車の売れ残りのような色を見るたびに

「よくあんなダサイ車に乗っていられるなぁ。」

「あれって女だからか」

などと馬鹿にしていた。


心の中でだけど、。


それから旦那さんと離婚して、


会社にもいられなくなって、

貧乏になって、、、、

車も全部なくなって、、、、


仕方なく中古車屋に行って


「車を買いたいんです」


って言うと、「車にかかる費用がいくらかわかってるんですか?」



と販売店の事務員の人に言われて売ってもらえる気配すらなかった。


こんなおばちゃんが1人で車買いに来てもまともに説明すらしてもらえないらしい。


とてもかわいそうなありさまである。


昔はディーラーが高級車のパンフレットを持って家にやってきていたと言うのに、

今車屋に行ってもパンフレットすら見せてもらえないらしい。


やっと手に入れた。中古車は300,000のスズキのアルトだった。


ボロボロでちっちゃくて塗装ははげて情けない有様だった。


「こんなダサイ車に誰が乗るんだろう」


と私が笑っていた車だった。


しかし、実際に乗ってみると、なんと走り心地の良いことだろう。

ちょっとした回転や駐車をするときにもかなり楽である。

買い物したら意外に荷物もたくさん入るし、

私はこんな車に乗るなんて

貧しくてかわいそうな女だと


自分を笑っていたが、


実はそんなボロボロの車に乗っている女たちの方が


自由に楽に生きてて良いんじゃ無いだろうか?


ふとそんなことに気づいてしまった。


乗る車も乗る男も


メーカーや値段じゃないんだろう!!

なんて偉そうなことをつぶやきたくなる低能な猿。

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