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デラックス2024名古屋及び10月麒麟杯でルアードを使用した理由について。
記事を書くのは初めてなので、拙い文章や構成をお許し下さい。
桃と申します。ヴァンガードでの実績は全国1回と柵越えが3回、サイドイベントにはなりますがクラン撃墜王が2回です。
早速ですが、ヴァンガードDELUXE2024にて使った覚醒を待つ竜 ルアードを使用したデッキについて解説していきます。
※カード間の相性がかなり良く名称が頻出しますので、1度登場したカードの以下の名称は省略します。
①何故今ルアードなのか
最新弾である天智革命とコラボパックの登場で、環境は高速〜中速に変化しています。特に、序盤中盤後半隙がないレザエルと点止めにより強引に土俵をこちらの得意なレンジに持ち込めるレヴィドラス、超圧縮からの毎ターン安定した5回攻撃を行えるラブが環境の中心になっていました。
これらのデッキに低速が勝つのは難しく、本来であればそこに有利を取りやすいルアードは決して立ち位置のいいデッキではありません。またルアードの大きな勝ちパターンである覚醒せし竜皇 ルアード(以下 竜皇)の連打で点止め気味にワンショットを狙う方法も、環境に豊富なカウンターチャージ手段で効きずらく(例 エーリアル・セージやディスコ ラブ等)また、圧縮する能力も高いデッキが多くドライブやドローでトリガーを引き込みやすくなっているため、竜皇を実数値or低点数でのノーガード→実数値→四精織り成す清浄の盾で3回止められてしまうゲームも少なくありません。
更にはカウンターチャージ要因が基本アビサル・オウルしかないのにも関わらず、天空を舞う竜 ルアード(以下天空)を使用し、モルフェッサを出す場合超越ボーナス含めてカウンターブラストを3つも使用しなくては行けないためコストを使い切ってフルパワーで攻撃するのも注意が必要で、高速デッキへの切り返しには不十分です。
総じて低速デッキが流行ってない今、ルアードを意図的に選択する理由はない。という結論になります。
そこが、むしろルアードを使用する理由になりました。
ルアードというデッキ自体がコストを払わない超越とCB1で展開をほぼ終わらせ、その後手札から出すカードはアドを取る効果ばかりでほとんど消費せずに毎ターン中〜高打点での攻撃を可能にしています。ペルソナライドも必要とせず、多くのデッキが陥る「なんとか手札を全て使って耐えたけど次のターン何も出来ない」といった実質負けの状況からでもある程度出力を出せるので、他のデッキより+1ターン分生存能力があると言っても差し支えないです。それに加えて翻然の騎士影潜者 デイラや聖堂満たす慈愛の賛歌で守護者を容易にサーチする事も可能で、前述の生存能力と合わさることによって相手の攻撃を耐え抜き本来存在しないターンを作ることが出来る点は非常に強力です。
超越に関しても天空と竜皇の2択を相手にどちらも対策させつつ通りがいい方を選択する事が出来、天空相手だと竜皇の時に四精織り成す清浄の盾や超トリガーを残さないといけない都合上相手の守護者が1枚使用不可になりますし、竜皇の場合はそもそもシールド値や清浄の盾が無ければクリティカル2の4ドライブをノーガードしなければなりません。それぞれ対策が必須な上、対処法が別で相手に数値以上の要求値を出させることが可能です。
クレストの性質上、ゲームを伸ばすことさえ出来れば勝てるデッキがゲームを伸ばす事に特化している。フィニッシュ手段も豊富で、上手く決まれば不利な状況からでも強引に勝ちを狙えに行ける。環境を度外視すればこれ程強力なデッキはそうそうありません。更には環境についていけず使用者が減り、選抜も狙えるようになった点はトリオファイトではメリットでしかありません。
後は竜皇を何度も止められてしまったり、早い攻撃回数に耐えられない状況自体をどうにかしてしまえばいい訳です。
解決する為のカードを探し調整した結果、大会PRパックで追加された竜へと至る旅路。それと夜天凶襲収録の廻風の魔法 パリリスがその役割を担うこととなりました。
竜へと至る旅路は実質的なカウンターチャージをした上で火力増強が可能で、今まで点数と打点両方で1歩足りない状態を改善することが出来るカードでした。
廻風の魔法 パリリスはルアードの超越ボーナスで確定でコールすることが可能で、攻撃回数の多いデッキ相手への牽制手段として以前から非常に強力でした。レザエル、ラブ、レヴィドラス等様々なデッキの攻撃回数を削ることが出来るので、キルターンまで生存することが概ね可能になりました。此方に関しては後述しますが様々なシチュエーションで活躍します。
②デッキレシピ
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