赤い名刺を持つ女性
先日、とある施設へ訪問した時のこと。そこはまるでおとぎ話の中の建物のような(もしくはドラクエ)アンティークな結婚式場でした。
こんな場所で結婚式ができたら最高だろうなぁ。。もう30年過去ならば。
建物内へ案内され、少し待たされたのち、面談相手の女性が急ぎ足で現れました。
圧倒の登場に押され気味のオバ。
腰かけていた椅子の背をひきながら、負けずに素早く立ちあがろうとしました。しかし木製の椅子と石造りの床の相性が悪い!すっといかない!!
登場からして忙しそうな方です。だからすぐに私たちのために割いていただいたお礼を述べようとしたんです。なのに椅子のやろうが!焦る。負ける!
素早い動きの彼女に名刺を差し出され「マネージャーの●●です!」と先手を打たれてしまいました。
そして椅子を引ききれず、膝が曲がったままの不格好な挨拶の私。
彼女の名刺は鮮やかな赤い色でした。
色は人を作る。
しばらくお仕事の話をし、良い方向に進んだところでひと段落。差し出されたアイスティーを飲みながら、
「それにしても赤一色のお名刺、ステキですね」
赤ベタに白抜き文字。潔い。気になったのでそう告げてみました。
「そうなんですよ!勝手に作られたんです(笑)!私だけは赤なんですよ~(笑)!!!」
どうやら彼女のイメージで作られた名刺のようです。そしてデザインは変わっても赤色は引き継がれていったようです。
そし彼女の趣味趣向の話に流れていきました。
ジビエが好き。なんなら猟銃の免許を取りたいと思ったほどだそう。
「でもお金がかかるじゃないですかぁ(笑)!」
だから食べる専門にされたそうです。
ビジュアル / 小柄でスレンダー、身に合った細身のパンツスーツ、軽やかな髪の色
動き / 機敏、早口、即断・即決、目を見て話す
好み / 肉(ジビエ)
赤のイメージ。行動的で熱意あふれる。血沸き肉躍る。
彼女のイメージそのものです。
望み望まれる人格。色の効果。
人格というと大げさ?人柄、くらいかも。
その人のイメージを色で表すとまさに赤そのものです。
ものの30分ほどしか彼女を見ていない私たちがそう思うので、一緒に働いている仲間からはもっともっと赤のキャラと認識されているのでしょう。
そうあってほしいと思う希望なのかもしれない。
赤い色で自己紹介する。名刺を作った人は彼女にそういうリーダーであってほしいと思ったのかもしれない。
彼女自身も、自信をもって仕事に臨むなら赤い色は正しいと思っているかも。無自覚でも。
もともと色の効果について興味があって、身に着けるものや持ち物を選ぶときにかなり参考にします。
自分の客観的なイメージづくりや心の内側に与える効果、料理の見せ方とか。色は有能でおしゃべりですね。
↓ いつも参考にさせていただいています!
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色の印象そのものの人に会ったことが心に残ったので、noteに書き留めてみました。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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