実は意外と忙しい?実家暮らしニートの1週間
(この記事はとあるニー株関係者の体験談を元に編集しています。)
「ニート」と聞くと、一日中布団の中でゴロゴロしている、そんなイメージを持つ人が多いだろう。確かに私も、外見上はそう見えるかもしれない。しかし、私の1週間は、決して暇で退屈なものではない。
スペック:33歳無職、たまにタイミーでアルバイト。実家の自室暮らし。家賃は払わない主義。食費や光熱費を気が向いた時だけ2~3万円程度払う。
月曜日:計画を立てる日
週の始まりは、今後の1週間をどう過ごすか、綿密な計画を立てることから始まる。今日一日は、新しいオンラインゲームの攻略法を徹底的に調べたり、気になっていたアニメの最新話を見たりと、情報収集に費やすことが多い。アニメや漫画の配信日はチェックしてしすぎることはない。
またハローワークやJOBカフェに行く名目で親から交通費を多めに貰う。実際は少し自分用にためておく。
火曜日:スキルアップの日
今日は、将来のために役立つスキルを身につける日だ。プログラミングの勉強を始めたり、投資の知識を深めたりと、自己成長に繋がる活動に取り組む。もちろん、気分転換に動画編集ソフトで面白い動画を作ってみたりすることもある。投資が成功して何もしないでお金が入る、不労所得生活に期待している。
水曜日:創作活動の日
何か新しいものを生み出すことに情熱を燃やしている。小説を書いたり、絵を描いたり、音楽を作ったりと、表現活動に没頭する。思いついたアイデアを形にするのは、とても楽しい。
親の代わりに買い物や用事も引き受ける。そのとき交通費や買い物代金を多めに貰い、差額はキープしておく。
木曜日:情報収集の日
世の中の動向を把握するために、様々な情報源に目を通す。ニュースサイトをチェックしたり、SNSで気になる話題を追いかけたり、興味のある分野のブログを読んだりする。なお、TVはみない。YouTubeは見る。
金曜日:友人との交流の日
オンラインゲームで友人と長時間プレイしたり、ビデオ通話で近況を報告し合ったりする。現実世界での人間関係は苦手だが、ネット上では気の合う仲間と自由に交流できる。人との会話は重要かもしれない。
土曜日:家事の日
一見、何もしない一日に見えるかもしれないが、実はそうでもない。自分の部屋の掃除をしたり、洗濯物をたたんだり、料理を作ったりと、家事をこなすのに意外と時間がかかる。わざと忙しそうにするのもポイントだ。油断すると母親から「お前は暇でいいね」という嫌味が来る。
日曜日:親との衝突の日
日曜日は、同居の両親と顔を合わせやすい日だ。特に母親とは、いつも何かしら言い争いになる。例えば、「また一日中部屋に閉じこもって、何をしているの?」「いつになったら仕事を見つけるつもりなの?」といった、定番の嫌味を言われる。
「どうしてあなたは、いつもだらけているの?」
「他の人と同じようにできないの?育て方間違えたわ」
そんな母親の言葉に、私はいつも反論する。
「私はだらけているわけじゃない。自分の価値観で生きているだけだ。」
もちろん、このやり取りはいつも平行線をたどる。
悲しさと怒りの混じった暗い気持ちが巻き起こる。
このように、私の1週間は、外見からは想像もできないほど多忙だ。もちろん、毎日が楽しいとは限らない。孤独感に襲われることもあるし、将来に対する不安に苛まれることもある。
親の愛情を感じず恨むこともある。それでも、私は自分の価値観で生きていく。そうやって生きていくしか方法が無いように思える。