自己紹介&私が今やりたいことを見つけた方法
私は今月からプロコーチになることを目指し、コーチングスクールに入ります。社会人になってから10年間環境を変えることができませんでした。これまで1歩踏み出せなかった私が、2年前に転職し、さらに自分探しをする中で出会ったコーチングについて、自己紹介も兼ねてお話しします。
同じような境遇、気持ちの人の背中を少しでも後押しできたら、と言う想いで書かせていただきます。
最後までお読みいただけると大変嬉しいです。
新卒入社した会社を選んだ理由
私は大阪府出身の36歳、妻と2ヶ月になる息子と3人暮らし。学生時代はあまり努力をしてこなかったのもあり、公立高校の受験に失敗。両親には苦労をかけたが、私立高校に入学させてもらった。必死に勉強したがこれといって学びたい学問もなく、理系科目が得意だった、兄弟がいるという理由だけで大学を決めた。
就職活動を始めたころも特にやりたいことはなかった。自己分析、企業研究も周りが始めたから。でも、就職セミナーなど何度も足を運び、やりたいことを見つけようとした。絞り出し、たどり着いたのは、
技術的なことも学べ、営業のように人と会話できる仕事
これをキーワードに就職活動を進め3社内定をもらった。ただ結局・・・
友達が同じ業界にいる。
幅広い事業を展開してる。
大学からの推薦がある。
こんな理由で推薦された会社を選択。
ここから僕の社会人人生が始まった。
漠然とした不安の始まり
中堅になったころ、このままでいいのかなと、漠然とした不安に襲われた。
先輩や上司との関係も良かったし、お給料ももらえてるし、正直不満はなかったけど、たぶんずっと同じ部署、同じ領域の仕事をしてたから。
環境を変えたい思いもあった。
毎年実施される異動希望調査で”4”(今すぐ異動したい)を出すこともできた。けど、
評価が下がり査定に響くと言われた。
環境が変わることの不安があった。
「何で異動?」と聞かれた時に明確な答えがなかった。
自分にウソをついて毎回”1”(現状に満足)を出していた。
初めての異動
8年目になり初めて異動の辞令が出た。
企画部に行ってください。と。
これまでシステム開発部門でお客さんとの窓口になるようなポジションにはいたけど・・・できるかな・・・?
でもやるしかない。
これまでの部署では成り行きに任せて特に自己研鑽もしてこなかった。
周りに追いつくために、ようやくビジネス書や自己研鑽を始めた。
できなかったことができるようになる実感があり、何とか業務も前に進んだ。
そんなとき、部会で東京にいる同期が発表。内容はプロジェクトマネジメントの資格PMPの紹介。資格を取得したから内容を部員に共有することになったらしい。発表を聞くとスライドもよくできているし、特に200hの学習時間には当時驚いた。
え、そんな勉強してんの!?
自分はこのままでいいのか・・・
負けたくない・・・
そんな感情があった。それから間も無く、こちらから言ったわけでもないのに部長からPMPの研修受けてみる?と。資格取得のためには必須の研修だったし、マネジメントを体系的に学びたかった、何より負けたくなかった。
受けます!
と迷わず即答してた。
負けたくない一心で、研修と並行して通勤時間中にスマホで問題を解いた。600ページの参考書を何周もした。オンライン講義を2つ受講した。結果、試験までには同じ200h以上は勉強してた。1度不合格にはなったけど、2回目で無事合格。この時から何かが変わった気がした。
自己研鑽すれば環境にも適応できる。
努力すれば合格できる。
環境を変えてみる行動をしてみよう。
そう思うようになった。
転職するも何か違う
環境を変える行動をとり始めてから転職するまで時間はかからなかった。
以前から興味があったIT業界に転職した。
退職前も「よく行動したねー!」「すごいわー!」と言われ、自分自身も転職するなんて考えもしていなかったから、何か優越感もあり有頂天になっていた。
いざ働き始めると、それなりに目の前の仕事をこなしていたけど、ついていけない部分が多く、前の職場と同じような関係性を作れない…。全然自分のやりたいことを見つけられてなかった。モヤモヤした毎日を過ごしている中でまた改めて自己分析をし始めた。
自己分析する中での気づき
よくある問いかけ。
尊敬する人は誰ですか?
私は父と答える。父はラグビーコーチをしている。その関係で、私は小学生の6年間ラグビーの指導を受ける中で、人とのつながり、礼儀を教わった。
印象的なエピソードがある。
2019年ラグビーW杯。父は自ら履歴書を書き、運営のボランティアに参加。ラグビーの聖地、花園ラグビー場で案内スタッフとして働いていた。父から観戦チケットを譲り受け1人観戦に行った。そこでこそっと父の働きぶりを見た。足が不自由な車椅子の方を満面の笑みで誘導してた。父の息子で良かったと思ったと同時に、こんな風に誰かの助けになりたいと思った。
コーチングとの出会い
「ラグビーコーチ」という単語から連想して「コーチング」の存在を知った。
コーチングもクライアントの目標達成や価値観の明確化など、誰かを手助けする仕事なんだ。そんな思いからまずは体験コーチングを受けてみることにした。
体験してみて、すごく気持ちが高ぶりイキイキしている自分がいた。妻からも「転職活動のオンライン面接終わった後はめちゃくちゃイキイキしてたよね!」と。
そうだ!職場は在宅中心でほぼ誰とも会わない。オンライン会議はみんなビデオオフで音声だけ、お客さんとも直接会ったことが無く音声だけ。この環境が不満なんだ。
そこからさらに自己分析を深め、自分は人と直接、あるいはオンラインでも顔を突き合わせ、ありのまま会話すること、自分を曝け出すこと、そういう場を作り出すことが好きなんだと感じた。
すぐにコーチングスクールに申し込んだ。
受講前だけど練習相手してくれる人を早速探した。
今はこれから出会う人と自分を曝け出して会話できるんじゃないかとワクワクしてる。
最後に
最近知り合ったコーチの記事で共感した内容があります。
それは人生の目的を見つける3つのポイント。
問い続ける。
行動し続ける。
仲間を見つける。
今、私は自分のMISSION(存在意義)を定義するために、毎日1時間、頭に浮かんだ言葉をノートに書き出しています。
これかもと思ったコーチングを学ぼうと、スクールに入りました。
スクールのコミュニティで自分から練習相手を見つけて仲間を作ろうとしています。
もしかすると、このコーチングの環境も自分が本当にやりたいことじゃないかもしれない。でも今やってることは間違ってない。知り合った仲間との会話の中で新しい道が見えてくるかもしれない。
やりたいことが無く、このままでいいのかなと思っている人が多くいると思います。私もそうでした。それでも良い。ただ、自分は何がしたいのか問い続けて、これかなと思うことをやってみる。違うかったらまた問うてやってみる。その過程で仲間を見つける。この繰り返しでいつか本当の自分の居場所が見つかると思って今行動しています。
自己紹介も兼ねて、思いを吐き出しながらこの記事を書きました。
最後までお読みいただきありがとうございました!