博多に行ってみる①
どうして博多か?
前年、博多へライブに行く長女に同行した。就職先が決まり、春になれば東京へ行ってしまう彼女と旅行するチャンスはもうないかと思い、「博多行くけど、一緒に行く?」のお誘いに乗った。
新幹線を降りて、彼女はライブへ、私は天神のホテルへ。天神ビッグバンとやらで、どんどん新しく街が変わっていく最中だった。
翌日は、キャナルシティで買い物をし、ラーメンを食べ、ミッションインポッシブルの最新作を観て、帰路に着いた。
移動が少ないのは、私の足が悲鳴を上げていたせいだ。1人で博多や天神の地下街をぐるぐる歩き回り、限界が来た。履いてきたサンダルのせいだろうと、翌朝はまず靴店に向かった。が、思うようなものに出会えず、結局痛む足を引きずるようにして、1日を過ごすことになった。
今度は、元気に歩き回りたい。
そう思ったのが、ひとつ。
もうひとつは、偶然見つけてしまったアレ。明太フランスパンを食べてみたくなったのだ。たまたま目にしたTV番組で、明太子の本場福岡では、明太フランスパンにもたっぷりの明太子が使われ、他府県のそれとは全く別のものだと紹介されていた。単純に、どうしても食べてみたくなったのだ。人様には下らなくとも、私には十分に重い腰を上げる理由になった。山陽新幹線なら我が家からのアクセスもよく、割引切符も販売されている。使わない手はない。
そうだ、博多へ行こう!