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笑って泣く、寂しくて。

一つの節目である、5/20。
この日をもって、5人の姿の更新を終える。

前日のMステ。
いつも通り、順番決めでいちいち揉めて、小学生男子のような盛り上がり方をする5人。
しんみりさのかけらもなくて嬉しい。

放送中、ずーっと5人が横並びで
色んな思い出をおすそ分けしてくれて
仲良しな「現在」も見せてくれた。

シンデレラガールはフル披露。
岩橋さんのパートである、2番の出だしを歌うWゆうたを見ると何度でも涙腺が壊れる。2番のメロディや振りは本当に美しく、少し不安に駆られる心情を書いた歌詞もいい。

そして初披露だった、Beautiful Flower。
ソロパートや掛け合いが多く、難しい曲。
圧巻だった、本当にすごくよかった。
「この人たち、ここまで歌えるんだ」
これまでも、KPQPでも、彼等の歌唱力を見てきたはずなのに、懲りずにそう思った。
Wゆうたの支え方が素晴らしかったし、笑顔で歌う永瀬さんが、きしれんタイムが嬉しかった。出だしは緊張していた髙橋さんが、徐々に楽しんで歌えていたのも良かった。平野さんの手の震えは不安になったけれど、声は優しく、改めて凄みを感じた。

先月の放送もだけれど、本当にたくさんの時間をキンプリに費やしてくれて、コーラスの方や観覧の方の配置にも恐らく気を遣って頂いて、流れるCMもキンプリばかりで、「5人だけの姿」がたくさん見られることに感謝しかない時間だった。ここまで大事に扱ってもらえる彼らは、本当にすごいなって思った。

そして、当日。
朝から見られる髙橋さん。
ふわふわしながら、ふわふわした事言ってて、綿菓子みたいだった。卵焼き美味しそうだったな。
青空レストラン。
豆腐を食べて美味しがる可愛い神宮寺さん。
穏やかな空気でこちらもふわふわしてて、不意に見せる表情が美しくて「うわ」ってなった。キンプリって一人だとみんなふわふわしてるよな。5人でいる時はわふわふしてて犬みたいなのに。
続けて、みんなの動物園で「ワンちゃんを応援してるのか岸くんを応援してるのかわからない」と、スタジオを保護者気分にさせる岸さん。成長してて褒められる岸さん。なにこの番組。やっぱ犬なのかな彼等。

そして流れるように始まった、
King&Princeる。ゴールデンSP。

三つ星ロブションでの当たり前レストラン。
いつもよりうんと優しい難易度で、食事を楽しむメンバーとザキヤマさん。そしてゲストの満島さん。
岸さんのけん玉、「岸さん」だったなあ。
「オッシーニ」と岸さんにイジられて、嬉しそうな永瀬さんで笑った。満島さんが終始穏やかで楽しそうで、姉弟揃って優しいなと思う。

メンバー5人旅はもうFC動画だった。
スタジオに若槻さんいたの、嬉しかった。
5人でケラケラしてて、スタジオも笑顔に溢れてて。
キンプリの空気感って本当に不思議で、巻き込まれるというか見てると笑っちゃうんだよな。

「(サウナだと)熱い話しない?」
「暑いしね」

これで笑えるの、本当に不思議。
「毛虫だ!」で騒ぎ始めるとこも、カットされないのすごい。虫にはしゃぐ成人5人。それを見つめる大人たち。変なの。
滝を見つけて「滝じゃん!」と3人連続で発するキンプリ。きちんと律儀にテロップ付けするスタッフ。なにそれ。
でも、その空気感こそ、キンプる。

手作りサウナや滝での水遊び。
本当に楽しそうで笑った。
永瀬さんの「馬鹿野郎!」好きなんだよな。
水中相撲もやってることアホみたいなのに、サンセットと相まって光景がドラマチックなの。
平野さんの圧倒的王者感たるや、髙橋さん瞬殺して土俵にあぐらかいてる姿すごかった。海の番人かと思ったよね。あれは倒せん。
神宮寺さんも大声で岸さんマーキングの件、むしかえすの笑った。
本当におバカで可愛い人たち。
ピザ作りも元気で楽しそうで、でももうこんな楽しそうに料理する5人見られないんだなあって、少ししんみりした。

そして、花火。
神宮寺さんと平野さんがちゃんと作成に携わってて、すごいなあと思った。王冠や「る」を空に打ち上げたいってのも素敵だ。
…あと、ほっとしたよね。平野さん「岸」って打ち上げたいって言い出したらどうしようってちょっと思ってたから。ほら、彼の引き出し7割「岸くん」だから。

メンバカラーの、花火。
花火玉に書いた想い。
尊くて綺麗なものたち。
「何十年後もこの話出るよね」
当たり前のように語られる未来。
優しい約束。
「命かけて、一生忘れない」
哲学みたいな岸さんの言葉。

「また違う形で関われたら」
ひとりさんの優しい言葉。
スタッフさんからの、温かいツイート。

最後まで、温かい番組だった。

そして、Venue101。
生放送、最後の5人のパフォーマンス。

正直、どこか油断していた。
5人がずっと笑顔だったから。
笑って見送れるかも、なんて。
そんなわけ、ないのにね。

曲披露前、濱家さんとともにビートDEトーヒを踊った岸さん。メンバーからの声援は留まることを知らない。神宮寺さんなんか画角外れてるのに、ずっと立って声掛けしてた。
え、親なの?
恐らく振りに不安のある岸さんは、目に見えてぎくしゃくしてるというか挙動不審。
「いけるよ!」「大丈夫!」
直前まで優しい言葉をかけるメンバーたち。なのに踊り始めた瞬間「めっちゃ(濱家さん)見て(踊って)る!」と騒ぎ出す。なんなんだ、そのツンデレは。
「いいよ!」「もうちょっと!」
なんだかんだ笑顔で見守り、励ますメンバー。ソロカットの瞬間、見当違いなところを指差し笑顔をつくる岸さん。
「カメラ全然違う!」
平野さん、そこはもう黙っててあげなよ。

けらけら笑う、楽しそうなキンプリ。

30分ほどの番組なのに
3曲も披露させてくれるの有り難い。

ichibanでダンススキルやグルーヴ感を
シンデレラガールでキラキラ感を。
この2つを併せ持つのがキンプリです。

ichibanは何度見ても「やっぱりキンプリは最高に格好いいよ!」と思うし、早送りしてる?と思わせるようなダンスのキレや手数の多さに驚く。
シンデレラガールはまさかのフルで、やっぱり2番の出だしは泣く。昨日のMステしかり、振りの一つ一つが丁寧で「大事にしている」というのが伝わる。

そして、最後は
歌唱力を披露する、Beautiful Flower。
完璧な布陣だ、完璧にキンプリを表す3曲。

締めくくりになる、一曲。
曲前コメントする岸さんは目が泳いでたけれど、髙橋さんがコメントしてる時はアイコンタクトで支えていた。平野さんもソワソワしていたし、5人とも神妙な顔をしていたけど「5人の集大成」となる、最後の曲なのだから当然だ。

そして、平野さんの歌い出しから始まる。
いつものように甘く優しい。
だけど、すぐに声を詰まらせた。

両サイドで心配そうに見つめるWゆうた。
励ますように肩に触れる神宮寺さん、
支えるように一緒に歌う岸さん。

「頑張れ」って、
TVの前で自然と声が出た。

この曲は本当にWゆうたが支えている。
神宮寺さんの笑顔が、岸さんのメンバーへの目線が、そして二人の声量と、歌唱力が。
両サイドの立ち位置でメンバーを囲うように、たまにお互いにアイコンタクトを送りながら歌う2人。

たびたび涙を拭いながらも、
懸命に笑おうと努力する髙橋さん。
平野さんの肩に一瞬だけ優しく触れ、
この時間を楽しむように歌う永瀬さん。
髙橋さんを優しく励ましながら、
カメラの向こうを見つめる神宮寺さん。

ラスサビ前。
岸さんの「優しく包む光のように」
神宮寺さんのハモリが優しく包むパート。

心を落ち着けるように、少し上を見つめた後
「いくよ、岸くん!」と言わんばかりに
ぐっと岸さんの方に一歩踏み出し、
歌いだす神宮寺さん。

完璧だった。
本当に、完璧だったのだ。
歌詞も、見つめ合う2人のハーモニーも
なにもかもが、完璧だった。

そこからの、岸さんのフェイク。
4人のメロディ。
気持ちがこもりつつも、美しい歌声。

そして。本当のラスト。
「君の笑顔に 君の涙に
何度も何度も救われたよ ありがとう」

感謝の歌詞を5人が分割して紡ぐ。

「救われたよ」
岸さんは発することができなかった。
「…すみません」と謝り、後ろを向き息を吐いた。どんな表情かなんて、見なくても分かった。

その後の平野さんの「ありがとう」
泣き笑いみたいで、胸が抉られた。
「淋しい」にあふれた涙だった。

今のままでは、今の環境では
叶えることのできない夢や
譲れない信念を抱えているであろう
平野さんと、岸さん。
5人じゃなきゃ、という信念を
強く貫く神宮寺さん。

だけど。
この時間が終わるのが、本当に淋しい。
高橋さんも平野さんも、岸さんも
3人とも、そういう涙だった。

悔し涙じゃないように感じて、
それで少し、いやすごく安心した。

それでも最後はちゃんと、アイドルで
笑って手を振って、5人の時間を終えた。

すごい時間だった。
20分ほどの時間の間で、キンプリのダンススキル、アイドル力、歌唱力。そして絆や仲の良さまで見せつけられた。
この番組でファンになる人いるんじゃない?って思うほど、魅力の詰め合わせだった。

恐ろしい子たち。

好きだなと思った。
キンプリという集合体が。
たくさんの愛に包まれた、
優しい5人の事が。

しんどかったけど、楽しい1日だった。
やっぱり笑って泣ける、名作ばかりだった。

淋しい。
本当に、本当に、ただ淋しい。
あと1日なのが、すごく淋しいだけ。

5人の姿が好きだから、寂しいだけ。

それだけ。

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