見出し画像

ザ•ブラジャーズ 『PLEASE PLEASE PooLEASE』 全曲解説

ザ•ブラジャーズ とは
名古屋を活動拠点として2000年頃に結成された3ピースロックバンド。
現在は活動休止状態だが、Vo.G.森下元寛は現在ソロや The Magic Stones での活動で知られている。
可笑しなライブMCと一度聴いたら忘れられない魅力的な歌声は当時からのもので、20余年を経て今もなお愛される、知る人ぞ知る超ーっ良いバンドなのであーるっ!


そんな面倒くさがりの彼らが現在までに唯一残した音源作品に、ボーナストラックを追加した『PLEASE PLEASE PooLEASE+』が、2022年5月13日に配信スタートしました。2005年のオリジナルリリース時CDのジャケットに掲載されていたVo.&G.森下元寛によるライナーノーツを、ここに掲載させてもらいます。
ぜひ配信音源を聴きながら、お楽しみください。

(編集者注:画像中のURL/QRコードにアクセスしても、彼らのホームページには飛べません。現在は中国に工場を持つ女性の下着メーカーのホームページのようです。アクセスは自己責任にてお願いします。)

「PLEASE PLEASE PooLEASE」オリジナルジャケット

みなさんこんばんわお!名古屋でうわさのロックバンド,ザ・ブラジャーズのボーカル&ギター,ブラもりしたです.
えー,バンドを結成した1999年(2000年だっけ?)から2003年までのレパートリーから13曲を取り上げCDにしてみました.
自宅で出来るプロフェッショナルレコーディングってことで,機材をそろえ録音したんですが.色々コツがつかめず音は割れてるわ,シンバルは聞こえんわ,と散々なあり様.しかもほぼミックス終了って頃,これまで誰も気付かなかった歌詞の間違え(「ま,いっか」じゃ済まされない間違え)を見つけてしまったり,散々の上に悲惨な事態...結果,プロフェッショナルレコーディングどころか,これこそ「自宅録音!」とハンコを押したような仕上がりに...
以下ノイズ混じりの13曲,スキップしながら,あまり耳を澄まさず,右から左へ聴き流していただければと思います.
お買い上げありがとうございました.

1.「フラワーガール」

作詞/作曲:森下元寛
ブラジャーズ最初のオリジナル曲.3コードであまり練習を必要としない曲をと思い作りました.弾きながら歌っていない所を除けば,ライブと全く同じ構成.手ぶら(ギターを持たずに)で歌ったせいか,「楽しそうに」の「そうに」のタイミングがズレてしまい,ほんと「かわいそうに」な仕上がり.


2.「ふられちゃった夜」

作詞/作曲:森下元寛
ギターのオブリガード(演奏中,単音で弾いている所)は良く考えたつもりなので「ソラ♭ラ~,ラミレドミ~」とハミングしながら聴くのがいいかも.普段はコード弾きしかしないので,「はあ?小栗さんなら知り合いにいるけど,オブリ!?...ガード!?なんだそりゃ?」って感じでしたが,なんとなく良い具合にハマったんじゃないかと思います.ま,いずれにせよコーラスの裏声のキモさが際立ってしまい,なんともかんとも...


3.「はやく明日になあれ」

作詞/作曲:森下元寛
若いファンを獲得しよう!と恥じらいもなく歌ってます.取って付けた様なギターソロ,どうしようか迷ったあげく左右に振っただけのコーラス.ん~,ベタベタ.

4.「平成美人よ泣かないで」

作詞/作曲:森下元寛
世につれた名曲,平成美人.わりといい感じにバンドが絡み合ってると思うのですが,どーでしょうか?
女泣かせと言うよりも,意外と男泣かせな曲かも.


5.「ひょうろくだま」

作詞/作曲:森下元寛
ギターソロといい,二番の歌詞といい,訴えられる要素満載!当時,心は心 を初めて聞いて,こうしちゃ居られないと思い,3分で書いた曲なんですが,一体どうしちゃ居られなかったのか?誰にも分からない.
(3分で書いたのに2分59秒.これいかに.)

6.「貨物列車」

作詞/作曲:森下元寛
ライブでは最後にやる曲ですが,このアルバムはアルファベット順に並んでますので,6番目になりました.
イエローサブマリンコーラス隊の録音当日,あろうことかブラは遅刻してしまい...
「をい!こら!待たせておいてビールも出ねーのか!」
とお怒りをかったのは嘘のようなホントの話.
(あ,まさか本当に飲みながら収録するわけなく,ちゃんとシラフで頑張っていただきました.)

7.「気になってたんだ」

作詞/作曲:森下元寛
ハーモニカは,居酒屋「JIROMAL」の次郎丸勲さん.
2テイク取って,はいOK.
ハープは簡単でいいよな~.ギターなんか,毎回毎回,何度も何度も取り直したところで,ろくなテイク無いもんな~...ぶつぶつぶつ

8.「心は心」

作詞/作曲:板橋修
ベース板橋秀の兄,ハイチーズ板橋修氏の曲をカバー.仙台まで行き口移しで教えてもらう.と言ういかにもミュージシャン的な繋がりに,我ながら酔ってしまいそうな物語りがあったんですよ.
さっそく名古屋へ持ち帰り,「じゃ,新曲でーっす」とまるで自分が書いた曲のように披露したのは,本当の話し.いや~,仙台が遠くて良かった.ちなみにハイチーズは「青春みたいな日々」をカバーしてくれてます.

9.「キュってして」

作詞/作曲:森下元寛
「小唄のコーナー」と称して,この手の古いジャズみたいな曲もやってるんです.
ジャズやブルースバラッドのコード進行そのままなので,あまり考えることも無くサラっとやってのけるのが,大人の証.キーを思い出せずなかなか始められないのは,大人の性.

10.「ラブソングはロケンロー」

作詞/作曲:森下元寛
キースリチャーズのように弾け!と言うから,2チャンネル✕バーチャルトラック5階層.10人分くらいギターを弾いたんだけど...
全滅!セッティングが悪く,のきなみ音割れ!
ま,ロケンローは「体裁を必要としない!」と言うことで採用です.
しかしあれね,エンディングの「ギターソロ+フェードアウト」って,飽きてくるんですけど.

11.「Walkin' On The Cherry St. Blues」

作詞/作曲:森下元寛
御当地ソングの決定版!桜通ブルース!千鳥足で帰る様子を想像しながらギターを弾いたんですが,これはボツだろ!な結果になってしまい...
ま,ブルースは「体裁を必要としない!」と言うことで採用です.

12.「青春みたいな日々」

作詞/作曲:森下元寛
5分を超える名曲ですが,残り1分はギターソロです.
あまり特徴も無く淡々としてるので,もう少し歌が上手かったら良かったんだけど...
(「歌が上手かったら...」はこの曲に限ったことじゃないか.)

13.「上海ベイビー」

作詞/作曲:森下元寛
古くなったお茶を飲んで腹をこわす.そんな曲でしめくくりとなります.(実際,腹をこわしてたら大変ですがそんなことは無かったので...)



ってことで次回は,もっとたくさん座布団がもらえるようにがんばります.2nd. アルバム乞う御期待!
ありがとうございました!
      (山田くーん,全部持ってけっ!)

オリジナルCDの帯
裏ジャケット
CDレーベル
バックインレイ外側
(編集者注:[2] タイトルにミスプリントが…)
バックインレイ内側


ザ・ブラジャーズ『PLEASE PLEASE PooLEASE+』
DL・配信リンクページ



いいなと思ったら応援しよう!