#118 もう一度言っておきたい当店のスタンス・古くて新しい農作物『ヘンプ』|おはようリランジェ amour parfum time|stand fm|2021.09.15
※この記事はstand fmで2021.09.15に放送した「おはようリランジェ amour parfum time」の内容の文字起こしです
おはようございます。
2021年9月15日水曜日
「おはようリランジェ amour parfum time」
お相手は「もっと、愛するランジェリー。」amour parfum オーナーの愛香です。
今日も「女性の大切なカラダとココロを気持ちよく」、ランジェリーにまつわるあれこれをお話します。
どうぞお付き合いください。
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今朝のテーマは「もう一度言っておきたい当店のスタンス・古くて新しい農作物『ヘンプ』」。
今日の内容は5/17の「おやすみリランジェ#11|ヘンプに対する当店のスタンス・古くて新しい農作物「ヘンプ」」の回で取り上げさせていただいた内容です。
朝の「おはようリランジェ」ではお話したことがなかったので、もう一度取り上げてみたいなと思って。ちょっと長くなりますが、ちょっと真面目になりますがお伝えしたいなと思って今日はテーマに選びました。
ヘンプとは平たくいえば「おおあさ」「大麻」です。
医療用大麻、嗜好用大麻、産業用大麻など様々にありますが、当店が支持しているのは産業用のものを使い、作られたヘンプ布です。(布に薬理成分はありません)
今年は大麻取締法改正の検討会・有識者会議が6月までに8度開催され、この医療用・嗜好用・産業用など用途にかかわらず全ての大麻に対しての適正使用や管理方法などなどを定義したり定めようということで改正につながる提言や提案書を作る場を設け、さまざまなことが話し合われていました。
医療用や嗜好用の一般解禁を待望する方にとって、厳罰になるのか解禁になるのか、世界の流れとしては大麻を取り巻く流れが解禁の方向に向かう中、日本はどういう方向に向かうのか、この有識者会議はとても注目だと医師の方が発信をされていたり、ヘンプ関係の方々もさまざまな発信をされており、今いろんな意味で熱いのがヘンプなんです。
当店の考え方としては、
ツイッターの固定ツイートに載せさせていただいているんですが
『当店は
・産業用ヘンプ(大麻(おおあさ)を原料とするヘンプ布
(※精神作用や薬理成分なし)
・からだをしめつけないランジェリー
の機能・実用性などの可能性を商品製作販売を通じて追求しています。
そのほかの特定の思想や信条、体系(メソッド)などを個人・団体を問わず支持するものではありません。』
と掲げさせていただいています。
産業用ヘンプの地球環境保全に役立つ農作物としての可能性に期待しているのであって、医療用・嗜好用に関しては店としても個人としても特に信念や強い思い入れは持っておりません。
医療でどうしても医療用大麻が必要な方にとっては大変に有用なものではあるかと思いますし、その分野で救える命を救いたいという使命感を持ってご活動されておられる医師の方の懸命さには一定の理解を持っておりますが、静かに見守らせていただいている、という感じです。
また、医療用解禁を強く訴える方々の中には、その後の一般的な嗜好用大麻の解禁を望み、自らが合法的に使用することを待望している方々もたまにお見かけしますが、嗜好用については私自身は一切の関わりを持っておりませんし、法に触れないCBD関連の商品についても手に取ったことはありません。
(法令を遵守した上で現在発売されておられます各社の関連製品を揶揄するものでは決してありません|※CBDの成分については合法です(THCという別の成分が現行法に触れるということで)、製品については安心していただきたいと思います)
大麻取締法違反として所持していたなどのさまざまな罪に問われ、芸能生命を奪われるというタレントや俳優、アーティストなどの例が後を絶ちませんが、その現在の法律というものが間違っているとも間違っていないとも思いません。
時代に即したものであるかどうかは世界的潮流を鑑みながら見直す必要はあるとは思いますが、その成り立ちなども含めて、規制派にも推進派にも属さない立場を取りたいと常々考えているところです。
誤解を恐れずに正直言えば、うつ病経験者としても思いますが、嗜好用に親しむ前にもっとやることがあると考えているものです。
皮膚の回で以前取り上げたことですが、
「脳内のオキシトシンの分泌量が少ない、あるいは分泌されにくいという自閉症スペクトラム障害の子どもにとって、主に軽度の自閉症のケースに効果が見られることであるが、オキシトシンを鼻に噴霧して吸わせ続けると他者の表情がわかるようになるなどの主に社会的な症状が軽減する」という研究がありますが、
同時に「人工的に作られたオキシトシンを脳に入れ続けていると、その効果が衰えてしまうという報告もある」とのこと。
「だからこそ、触れ続けることで自らオキシトシンをつくる力をつけるのが重要なのではないだろうか」と参考書籍で引用させていただきました「皮膚は心を持っていた!」の著者・山口創さんがお書きになられていらっしゃいましたが、私は皮膚に関してだけではなく、嗜好用大麻に関してもこの考え方を支持するものです。
嗜好用を親しむということにおいては特に飲酒量を自分自身でコントロールしなくてはいけないのと同じように、自分自身でその量を責任を持って調整しなくてはいけないということでもあります。
医師の管理の下などではなく自己責任でTHC(テトラヒドロカンナビオール)という名前の薬理成分を体内に入れる。現在は違法ですけれどもね。
摂取すると脳と中枢神経系に集中しているカンナビノイド受容体と結合し、これによって酔ったような状態を生み出す、とされています。
現在アルコールに関してもアルコール依存症や急性アルコール中毒など、お酒と適切な距離感を保つことができずに苦しむ方も多いので、そこと嗜好用の解禁待望論においてどこか共通したものを感じざるを得ないなと思っております。
オキシトシンと同様、私たちの体内にはすでに「内因性カンナビノイド」という人体で自然発生するカンナビノイドが備わっています。
一般的に知られている例でいうと「ランナーズハイ」の際に関わるのがこの人体で自然発生する「内因性カンナビノイド」。
だからこそオキシトシンと同様、人工的に体内に摂取するのではなく、自分自身で分泌する力をつけるということが重要ではないかと思うんですね。
これは特殊なセミナーを受けるとか、何か特別なアクションを起こさなければできない、というわけではなく、地味ですが自分の足元にある普段の暮らしの延長上にある
・運動(ややきつめの運動を20分以上続ける)
・食事(オメガ3系脂肪酸(脂っこい魚、クルミ、亜麻、ヘンプシードなど)、β-カリオフィレン(黒胡椒・クローブ・ローズマリーなどの香辛料や苦味のある葉物野菜)を含む食材を中心とする食事)
に気をつけることで、その分泌する力を高めたり促したりするという調査や研究がなされているため、また他の健康面においても有用であることから取り組む価値はあるんじゃないかなと考えています。
そんなわけで、個人的に・当店のスタンスとして、嗜好用に親しむ前にもっとこういったやることがあると考えるため、繊維や布としての活用、産業用ヘンプ以外の分野に関しては、規制派にも推進派にも属さない立場を取りたいと常々考えています。
この番組のテーマである「女性の大切なカラダとココロを気持ちよく」というのは、特別なアクションではなく、この足元の地味な暮らしから。
なんだか長々と語ってしまいましたが、「特定の思想や信条、体系(メソッド)などを個人・団体を問わず支持するものではありません。」ということを今朝はあらためてお話させていただきました。
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それではこのへんで。
最後までお聴きいただきありがとうございました。
今日があなたにとって良い1日になりますように。
「おはようリランジェ amour parfum time」
お相手はamour parfum 愛香でした。
ではまた!
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