#13 感情は皮膚でつくられるから。そのイライラの理由は肌かも?|おはようリランジェ amour parfum time|stand fm|2021.04.14
※この記事はstand fmで2021.04.14に放送した「おはようリランジェ amour parfum time」の内容の文字起こしです
おはようございます。お聴きいただきありがとうございます。
2021年4月14日水曜日
「おはようリランジェ amour parfum time」
お相手は「もっと、愛するランジェリー。」amour parfum オーナーの愛香です。
この番組は「女性の大切なカラダとココロを気持ちよく」をテーマに自分を大切にするための具体的行動をランジェリーを通してご提案、
ほかにも日常のあれこれをお話ししていく15分番組です。
心地よい朝のひとときのおともに、どうぞお付き合いください。
──── 今日の小話 ────
今日4/14は愛の記念日「オレンジデー」。
ちょっと耳慣れない言葉ですが、2月14日のバレンタインデー、3月14日のホワイトデーに次ぐ第3の記念日として日本記念日協会に登録されている記念日だそうです。
大切な人にオレンジやオレンジ色のプレゼントを贈り、 お互いの愛や絆を確かめる日。
恋愛のパートナーに限らず、 家族や友人をはじめとした周囲の大切な人でOKだそうですよ。
日本でのオレンジの起源は、 中国から渡来したとされるビターオレンジ(ヨーロッパではサワーオレンジ)。
その和名が橙(だいだい)になったとか。
子孫が代々繁栄することに通じる橙は、 古くから縁起の良いものとされ、 いまでも正月の鏡餅や玄関先の注連飾りなどに使われています。
「陽気さ」を象徴するカラー・オレンジ。
昨日の配信でも色について少しお話ししましたが、日々の暮らしを彩るさまざまな色は無意識のうちに私たちの心や身体に影響を与えているといわれています。
その中でもオレンジは、明るく楽観的なムードを引き出す効果があります。
今日はオレンジの小物やアクセサリー、オレンジジュースなど取り入れてみるのもいいかもしれませんね。
オレンジの香りのアロマとか、気分がぱあっと明るくなるのでオススメです。
そして、大切な人との愛や絆を確かにする、ありがとうを伝える日。
なんでもない平日ではありますが、いつもありがとうの気持ちでご家族や大切な人にやさしく接したり、言葉にして伝えてみるのもぜひ。
なかなか人と触れ合うことが難しい最近ですが、注意を払いながらもさりげなく背中をさすったりすると緊張がふっと解けてお互い笑顔になるかも。
ごく身近なご家族でしたら、ハンドマッサージしてあげるよ!なんて言いながら、自己流でいいのでハンドクリームを塗って手のひらをモミモミしてあげたりしても喜ばれるかもしれません。
オレンジのように温かく明るくさわやかな1日になりますように。
──── 今日のテーマ ────
さて、今日は「感情は皮膚でつくられるから。そのイライラの理由は肌かも?」
皮膚感覚の不思議とランジェリーについてお話しします。
昨日は皮膚そのものの構造の話から、音や耳では聞こえない超音波や低周波域、光や色も感知していることなどをはじめとした、皮膚が持つ感じ取るすごいポテンシャルについてもお話ししました。
感じ取るポテンシャルがすごい、ということは、様々な外からの刺激に対して私たちは無意識のうちに情報を受け取っている、ということ。
なにげなく流していた動画、テレビ、ラジオ(この番組もそうかもしれませんね)、そしてついつい見てしまうSNSからの文字情報、画像など…
大したことないと思っているかもしれませんが、皮膚レベルでは大した影響を受けているかもしれません。
感受性豊かな、感じ取るすごいポテンシャルを持っている皮膚に全身覆われている私たち。
それだけに触れるものには十分に気をつけなければいけないなと思います。
今日はそんな昨日のお話にも通じますが、「感情は皮膚でつくられるから。そのイライラの理由は肌かも?」というお話。
今週1週間を通して、山口 創(やまぐち・はじめ)さんのお書きになった書籍「皮膚は「心」を持っていた!「第二の脳」ともいわれる皮膚がストレスを消す」という本をベースに、私たちの生命維持に欠かせない皮膚と皮膚感覚が及ぼす心との関係、さらにはランジェリーについてお話ししていきたいと思います。
書籍については参考URLを概要欄に載せていますので、ご興味のある方はぜひご覧ください。
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昨日の配信#12でお伝えしたように「皮膚は「露出した脳」」であり、その皮膚から得られる感覚というものが無意識レベルで感情に影響を与えている、というのは事実。
それが表すのが、恐怖を感じた時に手や頬をさすって心を落ち着かせる動作だそうです。
なでさすることでその触覚から心を落ち着かせているのだそう。
こうして無意識のレベルで皮膚感覚に左右されている私たちの感情ですが、
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判断の決め手は理性ではない
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としたら驚きではありませんか?
私たちって理性を働かせて日常生活の中で自分自身で判断していると思いがちですが、ほとんどのことを身体感覚をもとにした直感で決めていると言っても過言ではないそうです。
その日の体の調子や、暑さ寒さなどの感覚に大きく左右されていると本にはあり、驚きながら読みました。
そんな実際の事例の一つが「体が温まると、心も温かくなる」ということ。
体の温かさを感じると活発になる脳の一部の部位。
そこが実は心理的な温かさにも反応する部位なんだそうです。
逆に、体のストレス・不安や恐怖などに反応する扁桃体という脳の部位は、実は体が冷やされた時にも反応するそうです。
なので体の温かさ・冷たさを感じる脳の部分と、心の温かさ・冷たさを感じる脳の部分はそれぞれに同じ。
不思議ですよね。
また「清潔にするとモヤモヤとかやる気のなさが軽減する」という話もあります。
気持ちがすっきりしないとかやる気が出ない時に顔を水で洗うと気持ちがシャキッとするとか
大きな本番がある、という日の朝に熱いシャワーを浴びて新鮮な気持ちになる、ということはあると思います。
これはやはり水で洗う、手を洗い口をゆすぐことでの身体的刺激が心へもたらす影響なのだそうです。
神社でも参拝してすぐ手水舎で手を洗い口をゆすぎますよね。
日本人の自然観の中に「水で身を清める」という意識が根付いているし、理にかなっているように思います。
さらに、肌触りが心の状態に影響するということ。
本には「やわらかいものに触れると、心もやわらかくなる」とありました。
触り心地がいいものを触っていると、人は無意識のうちに人に優しくなったり、協調的になったりするそう。
やわらかい布団やぬいぐるみ、あとペットだったりに触っていると癒されるばかりか優しくなるのはこのため。
肌触りから得られる刺激と似た心の状態を作り出すんだそうです。
なので、物事を理性的に判断しているように見えても、実際はその判断に身体感覚が大きな影響を与えていて、本当にいろんな意味で私たちの心に影響を与えていることがわかりますし、
皮膚ってすごい!んですね。
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だからこそ、日常生活の中で感じるその「イライラ」はもしかしたら元をたどれば肌から生まれているのかも?
3〜5歳の子供たちを対象に、市販の肌着と25%やわらかさを増して作ったソフトな肌着を身につけて遊んでもらい、それぞれを着て遊んだ後の唾液と尿を採取して分析した実験があり、
その分析によると硬い肌着を着た時には免疫機能が低下する、ということが唾液の結果からわかったそうです。
また、コルチゾールというストレスホルモンの分泌量が2割増加、ストレスが増える、ということも尿の検査から判明。
この実験は大人に比べてデリケートな幼児期の肌に対してのものですから、触れるものが心に与える影響というのがより一層はっきり出たのかもしれませんが、
私たち大人にとっても肌触りの硬いランジェリーがストレスホルモンを増加させたり、逆に免疫力が弱まるというのは関係大アリ。
そのほかにも体温調節がうまくいかなくなったり、自律神経系にも影響を及ぼして集中力が低下すると言われたりもしています。
着心地というものは皮膚感覚にダイレクトに作用しているということがよく分かります。
例えば、私たちがやわらかいランジェリーを着た時に、着た直後は「やわらかいな」とか「肌触りがいいな」とか着心地を意識しますが、それがずっと続くわけではありませんよね。
しばらくするとそんなことを意識しなくなってしまいませんか?
それってなんでだろう、無意識レベルで感知するのはどうしてかなと私自身思っていたのですが、本によると、触覚の受容器というものは4つあって、順応しやすい刺激としにくい刺激があるんだそう。
振動などの刺激は比較的順応しにくいのですが、肌着やランジェリーなど、軽く触れる程度の刺激に対しては順応性が高いのですぐに慣れてしまう、とのこと。
触覚の受容器がこうしたことに作用しているのは知らなかったですが、慣れてしまって意識しなくなるというのは感覚的にわかる気がしますね。
「直接肌に触れるものだからこそ、その刺激は、無意識下で皮膚を通じて脳に影響を与え続け、もちろん感情にも影響を与えている。肌着などの衣類はもちろんだが、枕や布団などの寝具も同様だ。特に寝具は睡眠にかかわるものだし、長時間、全身に触れるものだ。無意識のうちに睡眠の質にもかなり影響を与えている。(引用)」と本には書かれています。
子どもたちを対象にした肌着の実験のほかにも、赤ちゃんが求めているのは食べ物よりも肌感覚、より肌感覚の良いものに愛着を持つということがわかっているそうです。
大人である私たち自身も、忙しい日常の中で肌触りの良さや皮膚感覚に注意を向けることが少なくなっているかもしれませんが、
このイライラや感情の動きというのは、皮膚で感じ取る無意識レベルの不快感がもたらしているものかも、とそういう目で一度見直してみるのも手ですね。
しっかりと胸を支えるブラジャーなどランジェリーにはボディメイクや補正目的のものもありますし、一概にこれが良くてあれがダメ、というひとくくりには言えませんが、
選べるのであればよりやわらかくて自分の肌にとって心地の良いものを選びたいものですね。
amour parfumの現在進めている新商品「リランジェ」も、布のやわらかさを大切に考え、肌心地よく体にも心にもフィットする一枚になればと思い企画しています。
まだ時間はかかりますが、ひとつひとつしっかりと進めていきます。
応援よろしくお願いします。
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それでは今日はこのへんで。
番組のご感想はスタエフレターでお待ちしております。
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またレターでは、ランジェリー・特にショーツについて、あなたが抱えているお困りごとやお悩みも募集しています。
いただいたレターは番組内でご紹介させていただくことがあります。
一週間分通しての収録を行うため、タイミングを見て企画する予定です。あらかじめご了承ください。
amour parfumホームページ、その他各SNSのリンクは番組概要欄・プロフィール欄にあります。
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最後までお聞きいただきありがとうございました。
今日があなたにとって良い1日になりますように。
「おはようリランジェ amour parfum time」
お相手はamour parfum 愛香でした。
明日は「孤独は皮膚の下にも入り込む。だから自分自身をランジェリーで抱きしめる」というテーマでお届けします。
ではまた!
参考URL
皮膚は「心」を持っていた!「第二の脳」ともいわれる皮膚がストレスを消す
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