#23 今こそ注目・オキシトシン！幸せホルモンで今日を生き抜く｜おはようリランジェ amour parfum time｜stand fm｜2021.04.28
※この記事はstand fmで2021.04.28に放送した「おはようリランジェ amour parfum time」の内容の文字起こしです
おはようございます。お聴きいただきありがとうございます。
2021年4月28日水曜日
「おはようリランジェ amour parfum time」
お相手は「もっと、愛するランジェリー。」amour parfum オーナーの愛香です。
この番組は「女性の大切なカラダとココロを気持ちよく」をテーマに
自分を大切にするための具体的行動をランジェリーを通してご提案、
ほかにも日常のあれこれをお話ししていく15分番組です。
心地よい朝のひとときのおともに、どうぞお付き合いください。
──── 今日の小話 ────
緊急事態宣言が４都府県に発出されて４日目となりました。
相変わらずテレビニュースや報道では「大変だ大変だ」と日々の動向を伝えていますが、それを見聞きすることでかえって心がささくれ立ったり余裕がなくなったりしていませんか。
今後の不安や見通しの不透明さに心がいっぱいになってしまって、人にやさしくできない状態になる、そんな方も多いのかなと思います。
またそういう状態に陥っている周りの方からの態度などで心密かに傷ついたりしている人もいるかも、しれませんね。
とにかく今日を生き抜く。
今日明日で全世界中が急速に収束の方向に行けばいいですが、今日明日でというのはいくらなんでも現実的ではありませんから、1週間後・2週間後、そして1ヶ月後・半年後・一年後…と先々のことを事細かにシミュレーションして考えに自分本体が振り回されるよりも、とにかく今日一日。
目の前のことに真剣に意識的に、心を込めてただ黙々とやる。
お皿を洗うならお皿を洗うことだけに集中、洗濯物をたたむなら洗濯物をたたむことだけに集中、一口あたり20回噛む、などとにかく目の前の暮らしのことを小さなことだからとバカにせず適当にせず、ただやってみる。
そうして今日を生き抜くというのを一日の目標にしてみてもいいかもしれません。
いろんなところに心が振り回されないことで脳の疲れも軽減されますし、からだもこころもムダに消耗しないですみます。
子育て真っ最中で、ママー！ママー！パパー！パパー！とお子さんからひっきりなしに声がかかる、という方にとっては「そんな集中する瞬間なんか取れないよ〜！」という感じかもしれませんが。
できる範囲で、心が向いたときにという感じで。
それにしても、ママー！パパー！と呼んでくれる時間というのも、あとどれくらいあるんでしょうね。
すぐに大きくなってしまうあの小さな人たち。
私は結婚の経験も妊娠出産や子育ての経験もありませんが、あの風景を見ていると、みんなそれぞれに誰かにとって大事な人なんだなあとしみじみ思います。
とはいえ、大人のみなさん、そんな方々を含めてみんな本当に消耗している場合ではないので笑、今日一日を生き抜く。
そのための体力や気力を養う一点集中、目前に迫ったGW期間中に一回そんな立て直しをしてもいいですね。
私も、今日一日・今日一日…という気持ちで日々過ごしながらこの仕事に全力で走っています。
さて、そんな日々の目の前のことに集中するとともに注目したいのが脳内ホルモン・オキシトシン！
というわけで「今こそ注目！オキシトシン 幸せホルモンで今日を生き抜く」。
今日はこんなテーマでおはなしします。お付き合いください。
──── 今日のテーマ ────
今回のテーマも前回11回目〜15回目にお届けしたその１と同じく、山口創さんという方がお書きになられた「皮膚は「心」を持っていた！「第二の脳」とも言われる皮膚がストレスを消す」という書籍を元にお話しします。
月曜日・火曜日には心地よさを感知する皮膚のメカニズムや心地よい触れ方の５つのポイント、NGな触れ方についてお話ししましたが、触れることは言葉以上に思いが伝わるもの。
それはオキシトシンが大きく関係していると考えられています。
オキシトシンは別名「幸せホルモン」とも「絆ホルモン」とも呼ばれていて、ストレスを消し健康を促進するというホルモン。
これ、今セルフケアで自ら脳内分泌できる人、強いと思いますよ。つよつよ。笑
視床下部で作られる９個のアミノ酸でできた神経ペプチドで、人との繋がりを感じた時やボランティアをしている時、恋愛感情を抱いた時、セックスした時などに分泌されるホルモンだと言われています。
母乳を分泌するためのホルモンでもあり、炎症を抑えたり、寿命が伸びたり、ストレスを消し、健康を促進するのだそう。
具体的には血圧を下げる、ストレスホルモンが減る、リラックス効果、鎮痛効果、傷の治りを早める効果、導眠作用、筋肉が若返る効果などがあるそうで、さらに成長ホルモンの分泌を促す作用もあるのだとか。
ストレスホルモンが減る、リラックス効果…こういった大事な脳内ホルモン・このオキシトシンこそ今すごーーーーく必要なのでは、と感じています。
さらに、以前は出産や授乳などに活躍する女性特有のホルモンだと考えられてきたそうですが、それだけではないことが最近の研究で明らかになってきていて、信頼や愛情といった感情などに関わっているというもう一つの注目すべき働きがあることがわかった、とのこと。
夫婦の絆を強くする脳内ホルモンでもあるオキシトシン。
日常的に触れ合うことは、健康にも効果的、なんだそうです。
なんでも、調査によると男性の場合は女性の２〜３倍は触れ合う必要があるのだとか。
女性は女性ホルモンの一種のエストロゲンがオキシトシンの効果を倍増させるという作用を持っていて、多少の触れ合いでも結構まかなえるんですが、男性は男性ホルモンの一種のテストステロンによって逆にオキシトシンの効果を減らしてしまうんだそう。
触れ合うことで幸せをより多く感じるのは男性、と書籍にはありました。
なんと…！男性ってテストステロンで大変なんだなあ、という素直な感想。笑
今のような情勢ですから、なかなかベタベタとくっついたり濃厚接触はできませんが、生活をともにされている旦那さんや身近な彼氏さんなどの大切なパートナーに、どうぞやさしくしてあげてください。笑
今のところそういう機会がない方はぜひご自分でご自分にオキシトシン分泌アップのケアを。なにげに私もです。笑
オキシトシンを分泌するには親切にしたり感動をしたり、感情を表に出すということでも活発に分泌を促します。
そして、触れること、スキンシップすること、マッサージを受けること、ハグすること、ペットを撫でることも良いです。
安らいだり、幸福感に包まれたり。
オキシトシン！出したい〜！脳内にいっぱい分泌させたい〜！
みんなイライラしたりクヨクヨしたりメソメソしたりするよりも、ニコニコしたりラブラブするとうれしいですもんね。
とはいえ、もともとスキンシップをそんなに取らない関係だったり、レスだったりで機会を失ってしまったままなんだよねーというご夫婦の場合は、お互いの目を見て会話するとか、おつかれさまと労って肩を揉む、などもひとつの手。
すでに信頼し合っていれば言葉を交わすだけでもオキシトシンは分泌されるとのことなので、できる範囲で。
また、子育て真っ最中の奥さんのイライラはオキシトシンが原因かも？とも言われています。
パートナーである旦那さんや彼氏さん、急に仰々しく大げさに家事や育児を突散らかし笑、「やってやった感」や「ドヤ感」を出すのではなくて笑、一日ありがとうね、おつかれさまとパートナーに一言言うだけでも違います。
労いの言葉を言ってもらえるだけでどれほどオキシトシンが出るか。
もちろん思いを行動に移してくれる気持ちは尊いのでぜひ家事や育児に積極的に関わって！と推したいですし、それだけにオレ！がんばったぞ！という気持ちで「やってやった感」も出したくなるんでしょうが笑、そこはお互い大人ですので自分から相手への行動や言葉のプレゼントを贈る気持ちでね。
男性側にとっても、女性にとっても、そんな小さなコミュニケーションの積み重ねが、オキシトシン分泌量のさらなる増加につながるようです。
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それから、スキンシップでお子さんが受けるオキシトシンの効果もものすごいんですよ。
成長ホルモンの分泌を促す、ということは先ほどもお話ししましたが、それ以外にも愛情が深まったり、性格が穏やかになったり。
学習や記憶を促すのでスキンシップが多いと学力向上にもつながるのだそう。
赤ちゃんの頃に触れることはその後の生育にも大変な影響があって、１〜２歳の脳は抱っこで育つ、オキシトシンの受容体が２歳までにほぼ決まってしまうのだとかで、たくさん抱っこしてあげるといいそうです。
それも、それがママであっても、ママ以外のパパや保育士さん、周りの家族や大人たちからの抱っこでもOKなのだそう。
子どもは数人の大人に対して愛着の絆を築けると言われており、ママ以外の方とも絆を深められると愛着関係を築きやすいように成長するのだとか。
抱っこ抱っこと一日中せがまれて大変な時期の方にとってはこれがいつまで続くのかなと思うかもしれませんが、抱っこと言われるのなんて長い人生のほんの一瞬です、めちゃくちゃ尊いですね…！！
子どもは、身近な人が抱っこをすることで「世の中に存在している実感」というものが湧き、世界と自分との境界感覚を肌で体得していくということですから、適切な触れ方で心地よい感覚を皮膚で十分に感じてもらう時期をできるだけ満喫してもらうことが、根源的にその子の生きる力になります。
「性格が穏やかで、将来にわたって情緒が安定し、ストレスに強い子供になるのだ」と書籍にもありますし、子どもたちもきっと敏感にこの世の中の動向をそれこそ肌で感じて不安に思ったり、怖さを感じているかと思いますので、ぜひぜひご家族で抱っこやスキンシップ、そしてオキシトシンの分泌、やってみていただきたいです。
GWぐらいはゆっくり抱っこタイム、なんていいですね。
医学的に必要な治療などで人工的な「オキシトシン成分」を点鼻薬として投与するなども行われることがあるそうですが、人工的なオキシトシンを脳に入れ続けていると一時的に効果は得られても、継続するうちにその効果が衰えてしまう、という報告もあるのだそうで、
やはり触れ続けることで自らオキシトシンをつくる力をつけるのが重要なのでは、と著者は指摘されていました。
この時期、触れ合える人も、そして触れ合えない人もみんな大事にしたいオキシトシン。
私からは声をお届けするだけで触れることはできませんが、お聴きのみなさんに向けてオキシトシンのプレゼントを。
みんな、よくがんばってる！
生きてるだけでみんな優勝〜！
毎日毎日、お疲れ様です！！
どうぞゆっくりゆっくり、自分を抱きしめてあげてくださいね。
それぞれの場所で、それぞれを思いやりながら、今日一日を生き抜きましょう。
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それでは今日はこのへんで。
番組のご感想はスタエフレターでお待ちしております。
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最後までお聞きいただきありがとうございました。
今日があなたにとって良い1日になりますように。
「おはようリランジェ amour parfum time」
お相手はamour parfum 愛香でした。
明日は「セルフマッサージで心を整える」。というテーマでお届けします。
ではまた！
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