10代の頃、オリジナル曲を作っただけで、自分は天才だと思った。
周りにギターが上手いやつはいたけれど、曲を書くやつなんて居なかった。
多分その頃味わった優越感を、30代になった今でもしがんでるのだと思う。
我ながら、とてつもなく厄介でダサい悪癖を抱えてしまっている。
この曲の歌詞を改めて眺めると、どこか説教臭いようにも思う。
ただ、コレは自分自身への戒めの意味が大きい。
気を抜くと、根拠のない自信と欺瞞に満ちた自分に飲み込まれてしまう。
長い時間、自分と向き合う時間を取って、ひたすら考えた。
そして至ったのは「頭で考えるだけでは、答えに辿り着くことはない」ということだ。
結局の所、行動によってしか現実は変わらない。
行動を繰り返して経験を積まない限り、自信はただの妄想に過ぎない。
決意の曲とまではいかない。
ただ、都合の良い妄想に飲まれている自分に気付いた時のお守りになればいいなと思う。