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音楽との出会い方が変わっていたことに気付いた話

今年に入り amou として精力的に活動しようと思い、月一のペースでシングルをリリースしている。

曲をリリースし続けるとなると、当然「どうやったら多くの人に聴いてもらえるか?」を考えるわけで。

自分自身がどうやって音楽と出会うか?と、SNS時代である昨今にイメージする戦略には、なんとなく乖離があることに気付いて少し驚いた。


まず「何故自分の音楽を人に聴いて欲しいのか?」を考える。

ボク自身が人生で何かあった時に、音楽を聴いて感動して、何度も救われてきた。
ボクの音楽も、誰かにとっての救いになってくれたら嬉しいと思う。

じゃあボクを何度も救ってきた曲やアーティストたちを、ボクはいつどのように知ったのだろう?を考えてみる。
一旦全部パターン網羅してみようと試みた。

もちろん友達との会話やフォロワーのツイートもある。
多くの音楽系メディアもフォローしているし、フェスのラインナップもチェックする。

10代の頃から音楽オタクなので、Wikipediaで知らないジャンルを調べては分類されるアーティストの一覧を片っ端から聴いていた。

当然YouTubeの関連動画でも、新しい曲を知るケースは多いし、最近ではSpotifyのレコメンドで知るケースも増えた。


これだけSNSが普及しShort動画の時代などと言われるし、「どうすればバズるか?」を学ぶのが正攻法なようなイメージを持っていた。

しかし「自分がどんな風に音楽に出会っているか?」を考えると、「TikTokで曲が使われてた」とか「インフルエンサーがシェアしてた」などというケースが浮かんだのは、ほとんど最後だった。

30代前半の音楽オタクを基準に考えているんだから、ちょっと考えれば当たり前である。

少なくともショート動画で知った曲で、ボクが落ち込んだ時に聴こうと思う曲は1曲もなかった。


こんなコンテンツが飽和している時代、どうすれば聴いてもらえるか…?と悩み過ぎて、都合良くバズるには方法みたいな頭になっていた。

TikTokを自分が見向きもしないのに、漠然とTikTokでバズらないと聴いてもらえない、みたいなイメージを持っているのは、ちょっと滑稽な話だ。

まあ自分にあった発信、宣伝方法の模索は、まだまだ模索していかないといけないということ。

ちなみにアーティストとの出会い方のケースで、本当に最後に浮かんだのはCDショップだったというのが、実は一番の驚きだった。


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