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関西出身、都内在住。梅田阪急をエンジョイする
年末年始、帰省のタイミング。
独身で両親も元気な私は、毎年長めの日程で帰省しては、全ての義務から解放されて何もしない日々を過ごさせてもらっている。
あと何年味わえるか分からない、束の間の自由。
そんな自由を謳歌しようと、今年の大晦日は梅田阪急(阪急うめだ本店)にふらっと遊びに行くことにしました。
私は大学卒業までずっと関西に住んでおり、大阪や神戸に出やすい場所に実家があります。
大学通学では梅田を通っていたのですが、学生にとってはデパートなんて遠い存在でした。
社会人になっても、帰省先でわざわざ服を買うこともない上、デパートは年配の方かお金持ちの行くところという固定観念が根強くありました。
でも、自問自答ガールズとしてお買い物を楽しむようになる中で、デパートは遠い存在ではないことを知り。
関西在住のガールズの方が「関西でいう新宿伊勢丹のような存在は梅田阪急なのでは?」というようなツイートをしているのを見て、俄然興味が湧いてきたのです。
そうして今回行ってみた結果、
帰省のたびに通いたい、関西在住ではない方にもぜひ行ってほしい!✨
となったので、興奮冷めやらぬままに感想記事を書いてみます。
今年のことは今年のうちに。いつもよりまとまりないかもしれませんがお許しください(笑)
関西の「色」
帰省するたびに思うのですが、関東はブルベ、関西はイエベの傾向があると思います。
普段通りの服を地元でも着ると、思い込みかもしれませんが若干色合いが浮いてしまうように感じることがあります。
関西のファッションは、関東と比べるとベージュ、カーキ率が高いです。
ネイビーを着ている人は関東ほど多くなく、着ていたとしても関東のネイビーより黄みが強いような気もします。
お店に並ぶアイテムも同じです。
特にバッグコーナーで顕著でしたが、関東のお店よりも目立つ場所にベージュアイテムが置いてあります。
もちろん、黒もベーシックアイテムとしてあるのですが、関東と比べると端の方に追いやられがちな印象。
あとイメージ通りだと思いますが、カラーアイテムがより目立つ場所に、種類豊富に展示してあります。
東京だとポイントを絞ってカラーアイテムを押し出すところ、大阪は「ピンク!紫!青!(ドヤッ)」という感じ。
景気など関係なく、関西人は元気がデフォルトなのである。
そして、カラフルといえど、そこは阪急百貨店。
品のよさはキープしつつ、華やかで楽しい雰囲気を作り出しています。
自己主張強めに生きていきたいガールズにはぜひ行ってほしい。
元気になること間違いなしです。
おすすめフロア
① なんといっても3階
モード系のブランドがずらっと並び、まるでモード系ファッションの市場(いちば)に迷い込んだかのような感覚が味わえます。
梅田阪急と新宿伊勢丹の雰囲気はよく似ていますが(フロアの案内図もそっくり)、伊勢丹よりもブランドごとの内装の個性が激しいです。
一つ一つのお店がそれぞれの世界を主張していて、歩き回るだけでも楽しい。
立ち並ぶブランドの面々も新宿伊勢丹と近いですが、より強気なイメージのブランドもあり、その違いを味わうのも楽しい。
で、ブランドごとの個性がはっきりと現れていながら、ブランド間の垣根はとても低く、どこか連続している感じがある。
気軽にいろんなお店を出たり入ったりできる、市場感。
あとマルニフラワーカフェが気になる…!次はぜひ入ってみたいです。
意外だったのは、同じフロアにフェミニン派が好きそうなブランドが並んだコーナーがあること。
モード系の売り場と比べると手に取りやすい価格帯の、東京で例えるなら新宿のルミネ2やマルイにありそうなお店(スナイデル、ジルスチュアート、アプワイザーリッシェなど)が集結していました。
ちなみに4階にもアナイ、セルフォード、フレイアイディーなどがあり、フェミニン系のブランドは東京より大阪の方が探しやすいのではないかと思います。
地域柄なのかもしれません。
モードとフェミニンってあまり一緒にいるイメージがないですが、両方が1フロアに同居しているのが面白かったです。
② 4階の靴売り場
3階よりは落ち着いた雰囲気の洋服売り場を抜けたところに広がっています。
東京でいうと銀座三越みたいな感じですが、売り場がより広く、ゆったりと試着が楽しめそうです。
その上、3階と同じく、ラグジュアリーな靴とそこそこ現実的な価格帯の靴の垣根が低い。
ぶらっと歩いていると普通にセルジオロッシやヴァレンティノなどがあったりします。
さらに、多少ハードルは上がるもののディオール、グッチ、エルメスなどのハイブランドも「靴コーナー」として出店があります。
東京のお店よりも気軽にブランドの靴と世界観を楽しめるつくりです。
たった1回回っただけの私がいうのもなんですが、梅田阪急の特徴をまとめると
「一つ一つのブランドが世界観をはっきりと打ち出しており、それでいて入りやすい」
です。
普段挑戦したことないブランドにもチャレンジしやすく、試着の旅をしやすいのではと思いました。
最後は自分自身の話
今回、1階のアクセサリーコーナーでバレッタを買いました。
伸びてきたサイドの髪を留めるのに大きいサイズのバレッタが欲しいと思っていて、イメージにぴったり合うものが見つかったのでちょうどよかった。
大晦日の買い物なので、これが正真正銘の買い納め。
梅田阪急とお友達になった記念のつもりです。
フェミニン系が豊富で、カラフルで個性的なアイテムもたくさんある梅田阪急の品揃えは、自分の好みと重なります。
今回は事前に計画を立てていなかったこともあり、ほとんど見るだけで終わってしまったけど、すごく楽しかった。
上京してだいぶ経ち、普段はすっかり方言が抜けてしまっています。
東京は楽しいし、なんやかんや文化の中心だと思うし、居心地はいい。
でも、やはり自分の感覚の源流・アイデンティティには、関西があるのだと思い出すことができました。
これからも関西出身であることを誇りに、ファッションに関西のエッセンスをさりげなく入れていきたい。
最後の最後にもう一押し。
関西おもろいで、遊びに来てなー🙌