あい会開催レポ【準備~当日の流れ編】
9月23日、あい会こと「聞いて話して! 私だけの物語」を開催した。
テーマは自分語り、人生語り。
前半では私のここまでの人生を語り、後半ではワークを通して参加者の皆さんに自身の人生を振り返っていただき、今の自分につながるきっかけとなる「伏線エピソード」を発表していただいた。
自分の話だけでなく参加者全員の過去話も聞けて、人生は十人十色で本当に面白いと改めて思える、深くて楽しい会になった。
会の開催レポートを書こうとしたが、長くなりそうだしまとまらない。
なので、自分の思いや感想は一旦次回に回して、まずは準備から当日の流れまでを事実をメインに記録しておく。
この記事を自分の記録として残しておくとともに、今後自分の会をやってみたいと思った人の参考になれば嬉しいです。
構想(妄想)
昨年、自問自答ガールズ初の「○○会」となったゆとり会に参加。
私も自分の会をやってみようと決意する。
会のテーマを考えた結果、私がやるならワンテーマでやるのは難しいと思い、自分の人生そのものについて話そうと決めた。
年末年始、実家でぬくぬくしながらこれまでの人生の棚卸をする。
棚卸して自分なりに分析すると面白くて、人生を振り返って捉え直すようなことを他の人にもしてもらえたら面白いのではと妄想するが、この時点では具体的な案を考えるところまではいかず、妄想に留まる。
テーマが決まったところで、会自体の妄想を膨らませる。
・自分らしい雰囲気の、おしゃれな会場でやりたい
・地元の名店のお菓子や、美味しい食事と飲み物でもてなしたい
・使い捨て食器にもこだわりたい
・ZINEを作って、当日の配布資料にしたい
・名札などの小物にもこだわって、世界観を作り上げたい
・自分の人生と関わりがあるものを賞品にして、抽選会をやっても楽しそう
・参加者にはこだわりのファッションで来ていただきたい!
……本気で全部叶えようとしたら、カジュアルな結婚式の二次会になりそうなレベルで妄想が膨らんだ。
引っ越しなどのプライベートの繁忙と仕事の繁忙が重なって忙しかったので、もう少し落ち着いてからにしようと思い、しばらく妄想のまま温め続ける。
準備
実際に会の開催に向けた行動を始めたのは6月だった。
最初に日程と会場を押さえることに。
自分らしいおしゃれな会場を探し回り、少々高かったが一目惚れした会場を予約した。
時間を決めるに当たり、自分がしゃべるだけではなく、参加者にも話してもらえるようワーク形式を取り入れることを思いつく。
▽予約した会場はこちら。アートが飾ってあったり木の家具を配置していたり、照明も温かい色味のスポットライトだったりとめちゃくちゃおしゃれだった!
会場代を支払うに当たり、他に準備するものと大まかな費用を計算。
妄想していた中で、飲み物と食事、抽選会のアイデアは没にする。
使い捨て食器もなし、または最低限で済ませることに。
(結果、自分が好きなデザインの紙ナプキンになった)
何の実績もないただの人が開催するイベント、かつこれまでのJJG主催イベントの相場を考えるとお高めの価格設定とは思いつつ、参加費を2,000円に設定する。
それでも参加人数によっては会場代を賄いきれない金額だったし、これだけのお金を払ってでも会に参加したいと思ってくださる方がどのくらいいるのか、試してみたい気持ちもあった。
そしてそれだけの金額をいただくのであれば、その分満足していただけるものを作らなければ、という気持ちにもなった。
Canvaの有料会員に登録し、会のポスター画像を作成した。
6月19日、Twitterで告知をする。
Twitterだけでは何をやるのか、どんな思いでやるのか伝えきれないと思い、追加でnoteも書いた。
JJGを対象にしたイベントだったから、この2つで告知すれば十分だろうと思い、他のSNSは全く使っていない。
あまり積極的に宣伝はしてこなかったこと、会の中身について分かりやすくお伝えしきれていないこともあり、参加者の集まりはゆるやかだった。
その中でもイベントなどで直接お会いした人を中心に参加表明をいただき、最終的には自分も含めて7人になった。
全員の話をじっくり聴くことができたので、結果としてこの人数でよかったと思っている。
これ以上人数が増えたら、全員の話を落ち着いて聴きあうことは難しかっただろう。
いざ告知した後の準備は遅々として進まなかった。
仕事は相変わらず忙しい。
通信制大学の課題の締め切り。
季節の変化や環境の変化で疲れており、やらなきゃいけないこと以上に何かするためのやる気は出ない。
アイデアは頭にあるものの、資料には一切手を付けることがないまま開催1か月前を切った。
8月下旬。
仕事も家庭も大学の課題もなんとなく落ち着き始め、ようやく他のことをする元気が出てきた。
会の存在をさりげなくアピールしたかったのと、自分のやる気を出すため、準備の様子をたまにTwitterに投稿することにした。
配布資料のZINEにも手を付け始めた。
会の当日に着ることを前提に、秋の制服を探した。
CABaNが着たくて他のものが目に入らなくなるありさまだったので、他のブランドは試着せずに購入を決めた。
9月7日、あきやさんの講演会に現地参加する。
本にサインをいただくタイミングで「会たのしみにしてます~」と言っていただく。
「まだ準備は進んでいないんです」とお伝えしたら、「いいんです!」との力強いお返事が。さすがの心の広さ。
講演会中に「コンセプト会のワーク」というお題も出され、準備を頑張ろうと決意を新たにする。
印刷や発送の時間が必要なため、準備の最優先課題はZINEを仕上げることである。
最初は文章中心の構成にしていたが、配布資料であると同時に1冊の本としても楽しんでいただきたいと思い、少しデザイン性を加えた。
当日みなさんに食べていただくお菓子をポチる。
配送日を指定できる最短が会の前日だった。あぶなかった。
会の1週間前、ZINEも完成したので発注する。
こちらも配送予定日は会の前日。
ギリギリでいつも生きている。昔はそうじゃなかったんだけどなあ。
9月21日、JJGのみどりさんがみどり色のファッション遍歴について語る、みどり会に参加する。
行きの電車で当日の原稿メモをiPadに書きこむ。
ワークシートの構成も決める。
みどりさんのスライドが写真たっぷりで見ていて楽しくて、私ももう少しスライドを頑張ろうと思う。
9月22日(前日)、過去のUSBを引っ張り出してめぼしい写真を貼り付け、スライドを完成させる。
当日の参加者の顔ぶれを見て、全員何度かお会いして話したことがある方なので信頼できると思い、固有名詞を入れ込んだ形でスライドを確定させた。
人生を語るためには過去の勤務先のことなどに言及するのは欠かせないと思っていたので、はじめから資料に入れるつもりではいたが、これで引き返せなくなった。
考えていた構成を落とし込む形で、ワークシートはさくっと完成させた。
お菓子とZINEも無事に届く。
参加者一人ひとりに前日のリマインドをお送りする。
万一ネットがつながらなくても慌てないよう、ポケットWi-fiを用意。
PCとiPadにもスライドのコピーをダウンロードしておく。
ワークシートのネットプリントを予約する。
本番
本番当日、ワークシートをコンビニで印刷し、早めの電車で都内に向かう。
開場時間ぴったりくらいに入ると、すでにゆきちぃさんとみどりさんがいらっしゃった。
机のセッティングをお手伝いいただく。
他の参加者も早めの時間にいらっしゃり、コーデ写真や手元写真の撮影会が始まる。
PCやプロジェクターの準備を終えた後、私も写真を撮っていただく。
背景がとてもかわいくて、会場にこだわってよかったと思う。
そして本番。
前半は私の半生をプレゼン形式で話していった。
参加者は全員が2日前のみどり会でお会いした方々だったので、全く緊張することなく話し始められた。
最低限伝えたいことをまとめた原稿メモをベースに、その場で少し話を付け加えつつ話していく。
最初の1時間で話し終えるつもりで考えていたところ、ほぼ時間通りに進めることができた。
いくつか質問もいただき補足説明を加えたり、自分にはなかった視点をいただけたりする。
後半はワーク形式で、参加者一人ひとりの人生を振り返っていただき、今につながるきっかけとなる「伏線エピソード」を発表していただいた。
皆さんの語る力は私の予想をはるかに上回っており、想定していた時間内ですべてのワークを終わらせることはできなかったが、全員の伏線エピソードを聴くことはできた。
もしも次やるなら、発表タイムと質問・感想タイムを合わせて一人30分くらいは取りたいと思う。
仕事の立場上会議のファシリをすることは多いが、自分のファシリテーション力や質問力をもっと磨きたいとも思った。
全員がエピソードを話し終えたタイミングで、会場のレンタル時間が終わる15分前。
急いで片づけて会場を後にした。
そのあとは都合がよいメンバーで会場すぐそばのガストで2次会。
みんな頭をフル回転させてお腹が空いており、多くの方が揚げ物ががっつり乗った定食を注文した。
そこで盛り上がった話題にわくわくして、今後の動きが楽しみになる。
19時前に2次会はお開き。電車のタイミング的にベストタイミングだった。
参加者一人ひとりにお礼のメッセージを送り、感想をリツイートしながら帰る。
寝る前におだまきさんのスペースを聴く。
会の概要が自分で説明するより100倍分かりやすく整理されていて、ありがとうございますという気持ちになる。
おだまきさんが私の半生に抱いた感想と、おだまきさんご自身のエピソードを聴いて感慨を覚えながら眠りについた。
コンセプト会、やっちゃお
先日のあきやさん講演会でお題として出された「コンセプト会のワーク」について、妄想だけでなく本当に開催に向け動いているガールズが何人もいらっしゃり、タイムラインがにぎやかになっている。
これまで「○○会」として自分語り系の会を企画してこられた方は、核となるテーマをひとつ設定している方が多かったように思う。
例えばゆとりさんの旅、さやさんの専攻、みどりさんのみどり色などだ。
私のような「人生そのまま語っちゃいます」系の会は、分かりやすい個性を打ち出す必要がないので、ある意味誰でもできると思う。
その反面、告知段階ではその人らしさが伝わりづらく、何をやるのか分かりづらいという欠点もあるように思うので、告知・宣伝段階での工夫は必要かもと思った。
会のテーマについて、自分かやりたいと思っていたことを誰かがやってしまうと「かぶっちゃったら申し訳ないし」と遠慮する方もいらっしゃるのではと思っている。
もしそんな方がおられたら、「かぶっても構わないのでぜひやってください!!」と伝えたい。
同じ人生語りであっても、主催する人が変われば別の人生なので、会の内容は全く違うものになる。
また、ワーク形式を取り入れた双方向型は今まで少なかったと思うが、そこも真似をしてもらって構わないと思っている。
いっそ、今回自分でやってみたものを一つの形式として提示して、その形式に乗っかってもらいつつ、自分流にアレンジしていただくのでも面白いかもしれない。
ビジネス目的になると「コンセプト会のワーク」の趣旨から外れてしまうので、あくまで趣味として、みなさんのお話を聴けるいい口実として、コンセプト会、もしくはコンセプト関係なしにでも人生語る会を実現したいJJGを後押しできたらなあなんて思っています。
勝手力を発揮してイベントを実行するのはその方ご自身と思っているのですが、妄想を現実にするお手伝いができれば楽しそう。
会をやってみたいけどどうしていいか分からないJJGがいらっしゃったら、力になりたいのでお気軽にお声掛けください、と意思表示してみます!
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