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HOLONIC2024〜個と全体の調和を図る〜
「HOLONIC2024〜個と全体の調和を図る〜」
◆開催期間:3月22日(金)〜3月29日(金)
◆開催場所:京王プラザホテル 本館3階/ロビーギャラリー
◆開廊時間:10時〜17時(29日は15時まで)
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☆HOLONIC2024へ
昨日から開催の「HOLONIC2024」に予備校時代の恩師が出展されているので訪ねて行った
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場所は新宿高層ビル街にある京王プラザホテル、予定がないとなかなか足を運ばないエリアなので新鮮な景色(この風景って日本ならでは、イタリアにはまずない
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作品は本館3階のアートロビーとロビーギャラリーとに展示されているので、まずはアートロビーから見て回る
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アートロビーの広い壁面に展示された坂本匡之さんの作品
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アートロビーの至る所に作品があるので見逃さないようにくまなく見て回り、そしてロビーギャラリーへ
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ロビーギャラリーは2階層になっているので受付のある2階の方を見やると恩師の姿が
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☆恩師との出会い
恩師、恩師と書いているがお名前は青木聖吾さん
出会ったのはかれこれ33年前!私が高校三年生の時
私は高校2年生の秋まで「アナウンサー志望(笑わないで!笑)」で、大学も文系の大学を志望していたのだが、高校2年から進学クラスに入ったことをきっかけに成績が落ちこぼれていく
進学クラスは別名「英数クラス」でその名の通り英語と数学に重点を置いたクラス、私が苦手な2大教科!高校1年は進学クラスじゃないクラスにいて成績も良かったのだが、進学クラスで苦手な英数に手こずりまくる
で、進学方向を転換して「得意分野」である美術の方へ進むことにした
私の母校では美大受験した生徒がそれまでいなかったが、学校職員(教師ではない)に美大受験経験者がいたので、その方に放課後デッサンを教えてもらっていたものの、美大受験で必要となる「平面構成」「立体構成」については補えないので夏休みを利用して徳島から名古屋の河合塾美術研究所へ夏季講習を受けにいくことになった
その受講クラスを担当していた先生のうちのお一人に恩師がいらした
当時恩師は美大の大学院生、高校生の私からは随分と大人に見えて雰囲気、声、話し方の全てがドキドキした
自分で言うのもなんだが、なんと乙女!
今やオバタリアン(死語?)で図太くなったが・・・・
まぁ、そんな初々しい頃からお付き合いさせていただいている
☆作風が変わったこと
これまで何度か個展、グループ展に伺っているが今回驚いたのはこれまでの作品から作風が異なった作品があって別の方の作品かと思った
恩師が大学院生の頃の作品から拝見してきたので、これまでも変化してきているのだが、ここ数年は光の三原色である「赤・青・緑」の3色のみを使用して二つのシリーズを中心として活動されていた
一つは光の三原色を「丸(○)」「三角(△)」「四角(□)」の記号を点描のように一つ一つ描いてその配置や密集度によって色の見え方が違うことにより1つの作品となる油彩画のシリーズと、もう一つは同じく光の三原色(赤・青・緑)の色鉛筆で人物を描く「影」のシリーズ
今回最初に目に留まった作品は「影のシリーズ」の雰囲気はあるものの、パッと見た時は恩師の作品と思わなかった
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その第一印象を伝えると「他の人からも言われた」とのことで
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長年、作家活動をしてこられるとその方のスタイルが確立していき、「パッと見て」作者が誰だかわかるようになるのが一般的に思う(例えば原色に水玉模様を見ると「あ、草間彌生さんの作品だな」というふうに)
そこをあえて「変化させる」ってすごいことだと思う
ずっと続けてきたことから方向転換するって勇気もいるし不安もあると思うから
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実際、ご本人もただただ「これでいい!」と思って描かれているわけでなく、ふとマイナスなことを考えることもあるとか
それでもずっと続けてきたことって、潜在意識下に「自信と確信」ってあると思う、そうじゃないと続けられないし思い切った変化もできない
恩師のお話を伺っていて会社勤めを辞めて以降の自分もどこか似ていると思い、さらなる「自信と確信」を得た
もっと作風が変わった作品があったのに、私が自分の近況を話しすぎて写真を撮らせてもらうこと失念してしまった
☆恩師とお話をして
「まだこれからもっと変わるよ」と恩師の言葉を聞いて、その変化をこれからも拝見したいと思うと同時に、自分も「コンフォートゾーンを抜けて」さらにもっともっと自分の思い描く世界へ変化しながら進んでいきたいと思った
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ただぬくぬくと「安心できる」場所に自分を置いているのは「心地いい」けど、成長はできないし変化もできないって思うから
思いがけず、貴重な時間をたくさん割いてもらい恩師とお話ができて有意義な時間んを過ごすことができた日だった
☆HOLONIC2024は3月29日(金)15時まで開催
私の拙い文章ではなかなか伝えきれないので、ご興味のある方はぜひ足を運んでいただきたい
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恩師以外に5名、総勢6名のアーティストが作品を出展しており、アートロビーとロビーギャラリーと広い空間に多く展示されているので見応えがある
◆出展アーティスト(敬称略)
青木聖吾 Aoki Seigo 出射茂 Idei Shigeru
北村真行 Kitamura Masayuki 坂本匡之 Sakamoto Tadayuki
笹井祐子 Sasai Yuko 山本剛史 Yamamoto Takeshi
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それぞれのアーティストの作品からインスピレーションを感じることができると思う
☆時間があれば、東京都庁の展望室
HOLONIC2024でたくさんのインスピレーションを受けた後、時間があったので兼ねてより行ってみたかった東京都庁の展望室へ足を運んだ
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時間は18時半、夜景の綺麗な時間帯とあって日本人・外国人観光客で長蛇の列
30分ほど並んで第一庁舎の45階にある展望室へ
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窓際は人だかりで最前列に行くにはちょっと待たないとならないが素晴らしい眺望
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先日、渋谷スクランブルスクエアにある展望施設「SHIBUYA SKY」へ行ったが、昼間だったのでもう一度夜景を見にいきたいとは思っているが、ビルの密集具合からすると都庁からの夜景の方が圧巻な気がする
帰る時も長蛇の列で30分ほど並んだが無料でこの眺望を体験できるなら一度は行ってみるといい場所だと思う
「都庁おもいでピアノ」と称したピアノが置いてあり、今流行りのストーリーピアノのように演奏したい方は演奏ができる(演奏時間は決められている時間帯のみ)
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息を呑むような夜景を見て下界へ戻るとさらにびっくり
都庁外壁にプロジェクションマッピングが
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アートに触れた後、夜景からのプロジェクションマッピングで右脳を刺激された夜であった
今回はイタリアからちょっと離れた内容を綴ってみた
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