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職人魂!

ハンドメイドアクセサリー作るのもれっきとした「職人」なんだけどね(笑

もともと凝り性で「これでいいか」というタイプではなく、完成後に再度作品を見て気になるところがあると、コーティングしなおしたり、細かいことをすることが「好き」なのか「苦にならない」というか

で、今回いただいたリクエストも「職人魂」がメラメラ🔥


☆希望の色を作る


今回はご依頼人の「希望の色」があり、DMでのやり取りのみなので「深緑」と言われると、「ご依頼人の思う」深緑と「私の思う」ところの深緑が同じではなく

イメージしやすくするために「画像で“この色”と指定してもらえませんか?」とお願いする

しかし、今度はネット上で「深緑」と検索した大量の画像からご本人の思う深緑が見当たらず、DMのやり取りで色合いを探っていき

あっ、スタバのグリーン?と伺ったところ

それです!となりまして、さっそく色を調合して3つ色見本を作る

左から市販の深緑そのまま、ちょっと白を混ぜたもの、ちょっと白に黒を混ぜたもの 微妙に違う色合いは光の加減でも違うし写真にしてみるのと実際も同じではない

ちょうど同日に美大の同級生と会う約束があり、実物を第三者の彼女に見てもらい1番右がスタバの色に近いということを確認して、ご依頼者に写真を送るとご本人からも同様のご返事でこちらの色で作成することに

パーツを作る間も色合いを確認して作る

◆大学時代の思い出

この色合わせ作業、なんとも懐かしい 美大時代の課題で「マンセルカラー表」という色見本と全く同じ色を作る課題があった

上記の写真のようなページが何十ページもある中から3つのページを作って提出するのだが、「なんとか楽して終わらせたい」ということで3人で1人が1ページの色を三枚作って交換しようとなった

それでも徹夜になった

1色ずつ色を作って塗って、ドライヤーで乾かして見本の色と合わせて、同じ色を作っていく

3人それぞれ作って交換したものを提出するのだから、提出内容は同じなのに評価がそれぞれ異なったのには笑った

まぁ、そんなことを懐かしく思いながらも手は休むことなく

◆パーツ完成

なかなかいい具合にできた

しかし、このパーツとは別に同時進行でもう一つ同じ色・デザインで作ったのはイマイチだったその理由は次の作品の説明で明かそう

☆表面張力が弱い・・・


実は今回のご依頼はこちらのリングを見てのリクエスト

「大きさはどんな大きさができますか?」「どんな色ができますか?」と
色もサイズも見本がないので、まずはその準備に取り掛かる

で、サイズは写真で決まったが色については先ほどの「深緑」ともう一つはこちらの「くすんだ感じのピンク」というリクエストだった

◆色は似せて作れたものの

こちらの「くすんだピンク」も似た様な色目に調合できた

しかし、成型するところで深緑ともに問題が

ラインストーンチェーンを輪っかにしてその中に色レジンを入れていくのだが、ドーム状にするのは「表面張力」だのみ 直径が小さければ「いい感じ」に「ぷっくり」するのだが直径が大きくなるほど盛り上がり方は緩やかになる(粘度の高いレジンを使えば可能だが持ってなかった)

◆やり方を変えてみる

それで、まず底辺とドームをモールドで作ってから貼り合わせた後に削ったり足したりの作業を繰り返すという、なんとも今季のいる作業で「ぷっくり」したパーツも作った 楕円形も作ったがそちらはドームは手作業で作って行った

写真の左が一部モールドを使ったもの、右が表面張力
好みにもよるが私的には左がいい感じ、そしてご依頼人に写真から選んでもらって楕円形で仕上げることに

こちらも良い感じの仕上がり

あとはリング台を接着剤で止めてから、さらにレジンでコートする仕上げをして完成

☆職人魂


道具がないなら手持ちのものでどうできるか考える
通常のやり方(自分の中の)がだめなら、どうすれば思った形になるか考える

とにかく、「思い描く完成図」にいかに近づけるか、

諦めない!

試行錯誤しながら自分の「技術」にしていく、「オリジナル」にしていく

これが私のモットー、私の「職人魂」

そりゃ一発OK出ればいいよ?
でも、神様じゃあるまいし、人間国宝じゃあるまいし、まだまだ毎回が勉強
それでも「好きなこと」はやっぱり楽しい

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