遊戯王OCG-デッキ紹介【ほのおのパンチ】
記念すべき最初の投稿記事となります。
最近組んだデッキの中でもやりたいことと展開ルートが綺麗に纏まったデッキになるので、紹介したいと思います。
デッキレシピと概要
スネークアイからの展開をメインに行いながら、ジャンク・ウォリアーでのワンショットを狙うデッキです。
きっかけは、このカードをパックから自引きしたところから始まりました。
「ANIMATION CHRONICLE 2023」に収録された、クォーターセンチュリーシークレットレアの「ジャンク・ウォリアー」です。
5Ds世代である私は、このカードの輝き、カッコよさに目を奪われました。
アニメ5Dsの最終回は今でも見返すくらいに好きな回です。
しかし、ジャンク・ウォリアーを主軸としたデッキについては組んだことがなく、相性の良いカードも思いつかずで持ち腐れ状態となっていました。
そんな時、2023年7月発売のレギュラーパック「AGE OF OVERLORD」にて収録された新テーマ、スネークアイに属する以下のカードに目が留まります。
注目するところは②の効果です。
昔からジャンク・ウォリアーを使っている皆さんはピンと来たと思います。
「炎属性・レベル1のモンスターの攻撃力を全体1100アップ」ということは、このカード化で対象モンスターの大量展開を行った後にジャンク・ウォリアーを出せば、それら全てのモンスターの攻撃力を加算できるということになります。
・蛇神神殿スネークアイ
・大量の炎属性・レベル1モンスター
をそろえ、その状態でジャンク・ウォリアーをシンクロ召喚し、
パワー・オブ・フェローズ(攻撃力吸収効果名)
↓
スクラップ・フィスト(攻撃名)
によるワンショットを決めることがこのデッキの目指す到達点となります。
必要なカードの確保①
さて、キーカードである蛇神神殿スネークアイを直接サーチできるカードはスネークアイテーマの中に存在しません。(2023/10/27現在)
そこで、「救いの架け橋」でのサーチを狙います。
手順としては、「ライトロード・ドミニオン・キュリオス」での直接墓地肥やしを狙っていきます。
スネークアイは展開力が高く、テーマ内下級モンスターや汎用リンクモンスターを並べることに長けているので、今回のキュリオスへのアクセスは、種族の異なる炎属性×3を目指していきます。
必要なカードは次の3枚です。
3枚が必要と聞くと多くないか?と思いますが、「スネークアイ・エクセル」の効果により、片方をサーチできるので、実際はエクセル+どちらか1枚です。
また、
「黒魔女ディアベルスター」
「罪宝狩りの悪魔」
「原罪宝-スネークアイ」
「篝火」
「ワン・フォー・ワン」
これらのカードは実質上記3枚にカウントでき、全て合わせて20枚近くが積まれているため、初ターンでのキュリオス展開は安定しています。
具体的な展開方法としては以下のルートになります。
1.「スネークアイ・エクセル」の①効果を発動し、「スネークアイ・ワイトバーチ」、「転生炎獣モル」の内、引けていない方をサーチする。
2.「スネークアイ・ワイトバーチ」を特殊召喚し、「スネークアイ・ワイトバーチ」を素材に「リンクリボー」をリンク召喚する。
3.「リンクリボー」の下矢印先に、「転生炎獣モル」を①効果により特殊召喚する。
4.「スネークアイ・エクセル」の②効果を発動し、「スネークアイ・エクセル」と「リンクリボー」を墓地に送り、「蛇眼の炎龍」を特殊召喚する。
5.「蛇眼の炎龍」と「転生炎獣モル」を素材に、「灼熱の火霊使いヒータ」、または「トロイメア・フェニックス」をリンク召喚する。
6.墓地に送られた「蛇眼の炎龍」の③効果を発動し、「スネークアイ・エクセル」と「転生炎獣モル」を特殊召喚する。
7.炎属性の炎族、サイバース族、魔法使い(悪魔)族が揃うので、「ライトロード・ドミニオン・キュリオス」をリンク召喚する。
この流れで、キュリオスをリンク召喚し、①効果にて「救いの架け橋」を墓地に送ります。
続いて②の強制効果が発動しますので、それにチェーンする形で「救いの架け橋」の②効果を発動、蛇神神殿と宝玉獣モンスターを手札に加えます。
必要なカードの確保②
蛇神神殿の確保ができたら、次はジャンク・ウォリアーをシンクロ召喚する準備を行います。
まず、これらのカードから、「ジェット・シンクロン」を特殊召喚します。
動きは遅くなりますが、「スネークアイ・エクセル」からサーチ後に通常召喚でもOKです。
(下級展開が多い都合上、スネークアイは耐久力があるので、時間稼ぎで壁を出して耐えることもできます。)
このカードと下級スネークアイモンスターでシンクロ召喚を行い、「ABF-雨隠のサヨ」をシンクロ召喚します。
この時、ジェット・シンクロンの①効果を発動し、ジャンク・ウォリアーの指定チューナーである、「ジャンク・シンクロン」をサーチします。
(①効果使ってるのほとんど見たことないと、対戦した様々な方に言われました。②が強すぎるので残当。)
展開について
その後は、サーチしたジャンク・シンクロンを通常召喚し、蛇眼神殿を発動、下級が並んだ段階でABF-雨隠のサヨと共にシンクロ召喚、ジャンク・ウォリアーの降臨へと繋げていきます。
攻撃力アップの種となる炎属性・レベル1モンスターについてですが、主にスネークアイ・エクセル、オークの2枚の攻撃力が高いので、(蛇眼神殿下でそれぞれ1900、2000になる。)これらの展開を重視して行います。
キュリオスの展開ルートでも使用しましたが、「蛇眼の炎龍」の③効果での展開がメインとなります。
蛇神神殿の①効果による配置、手札コスト、モンスターゾーンから離すなどの方法により、このカードを自分ターン・相手ターン問わず墓地に送ることで、炎属性・レベル1モンスターを展開していきます。
・蛇神神殿からの墓地送り
③効果による相手ターンの特殊召喚からの除去、黒魔女ディアベルスターの特殊召喚および蘇生のコスト、スネークアイエクセル・オークの効果コスト、原罪宝-スネークアイの効果コスト、禁じられた一滴
・手札コストによる墓地送り
ワン・フォー・ワン、禁じられた一滴
・モンスターゾーンからの墓地送り
蛇神神殿からの展開例と同様の方法、炎王炎環
更なる高みへ
これらの手段を用いて展開し、3体のスネークアイ下級が並ぶと、最大6000の攻撃力アップが望めます。
しかし、これでは攻撃力が8300止まり…ワンショットに届く攻撃力ではありますが、ジャンク・ウォリアーの攻撃力としては少し物足りない気がします。
そこで使うのは、過去に禁止カードも経験したこともある、古き良き脳筋装備カード。
「団結の力」です。
炎属性・レベル1モンスターには、装備カードとの関連性が深い、「焔聖騎士-ローラン」がいます。
展開の途中でこのカードを墓地に送り、団結の力を確保します。
ローランは、スネークアイ・エクセルでのサーチにて確保することが最も簡単です。
また、初動となるキュリオスの②効果にて、墓地に団結の力が落ちてしまった場合は、「焔聖騎士-リナルド」の効果により、回収することもできます。
このカードをジャンク・ウォリアー召喚前に、場のモンスターに装備しておきます。
すると、最大で+4000の攻撃力アップを望むことができます。
(メインモンスターゾーンに4体、エクストラモンスターゾーンに1体)
合計攻撃力は8300+4000=12300です。
10000超えした攻撃力で相手へ攻撃を宣言し、スクラップ・フィィストォォォ!!!と高らかに叫びましょう。
その他の採用カードについて
以下、その他の採用カードの解説です。
■メインデッキ
・「倶利伽羅天童」
効果を発動した相手モンスターをコストにより除去しながら、高攻撃力を望めるカードです。
元々はサーチ手段が汎用系程度で乏しく、「引けたら強い」程度の評価のカードでしたが、スネークアイ、原罪宝の登場によってサーチ手段が増加、各段に使いやすくなり評価を上げたカードです。
倶利伽羅込みで先ほどの盤面を形成できると、ジャンク・ウォリアーの攻撃力も更に+3000、4500、6000と跳ね上がります。
見た目が可愛い。
・「真炎王 ポニクス」
最新のストラクチャーデッキである、ストラクチャーデッキR-炎王の急襲-にて登場したカード。
属性レベルが完全にスネークアイとかみ合い、発売時期も近いことから意図的にデザインされたカードだと思います。
「炎王炎環」をサーチできるので、「蛇眼の炎龍」のフィールド←→墓地の循環を手助けしてくれます。
見た目が可愛い。
・「ビッグバン・シュート」
スネークアイ・エクセルおよびオークは、自身と自分フィールド場のカードをコストに効果を発動するので、このカードを相手に装備した後に効果のコストとして墓地に送ると、本来はデメリットとなる効果にて、装備していた相手モンスターを除去できます。
装備カードなので、ローラン、リナルドから触れることができます。
対戦した友人の1人から案をいただき、採用に至りました。
ありがとう<(_ _)>
・「リビング・フォッシル」
キュリオスの②の強制効果にて、ジャンク・シンクロンが落ちてしまった場合のケア用カード。
こちらも装備カードなので、ローラン、リナルドから触れることができます。
元々はジャンク・シンクロンを2枚入れていたのですが、片方をこちらにした方が、他の用途にも利用できて便利でした。
こちらも対戦した友人の1人から案をいただき、採用に至ったカードです。
ありがとう<(_ _)>
・「禁じられた一滴」
汎用妨害カードの1枚ですが、このデッキでは展開についての項で挙げたとおり、「蛇眼の炎龍」をコストにすると、モンスターを展開しつつ妨害効果を使うことができます。
本来はディスアドバンテージを背負うカードですが、状況次第では使用後に手札が増えている場合もあります。
■エクストラデッキ
・「LL-アンサンブルー・ロビン」「S:Pリトルナイト」
展開が滞っている場合の妨害となるカード。
リンクリボー+ロビンのLL基本展開にて対応することもあります。
リトルナイトもリンクリボーが簡単に展開できるので、①の除去効果を打ちやすいです。
・「LL-プロム・スラッシュ」「トロイメア・フェニックス」
ジャンク・ウォリアーの攻撃を通す際に妨害となる魔法・罠を除去するためのカード。
トロイメア・フェニックスは、初動のキュリオス展開に使用することもできますが、こちらの役割もあるため、展開ではヒータを使うことが多かったです。
・「ペンテ・スタッグ」
相手が守備モンスターしかおらず、ジャンク・ウォリアーの攻撃ダメージを通せない場合に貫通効果を付与させます。
・その他リンクモンスター
このデッキは、必要なエクストラデッキのモンスターが少ないので自由枠として採用しています。
「転生炎獣サンライトウルフ」+「リンクリボー」で「デコード・トーカー・ヒートソウル」を出せ、更に下級の展開力にて攻撃力アップ効果を最大値まで高めやすいので、デッキの回転率を上げながら裏エースとなれたりもします。
終わりに
余談ですが、本日こちらのデッキ紹介記事を上げた理由に、明日発売のパック、「PHANTOM NIGHTMARE」にて、スネークアイ魔法・罠をサーチする下級スネークアイモンスター、「蛇眼の炎燐」が登場することが決まっていること、があります。
自身を展開する効果まで兼ね備えており、蛇神神殿のサーチはこのカードを使用することが今後のスタンダードになると想定されます。
このため、このレシピは本日が最後になるだろうと考えたからになります。
スネークアイは先に述べたように展開力が高いので、様々な運用方法があるテーマだと思います。
12期のストーリーテーマである、「ディアベルスター」関係テーマなこともあり、今後も新規が期待できるテーマですので、形を変えながらも使っていけたらと思います。
ここまで読んでいただきありがとうございます。
つたない文章ですが、今後とも文章力を高めつつ、記事の更新頻度は上げていきたいと思っておりますので、見ていただけたら幸いです。
それではまた、次の記事でお会いできればと思います。