東横INの真似をしてホテルは傾く
こんにちは。
東横インに泊まったことはありますか?
泊まったことはないけど、聞いたことはあるよという方は多いでしょう。
実際に何度も宿泊された方も。
東横INは株式非公開ながらも事業を拡大しつづけ、今やドイツやフランス、韓国にも店舗がある世界的な企業です。
日本ではビジネス利用の顧客をターゲットしてマーケティングに注力し、事業の規模を拡大します。
しかし、これを真似しようとする企業があまりにも多いのです。
真似をするのが何か問題なのではなく、根拠やコンセプトなしに "東横INの真似をすれば売れる" といった短絡的な考えから、事業を進めてしまう事業者が多いのです。
ビジネスホテルは合理性の追求の成果物ですから、駅前に建てますが、予約が埋まりづらいのであればホテルとしてのValueはあまりありません。
ご存知の通り、昨今でよく見かけるのはLuxulyやモダン、和をテーマにしたホテルや旅館。
ビジネスホテルとして必要とされるサービスが限られていても、突き詰めて凝ったアイデアで安定しているのは共立メンテナンスとルートインくらいでしょう。
小規模や中規模、新規事業者はどういったところに気をつけてサービスをデザインしたらよいでしょうか?
ユニクロの衣類は、手頃な価格でシンプルなデザインな上に、どこでも手に入るため安定して消費者を満足にします。
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