隠蔽と沈没
こんにちは。
1990-2000世代は、犠牲世代な気がします。
氷河期世代が求人が極端に少なかった。しかし、1999-2000世代は、その逆。
氷河期世代と、トカゲの尻尾世代。前者はそもそも必要とされず、後者はすぐに捨てられる。
一過性の強い産業に偏ってしまっていることが、循環で成り立つ世の中が安定を欠くことの根拠です。
具体的には運輸、観光。介護や保育に飲食。
これらの産業で、特に運輸はコロナ需要、観光はインバウンド需要で従業員の人件費は高騰していてこれが持続するとの見方もあります。
それらの層の主張は、インバウンドがJapanese blandの再発見を試みていること。
それが、観光業の賃金拡大に寄与するだろう、とのことです。
私はそうでなかったケースを提示して、状況の変化が労働者を取り巻く環境が、深刻に劣化していくと想像します。
端的に、インバウンド需要がなくなればコロナショックのようにリストラが相次ぎ、閉まるホテルが増えるでしょう。
ホテルの清掃やフロント、空港のグランドスタッフやCAは、繰り返し世界情勢の波に飲み込まれ、のたうち回ることになります。
全てが思いつきと後手後手で発展してきた仕組みは、脆いのです。些細な亀裂から全体が決壊し、多くの犠牲が出ます。
大きく安定しているように見える船が、簡単に沈む流れを理解することは難しくありません。
組織が修復歴や本来の規約を多く違反していることを隠蔽する文化。
Jeju air墜落事件やセウォル号の事件は、他所の事件でしょうか。
知床遊覧船の沈没や、統一教会の一見が遠い親戚のご近所トラブルくらいにしか感じていなければ、アナタこそが危ない。