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え!?日本と諸外国の比較〜年金制度編〜

 まず、公的年金制度の大まかな仕組みについて述べる。制度としては、「基本的に日本国内に住む20歳から60歳の全ての人が保険料を納め、その保険料を高齢者などへ年金として給付する仕組み」である。これを賦課方式と言い、主要国(日本、アメリカ、英国、ドイツ、フランス、スウェーデン)の年金制度は全てこの形式が取られている。今からは、日本の特徴について述べる。日本だけというわけではないが、特徴として『労使折半』『二階建て年金』が挙げられる。『労使折半』とは、会社員や公務員で厚生年金や共済年金に加入している人(第2号被保険者)が毎月定率の保険料を会社と折半で負担し、保険料が毎月の給料から天引きされる仕組みであり、この方式は、アメリカ、ドイツでも採用されている。次に『二階建て年金』について。これは、20歳以上の全ての人が共通して加入する国民年金(基礎年金)と会社員の加入する厚生年金による二重の二階建てのような構造になっていることからそのように呼ばれる。この二つが日本の年金制度の特徴である。

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