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意外と説明できない日本のこと。書籍『スペイン人が日本人によく聞く100の質問』

夫の故郷、南米に行った時に、日本について聞かれましたが、情けないくらいに答えられなかった経験があります。
私のスペイン語のレベル以前の問題で、日本語でも答えられなかったと思います。
スペイン語の学習本であり、日本のことも学べる本を見つけました。


生活の中で自然に受け入れてきたことばかりで、改めて考えたことがなかった。



生まれてから日本で暮らして、いろいろなことが当たり前すぎて、改めて問われると、いや~まぁ私が生まれた時からそうだったからね…みたいな気持ちでした。

というのも、私は日本でしか暮らしたことがなく、他の国のこともあまり知らず、比較する経験もなかったからです。

比較するものを知っていると、別の視点からものを見ることができる


その反面夫は、自国と比較して違いを話すことが出きるため、私より日本のことをぺらぺらと話していました。
鶏肉が100g◯◯ドルで売ってるとか、土地の値段とかそんな話まで(笑)。
※円ではイメージがつかないのでドルで説明していました。

一番困ったのは、「日本の生活ってどんな感じ?」というざっくりした質問

一番困ったのは、「日本の生活ってどんな感じ?」という漠然とした質問でした。そう聞きたくなる気持ちはわかりますけどね。

夫は、「日本の生活はとても静かで穏やかだ。日本は綺麗だし、サービスの質がすごく良い。」などとたくさん話していました。
やはりこれは、自国と比べているから出てくる言葉ですよね。


日本と他国の関係について聞かれた


夫の友人で学校の先生をしている人がいて、その人から、某国との関係について聞かれました。夫が話し始めようとした時彼は、
「僕は彼女から聞きたいんだ」と言ってくれました。
それまでそんな人がいなかったので、嬉しかったです。
とはいえ、あまりよく説明はできませんでした。
戦時中の問題もあるし、現在も続いてる領土問題もある、という話だけ、思い付いたのでしましたが、それだけです。情けないな~。
一生懸命日本史を勉強したのに。


書籍『スペイン人が日本人によく聞く100の質問』

『スペイン人が日本人によく聞く100の質問』
は、スペイン語の学習のためだけではなく、外国の方々が疑問に思うことはどんなことなのかが知りたくて読んでいます。

日本独特「空気を読む」


この本では、日本独特の
空気を読むを captar el ambienteカプタール エル アンビエンテ(雰囲気をとらえる)
と表現していておもしろいなあと思います。

正直この空気を読む、というのは非常にバランスが難しくて、私はとても苦手です。読みすぎると喋れない、動けなくなるし、読まなすぎると批判される…。
これは日本の文化のせいではなく私のコミュ力のせいでしょうか…?


日本人は相づちが多い?

また、日本人はなぜ会話の時にたくさん相づちをうつのか?という質問がありました。

"相づちが常に同意を表すとはかぎらないが、相手の人に聞いてますよという友好的な雰囲気づくりのためにやっている"というようなことが書かれてありました。

ほかの国の人々はそれほど相づちをうたないんでしょうか?夫の相づちもそれほど意識してみていませんでした。少ないのかな…?
相づちは意識して多くしているので、少なくていいなら正直楽です(笑)

この本について

その他、本音と建前、謙遜などの国民性や、日本人でも説明しにくい伝統コンビニや100ショップなどのライフスタイルキャッシュレス社会、車内アナウンスなど、多岐に渡っていておもしろいです。
※特定の国との関係については書かれていません

スペイン語のレベルとしては、私(DELE B1)が読んで、わからない単語が少し出てくる程度です。

タイトル通り100の項目があり、それぞれに3つの質問があって、日本語訳がついています。

音声は本にあるQRコードを読み取ってダウンロードできます


私は、過去に通訳案内士(スペイン語の)を目指し始めて、途中で中断してしまった経緯があります。
いつか、という思いが頭の片隅にあると共に、資格取得を目指さなかったとしても
日本のことは説明できるようになりたいです。


読んでいただきありがとうございました!

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