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映画で触れた3人の女王の生き様~フアナ、メアリー、エリザベス
入院中、頭痛が酷かったため、読み書きはできず、映画をいくつも見ました。
その中で、ヨーロッパの女王に関する映画を2つ見て、その生き様を垣間見ることができたので紹介したいと思います。
During my hospitalization, I had a severe headache and could hardly write or read anything. So I watched some movies, two of which were about queens in Europe.
※今回の内容は、即興で英会話が無理だと思ったので、事前に英作文をしてからSpeakで訂正してもらいました。
『女王フアナ』
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https://www.amazon.co.jp/gp/video/detail/B0D6L258RQ/ref=atv_dp_share_cu_r
1つ目は、『女王フアナ』です。
(スペイン語の映画です!)
The first movie I watched was "Juana La Loca," the story of Queen Juana.
女王フアナの政略結婚
時代は15-16世紀、フアナは、カスティーリャ王国(スペインの中央部)のイサベル女王1世の娘です。
ハプスブルク家のフェリペと政略結婚をしました。
Juana was the daughter of Queen Isabella I of Castile. She was politically married to Felipe of Habsburg.
男前の夫は浮気ばかり
フェリペは容姿端麗。フアナは彼に恋をしました。
しかしフェリペは浮気を繰り返し、フアナは嫉妬にさいなまれて情緒不安定になってしまいます。
Felipe was very handsome, and Juana fell in love with him. But Felipe kept cheating, and Juana suffered from jealousy and became emotionally unstable.
フアナの狂気じみた振る舞いが目立ってくる
フアナは、夫と浮気をした侍女の髪の毛を切ってしまいました。
その後夫は、フアナの父親と共謀して、フアナが狂っていると訴え、フアナを女王の座から引きずり下ろそうとします。
(フアナはこのころカスティーリャの女王になっていました)
She cut the hair of a maid who had an affair with her husband. Afterwards, her husband intended to remove her from the throne in collusion with her father, claiming she was crazy.
江戸の大奥と違い、愛人は認められていない
江戸時代の大奥とは違うことに気付きました。
I found that it was different from the situation in the Ooku during the Edo era in Japan.
こんな位の高い人が愛人をもつことができなかったのだろうかと当初思いました。
しかし、カトリックの教義により、愛人をもつことは認められていなかったようですね。
(近世になると公妾という制度も生まれたようですが)
例え王と愛人との間に息子がいたとしても、その子どもは庶子とみなされ、王位継承権はなかったようです。
I wondered if men of such high status could have mistresses. I found that the Catholic district did not allow them to have mistresses, so even if a king had a son with a mistress, the son was considered an illegitimate child and did not have a right to the throne.
浮気されても夫を愛し続けたフアナ
フアナは、情熱的に夫を愛した女性でした。
夫が浮気を繰り返したら、フアナのように怒ってヒステリックになるのは当然だと思います。
驚いたのは、浮気をする夫を愛し続けたことです。
She was a woman who passionately loved her husband. I think it was natural that Juana got angry and became hysterical if her husband kept cheating. I was surprised that even if he was unfaithful, she loved him so much.
しかし、彼女の振る舞いは度を超えていたので、狂人とみなされ、その事が彼女を王座から下ろす動きにも利用されてしまいます。
彼女はただ夫を愛していただけだと思います。
(ちょっと重すぎる感じはあり…フェリペも引いていました。でも6人と子沢山なんですよね)
But her attitude was strange enough to be considered that of a crazy woman, and it was used as an excuse for her falling off the throne. I think she simply loved him very much.
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『2人の女王 メアリーとエリザベス』
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イングランドの女王エリザベス(左)、スコットランドの女王メアリー(右)
https://www.amazon.co.jp/gp/video/detail/B07T4LDNTS/ref=atv_dp_share_cu_r
もう一つの映画は、『2人の女王』です。
舞台は16世紀、メアリーはフランスの王妃でしたが、夫の死後、故郷のスコットランドに戻り、スコットランド女王となりました。
The second movie was "Mary, Queen of Scots".
Mary was a queen of France but after her husband's death came back to Scotland and became the queen there.
メアリーは、イングランドの王位継承権も持っていたため、メアリーと、イングランドの女王エリザベスは、常にお互いを意識していました。
She also had a right to the throne of England, so she and Queen Elizabeth of England were always conscious of each other.
再婚相手に悩まされ、敵も多かったメアリー
メアリーは再婚しましたが、夫は男色家で、政治的にも頼りがありませんでした。
息子は1人いたようです。
Mary remarried, but her husband was homosexual and politically unreliable, even though they had a son.
彼女は、宗教的な背景にも悩まされます。
プロテスタントの人々は、カトリックのメアリーを敵対していました。
彼女に対する陰謀が常にあったのです。
She suffered from the religious situation. In short, Protestants did not like Mary because she was Catholic. There was a conspiracy against Mary.
2人の対照的な女王たち
エリザベスは、結婚による政治的な影響を懸念して、生涯結婚をしませんでした。
とても聡明だと思いますが、少し寂しそうにも描かれていましたね。
Two contrasting queens.
Elizabeth did not marry throughout her life to avoid political influence. I think she was very clever, but she might have also been lonely.
メアリーは結婚によるトラブルもあり、夫の死後の再婚によって、悪い噂をたてられてしまいます。
(彼女が再婚したかったわけではなく、利用されただけなのですが‥)
Mary had trouble with her marriage, and her husband's death and remarriage spread bad rumors.
どこまでも誇り高い女王メアリー
メアリーが政治的に危機に陥った時、メアリーはエリザベスに助けを求めます。
メアリーは庇護を求める立場なのに、エリザベスに対してプライド高く「私の方が正当なイングランドの王位継承権を持っている」と言い放っていて、驚きました。
Mary asked Queen Elizabeth for help when she was in political trouble. I was very impressed that Mary had a lot of pride and told her, "I am the rightful heir to the throne of England," despite her bad situation and asked for help.
ヨーロッパの歴史、王位継承権は複雑
王位継承や、ヨーロッパの歴史は複雑で難しく、よくわからないのですが、映画を見たことで、3人の女王の人生と歴史に触れることができました。
The path to the throne was complicated and the history is difficult, but I was able to experience the life of a three queen and the history.
ヨーロッパの歴史についてますます知りたくなった
下記のような理由で、ヨーロッパの歴史は難しいですが、ヨーロッパの歴史についてもっと知りたいです。
・同じ名前が1世、2世、3世~と出てくる
・国の境目がしょっちゅう変わる
・違う国の王家同士が結婚したりする
・ハプスブルグ家のようないろんな名家が
出てくる
歴史全体を知ろうとすると混乱するので、まずは時代や人物をしぼるというのはいいですよね!
以前、アルカサル王城という漫画を読んだことがあるのですが、男女のからみばかりに夢中になって、政治的な話しは全然頭に入っていません 笑
カスティーリャ王、ドン・ペドロも浮気だらけでしたよ(時代は14世紀)
読み物としてはそこがおもしろいんですよね…
まずは子ども向けの世界の歴史漫画から読んでみようかな❣️
読んでいただき、ありがとうございました!
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