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無印 幻想人形演舞の歴史


2014年冬コミにてあるゲームが発売された、そう『幻想人形演舞』である、ゲームが発売されてから約10年の月日が流れようとしている。
そんな時間の流れを感じ感傷に浸りながら、約10年前高校生でレートを相当真面目にやっていた当時のことを振り返ろうと筆をとった。
なにぶん相当前のことであると同時に個人的主観や筆者の体験が多分に交じっていることと、記憶違いがある可能性があることを踏まえた上で読んでもらえると嬉しい。

始まりPあや無双


シューティングアーツが無い世界線でした


冬コミで発売されたとはいえ、同人ゲーム。すぐに環境が作られるわけもなく、皆が思い思いに好きな人形を使い遊んでいた。
そんな中環境と呼べるものが始まったのはそれから半月後程、メロンブックスによるDL販売が始まってしばらくしてからだったように思う。
皆が嫁人形を使う中、一際存在感を放った人形がいた、それが『Pあや』である。
一斉射撃から繰り出される連続技は、各人の嫁人形を粉々に粉砕した、かくいう私もその一人で、初めて行ったランダムマッチでは「なんか強そうやな」と選んでいたパーティを一匹で破壊されたことを今でも覚えている。
体感で言うと本当に2試合に一回は当たっていたと思う。
暫くすると小型ビットとかいうわけのわからないPあやメタのアイテムを持った人形が多数出てきた、『Dしんぎょく』等今思うと何が強いのかさっぱり分からない人形もいたが、それだけ皆必死だったのだ。
その中で発見された1匹が『Dアリス』である、彼女は今後の無印演舞において目立った活躍をするわけではないが、受けループや受けサイクルで長い間優秀な物理受けとして活躍していくことになる。

響き渡るオーケストラ


台パンモーションすき


Pあや対Dアリス、あまりにも固い受け人形が台頭してきたことにより物理での突破はやや困難になり皆が次なるエースを探す中、注目を集めたのは当時命中が100というイカれた数字を持った『弾幕オーケストラ』を攻撃の軸に据えた特殊音人形たちだ。
Pミスティア』や当時アビリティが得意分野であった『Pリリカ』が特に使われていたかのように思う。Pミスティアはアップテンポから高いSを活かし制圧、Pリリカは不思議な波動を持っており非常に受けづらい人形であった。
また、この頃からニコニコにて対戦動画などが上がり始めた記憶がある、特によふき兄貴の動画は個人的に参考にさせてもらったのを覚えている。
それは置いておいて環境は一変、どう音人形を止めるかに移り変わった。
そんな中、公式のじゃじゃおニキが「まだ本当に壊れてる人形は出てきていない」と言っていたのを私は覚えている。

公式公認最強人形登場


一定数簪もおりました


課題はどう音人形を汎用性を損なわず倒すかということへ移り変わり、各自各々が色々な人形を試し始めていた。
当時は音に対し雷が弱点ではなく、風を使い対面で勝とうという流れが散見された。
しかし当時はPあや以外ろくな風アタッカーが発見されて居なかった為手探りの状態、そんな中頭角を表した人形が『Pエリー』だ。
現在の反動相殺とは違い仁王立ちを有していた彼女は、これまた現在とは違い歪属性がない世界で、猛進ノ構と黒いチョーカーや藁人形を併用し優秀過ぎる積みアタッカーとしての地位を確立していった。
とはいえ所詮は物理アタッカーの域を出ないPエリーが、Pあやと比べ物にならない程幅を利かせているのには演舞開始初期から非常にアンチが多かった『あの』人形が関係している。
それが『Pマミゾウ』だ。
この二匹は非常に相性補完が優れており、かつ妖怪変化による見えないプレッシャーは安易にPエリーに対してDアリスを投げる事を否定しており非常に厄介な人形だった。
加えてその頃Pマミゾウはチェンジリングを取得しており、サイクルを回す事も可能であった為受けるという行為を非常にやりにくくしていたと感じた。
このPマミゾウに対してPエリーが強いというのもPエリー一強環境に拍車をかけていた原因だろう。
後にじゃじゃおニキは「Pエリーこそが見つかっていない本当の壊れ人形だ」と語っていた、彼らの目は節穴だったのだろうか?
本当に壊れていた人形はそのすぐ後発見されることになる。

本当の最強


こいエレとかにも使われてた


こうなると、パーティの構築は『誰が一番Pエリーを上手く通せるか』という方向へ向かって行くこととなる。
そこで目をつけられたのが壁構築、探されるのは、耐久があり、相手に起点を作らせない人形なのだが、そんな都合の良い人形がこの荒削りで調整が行き届いていないこの時代に何故か存在していた。
それが『Aこいし』である。
彼女は恵まれた耐久値と幻無による弱点の少なさ、そして好奇心+アップビートによる起点阻止と全てが揃った人形だった。
Aこいしからの展開力を有したPエリーは次の相方の積みアタッカーを探し始め、そして遂にこの幻想人形演舞において歴代最強と思われるアイツが発見されることとなったのだ。

『Sすわこ』


†神GOD神†


彼女のヤバさが露呈し始めた、それは過去の人形を全て置き去りにして演舞界の頂点に君臨する程最強無比な物であった。
その証拠に演舞勢はSすわこのニックネームに卍や†を付けている人が多かった様に思う。
S115からの気分屋+森羅バリオプによる異様な起点にする範囲の広さはありとあらゆる人形から人権を奪い去り、Pエリーとの相性の良さも含めてその対策ですら突破してしまうポテンシャルを秘めていた。
記憶に残っているのは『Dパチュリー』やここにきて再びの『Pミスティア』等が対策として使われていたと記憶している。
それでもSすわこ側が鋼鉄符を採用する等もあり、完全な対策とはいかなかった。
この頃の結論パは
Aこいし
Pエリー
Sすわこ
Pマミゾウ
Pミスティア
Sりか
だったのではないかと振り返ると感じる、Sりかは自然符を使用する事で上記人形達に有利に立ち回る事が出来た為積みアタッカーとして非常に環境に合っていたと感じた。

そんな他のパーティを寄せ付けない完成度を持った『こいしエリーすわこ』でしたが、そんな彼女らでもどうしても勝てない物が存在した。

公式による人形のナーフ』である。

ver1.30への大型アップデートが行われ、その中には人形の能力調整の項目があった。
環境を破壊し尽くした彼女らが当然それから逃れられる訳も無く
Aこいし アップビート没収
Pエリー 仁王立ち→反動相殺
Sすわこ バリアオプション没収
Pマミゾウ チェンジリング没収
Pリリカ 得意分野→突貫
弾幕オーケストラ 命中100→85
と大幅な弱体化がなされ、環境トップの座は陥落する事と相成った。
私の友人のグラコロが「オニゴーリですら強いのにライコウが気分屋を持っていていい訳ないだろ」と言っていたのを覚えている、その通りでそんなイカれ狂っていた彼女達はこの世界に存在して良い訳がなかったのだ。
そして他人形のアッパーもあり、再び環境は混沌とした物へと移って行くこととなる。

詳しいナーフやアッパーの情報は幻想人形演舞のパッチダウンロードのページに詳しいPDFがあったと思うので、気になる人は目を通してみて欲しい。

これは個人的な事なのだが、この頃から『勝ちたい窓』という物がありそこに所属させてもらったのを覚えている。
Twitterなどでの情報交換を含めて段々と活発になっていくコミュニティの様子は今でもよく覚えておりいい思い出だ。

新環境


当時の冥は光以外等倍以上でした


試される数多の人形、毎日のように溢れ出るアイデア、そんなメタゲームと呼ばれる物が存在しない中、個人的に抜けて印象に残っている人形が二匹いる。
藁人形を携えて上から制圧してくる『Pカナ』と揺るがぬ心と生命符を用いて撃ち合いをしてくる『Pゆめみ』だ。
Pカナの活躍は目を見張る物があり、銅鏡というアイテムが真面目に使われる環境だった程である。
銅鏡Sひじりという人形を使っている人が数人いる環境を誰が想像しただろうか、少なくとも後にも先にも銅鏡がこれ程までに使われたのは1度も無かったと記憶している。
『Pゆめみ』の対面性能の高さ、位相反転による積み対策等、できる事の多いというのはそのまま強さに直結しうるという事を学んだ。
とはいえ、印象に残っている理由は彼女がもう一段階進化を残しており、あまりに鮮烈な環境デビューをするからなのだが、それはまた後に話そう。

この頃にSUWAKOにて仮のレート戦が始まったのを覚えている。
まだ初心者ペーペーだった私は全く勝てなかったのだが、上位の方は地獄のような状況だったらしい。
筆者の友達であるNienという男が「勝ってもなんも変わらんけど負けたらありえないくらい取られる」と嘆いていたのを記憶している、あまつさえ『勝ったらレート減った』という噂まで出る始末であった。
真偽の程はわからないがそこにはこの世の地獄があった事は想像に難くない。

スレンパ


スレン式Dゆうかって言われてた


そんな雑多かつ誰もが自慢のパーティを使っている状態で開催されたレート一期、最終一位になったのはTNスレンが率いる人形達であった。
Pリリカ
Sゆめみ
Pさくや
Sふと
Pみま
Dゆうか
この六匹はスレンパと呼ばれ、一位パーティという事もあり環境に溢れる事となった。
特にHD銀Dゆうかと兵糧丸Sふとは自分の中でこんな闘い方が出来るのかと衝撃を受けた人形であった、このパーティ自体が『読み』という物が前提に組まれている物であり、これをコピーして回し続けていた人は例外なく強者になっていた、何を隠そう私もその1人である。
同じ人形が溢れるという事は当然そこにメタゲームという物が生まれるという事である、各人がこのパーティを倒そうと試行錯誤していた。
特にNienが行っていた、パーティの並びでをDゆうかを出す事を強要し、浮遊石Sりかでオフェンサートランスを積んで全抜きするという戦術は一つの回答になっていたと思う。
個人の名前で知らない人には申し訳ないが『Nien』と『nana』の二名は0から1を作り出すのが非常に上手だった、自分にはない発想で何度も驚かされたのを覚えている。

環境の停滞


この子が流行っていました


正直な所ここから暫くあまりにも強力な人形というのは暫くの間産まれて来なかった。
強い人形は数多く発見されたのだが、それは環境を破壊するほどでは無く良い意味で対策をし合う環境が続いた。
レート2期はnanaくんと私で同じパーティを使って41-9と40-10という戦績にて1、2フィニッシュを飾ったが、下記パーティは今見ると荒削りな印象を受ける。
Pエリー
Pあや
Pマミゾウ
Pいく
Pりん
Aむげつ
突出した人形が居ない様に見えるだろうか?実際その通りで、抜けている人形がおらず細かいプレイで差がつく環境だった。
環境において大きな動きが無かったのか、はたまたこの頃就活をしていた為ゲームに大きく時間を取れなくなって練度が低かったためか、分かりませんがレート3期4期辺りの環境は記憶に残っている事が少なく書く事があまりない。
ランキングに自分の名前が載っているので本当に環境に動きが無かったのであろう。

破壊神


†神の一撃†


幻想人形演舞発売から半年以上経った6月下旬、レートは4期に突入、この時期演舞には大きな転換期が訪れた。
ここでもnanaの名前が出てきて恐縮なのだが彼がレートにてある人形をお披露目した、その人形こそが『強気ピアスPゆめみ』である。
演舞界に激震が走った、初見のこの人形に対応できる人は皆無であり、気づいた時には圧倒的な火力にてパーティが破壊されていくその様はまるで破壊神の様だった。
当時の彼は「ゆめみとゆめこでダブルドリーム構築やw」と言っていたが被弾してパーティが瓦解していく様は草も生えない焼け野原である。
この頃より強気対策という物が頻繁に行われる様になったと感じる、多少Cを上げる範囲は減ってしまったものの、その強さは現在ユメノカケラ環境でも大きく変わらず、如何にそのインパクトが大きかったかお分かりいただけるかと思う。

歯車環境


ユメノカケラでもやれとります


環境に大きなインパクトを与えた強気ゆめみだが、構築のコンセプトは『初手にHAのPときこを投げチェンジリングで削りを入れエースを出す』という物だった。
そんな中、就活が終わりレートも5期が始まるとなった私は『これときこHDならもっと強いんじゃね?』と考えた、今では皆さんご存知であろう歯車特化の『Pときこ』の誕生である。
この人形は本当に強く当時レート5期43-7という、かなりの戦績を2回も取る程であった。
あまりに倒れない為、Skype通話にて『害鳥』と罵られていたのはとても鮮明に覚えている、やっている事が陰湿なのでかつての環境の破壊者と比べ蔑まれ方がより一層酷かった様に思える。
これ以降ありとあらゆるパーティに歯車枠が入り下からクルクルの時代が到来する事となる。
特に『Pさくや』との相性はとても良く、急襲を絡めたダメージリソースと歯車戦略は非常に噛み合っており、エースを送り出しつつ削りを行える『さくとき』という構築のスタンダードが出来ていたと思う。
しかしエースを出すという戦略の裏でもう一つ歯車を使った派閥が生まれていたのである。

埋もれていた二番手


ユメノカケラで森羅消されてて草


さて、これは仕様の話なのだが、かつてはアップテンポはチェンジリング等で下から出した場合発動していたのだ。
これを使って終了時の効果を使い倒そうという構築が出てきた、発動させるのはエースのアップテンポであろうか?否、発動させるのは『気分屋』である。
Sすわこが消されたならば次に強いやつを使えばいいとばかりに白羽の矢が経ったのは『Pこまち』だ。
Sや回避等の有効値が上がるまで無限に再抽選をしていく戦術は非常に時間がかかり、対策が分からない相手には無条件で勝利を取れる、とてもヘイトを買うものであった。
その証拠にグラコロは『レート3位は気分屋小町使ってるからな』としたらばに晒されていた。
彼は何も悪い事はしていないのに、気分屋を使う事はそれ程罪な事なのだろうか。
見た目の地味さとは裏腹にそれは非常に強力な戦術であり、無印演舞が終わるまで最強戦術の一つであった、そうして強者はほぼ全員がPときこを使い、エースと気分屋を送り出す環境が始まったのである。

閑話休題


余談というかこれはマジの昔話ではあるのだが、その当時はPときこを使って何を送り出すかという派閥があった。
自分はエースを送り出す派閥であったのだが、ある日『Pこまちミラー運ゲーにならない為に十文字入れたやつで行こう!これは革命的だ!』と思い至りレートに潜った、これは鎧通しと水技がメジャーだったかつては本当に革新的な物だったのだ。
対戦相手はNien、彼はこまち派閥、そして奇しくもPこまちミラー、お互いにこまちを対面させバリアオプション、自分のこまちはCや命中、Dが上がる、涙が出そうだった、相手の小町はASBを高速で上げていく、胃に穴が空いたかもしれない。
しかしこちらは革新的Pこまち、ミラーにおいては最強、Pこまちミラーで負けうる筈がないのだ。
相手のこまちの攻撃『十文字』
僕は二度とPこまちを使わなかった。

小さな破壊神


かわいいね


歯車環境になり、次に考える事はどのエースが一番通るかという事である。
色々なアタッカーが試される中、一際注目を浴び、終ぞそいつを完璧に受け切る事が出来なかった人形が存在した、『Dしんみょうまる』である。
大地+鋼鉄という無印ではあまりに受けづらい技範囲、過剰な耐久で受けようにも震天動地による一撃死、リングによる異常火力、積んで受けようにもスクリューロック+集中ノ構による突破があり、他角度での対応を行われてしまうのである。
私はリングしんみょうまるの菊水を命中85の一撃必殺だと思っていた、それ程までにパワーがあったのだ。
余りにもパワーがあった為、浮遊石Dちゆりを使う者まで現れた、Dしんのブレイクショットに吹き飛ばされていった。
反省を活かして浮遊石Dパルスィを使う物が出てきた、Dしんの人形浄瑠璃に吹き飛ばされていった。
この世界は諸行無常である。
対抗できる人形いえど完璧にとなると本当に受からなかったのだ。
そうして彼女は絶対的エースとして無印環境に名を刻んだのである、今無印のwikiを見ても一切受けられる気がしない、アペンドまであと2、3ヶ月程、もっと前に見つかっていたら絶対に修正が入っていたであろう。

『さくとき』の破壊者


筆者が一番好きな人形です


自分の中で最後に環境に大きな変化を与えた人形は『Sうつほ』だと感じている。
元々チョーカーやベルトで使用されていたのだが、誰かが兵糧丸で天明の大火を打ちバリオプ森羅をする型を使っていたのを見て「これ下から出したらめっちゃ強いんじゃない?」と考えた、そしてそれは正しく、異常なまでに環境と噛み合っており強かったのだ。
特にPさくやに対しては顕著であり、急襲等の刻みも兵糧丸で回復、Pときこに対してもファイヤーウォールで役割を失わせる事が出来る、まさにエース降臨構築に強いエースであったのだ。
気分屋こまちに対しても天命を入れれば役割を失わせる事が出来たので、まさに煮詰まった環境が作り上げた人形だったと思う。
Pこまちに対するガードの低さとSうつほ、Dしんみょうまるの台頭により、かつて環境を席巻したサイクルのテンプレート『さくとき』はその玉座を空け渡すこととなったのだ。

最終パーティ


自分が思うエース降臨構築の最終進化系は
Sうつほ
Pゆゆこ
Sすわこ
Dしんみょうまる
Dちゆり
Pときこ
の六体であったと考える、これは自分が無印最後の12月に行われたレートで2760(46-4)と2640(44-6)を叩き出したパーティなのでかなり信憑性があると思う。
サラッと出てきたPゆゆことDちゆりであるが、これはpapas という男がずっと使い続けてきていた並びであり、それを勝手にパクった形である。
つまりこれは無印の1年の歴史が詰まったパーティであると勝手に思っている。
それはそうと、このpapasという男、ゲマのアイコンでパパスと名乗ったり、Sもみじのニックネームに『ひひーん』と名付けたり感性が吹っ飛んでいる男であった、彼は今どこで何をしているのだろうか?

もう一つ、Pこまち入りの最終系を話題に上がったNien に聞いてきた。

Sリリカ ASベルト 怨返しあり
Pこまち HS兵糧
Aちぇん CSチョーカー
Aえいりん BS毒壺
Dマミゾウ HAB金
Dパルスィ HD浮遊石 ポイトラあり

当時の最終的Pこまちパーティはこのようになっていたらしい、PときこはDしんみょうまるがゲロすぎて消滅していたとのこと。
Dしんみょうまるを破壊するためのS振りAえいりん、浮遊石Dパルスィ、ポイズントラップと人形の怨返しでの気分屋の補助と環境に合わせて正統に進化を遂げているのを感じる。

そんなわけで各人鎬を削りあった無印幻想人形演舞はアペンドへと移り変わっていくこととなった。

演舞倦怠期

これは環境の話ではないのだが、レートも無くアペンドを心待ちにしている期間、明らかに全員の演舞モチベーションが下がっていた。
その間適当にブログを書いてクソ記事を投稿するという流れが出来ていた。
自分もその一人なのだが、おふざけ記事が量産され続けていた。
あの時の私達は人のブログのコメント欄をジャポニカ学習帳の自由帳だと思っていたのかもしれない。

ユメノカケラ

幻想人形演舞発売より一年が経過し、遂に発売されたユメノカケラ、我々のモチベーションも最高潮に達していたと思う。
無印にもあった各人がアイデアを試していく時代、新人形と旧強人形が入乱れて環境が作られていくと信じて疑わなかった。

強すぎ
開発者の嫁
一番存在してはいけなかった

ユメノカケラ発売におけるバランス調整が入った旧最強人形たちに居場所は無かったのだ。
Eひな』や『Dドレミー』、『Eメディスン』等を筆頭とした環境を一新するため、明らかにオーバースペックな性能を与えられたじゃじゃおの寵愛を受けた人形たちに全く歯が立たず、彼女らは環境から爪弾きにされ、環境の中心に帰ってくることは二度と無かったのだった・・・。

終わりに
ここまで読んでくださりありがとうございました、勝手に名前を出した皆、文章を手直ししてくれたハエお君ありがとう。
ユメノカケラの歴史も見たいので誰か書いてください。
感想なんかを言ってくれるととても嬉しいです、拡散して皆に読んでもらえるととても喜びます、何卒お願いします。
それではまた会う日まで。

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