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【就活】なぜ結論ファーストなのか

就活に関するアドバイスを読むとよくこんな風に書かれている。
・結論ファーストで書く、話す
・答えは1分以内で
なぜこのようなことが大切なのか?これはみなさんを評価する人事担当者の目線で考えてみればよくわかる。通常人事部の中には採用の担当者がいて、大企業であれば採用チームのような形でマネジャー以下、1つの組織になっている。但し有名な企業でもびっくりするほどのショートスタッフで運営されていることが多い。つまり彼らはものすごく多忙だ。基本人事に配属されるような社員はとても真面目に仕事をするので、提出された膨大な書類にきちんと目を通す。こんな人たちがPCの画面越し、あるいは目の前で面接している相手だ。結論ファースト、簡潔に話すのはこんな相手に『限られた時間の中で自分のことを理解してもらい、かつ評価してもらうため』に大切なことなのだ。どんなに良い内容のことを話したとしても1回で相手に伝わらなければ、良い評価を得ることができないだろう。私も採用面接を担当したことがあるが、その時はお一人20−30分の面接を朝から夕方まで10人程度行っていた。Aさんとの面談終了後のわずか5分程度でAさんの評価を書き、次のBさんを迎える、これをずっと繰り返す。こんな相手、しかも初対面の人に自分のことを評価してもらうためには話を理論的かつ簡潔に話すことが如何に大切かがわかっていただけるかと思う。次ページに私が面接官の時に実際にやっていたことを少しだけ書きたいと思う。

面接官はこんなことをしている(私の場合)
❶まずは就活生の話をじっくり聞く
事前に確認したES等をもとに質問をしていく訳だが、ここでみなさんに気を付けて欲しいのは主語を明確にして簡潔に話すこと。特に研究の内容、特異な体験等でアピールしたい場合は、相手の知識レベルに合わせた説明をする必要がある。また登場人物が多い場合も注意した方がよい。話す内容はもちろん大切だが、初対面の相手にわかりやすく話すことに注意を払って欲しいと思う。せっかくのアピールポイントも相手に伝わらなければ勿体無い。また入社後も忙しい相手に簡潔に要件を伝える能力はとても重要だ。
❷少しずつ面接内容を評価し始める
これは会社によっても事情が異なるが、案外次の就活生の面接との間に時間がない場合も多い。したがって面接の後半になると評価のことも意識し始める。最初の段階でお互いの意思疎通がしっかりできていないとモヤモヤとした気持ちのままこの後半戦を迎えてしまう。それが故におそらく最初の方で聞かれる①ガクチカや、②志望動機の頻出質問は簡潔に答えられるようしっかり準備すること。
❸いよいよクロージング
会社に対して質問があればこのタイミングですればいいと思う。何か質問がありますかと聞かれない場合は自分から質問してもいいですかと切り出せばよい。あなたが退出した直後に面接官は評価を書く、余裕があれば志望度が高いことを笑顔で相手に伝えよう。定番の質問をいくつか用意しておいて、相手の話を聞きつつコミュニケーションを取ればいい形で面接が終わるのではないだろうか。

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