P4U2リマスター1日目2日目
格闘ゲームはコマンドはでるけどコンボとかよくしらないしフレームとか読み合いとか異次元の何かだと思ってる奴が対戦できるようにがんばる雑記。
一日目
P4UとP4U2自体はPS3版でストーリーだけやってたし、そもそも一番やってた格ゲーはGGXXACなのでアーク系はまあなんとかなるだろガハハとsteam版を購入した。
steamにしたのは友人たちがsteam版で遊ぶと言っていたから。単純な話である。
私はGGでカイを使っていたので恐らく近い操作性の番長を持ちキャラにしようと思っていたのだが、気がついたら足立でトレーニングモードを開始していた。P4本編で一番好きなキャラが足立だから無意識に選んだのだろう。こうなったら仕方ない。足立を操作するしかない。
さて、目下の課題は自分のプレイスキルを上げることである。そのためには私の現在のレベル、すなわち「出来ること、出来ないこと」を確認せねばなるまい。
トレーニングモードや基本操作を学ぶモードやチャレンジモードをやってみて気づいたことは
▪波動拳コマンドは8割ぐらいで入力に成功する
▪竜巻旋風脚コマンドの成功率は2割以下
▪下が押せてない
▪斜めの入力が甘いのか上手く前方ジャンプできない
挙げればキリがないが、基本的なところで問題なのはこのあたりかと思う。
とにもかくにも、必殺技が思ったときに出ないのは格闘ゲームをプレイするうえで論外だろう。
ましてや、足立というキャラクターはバフとデバフで立ち回らないと火力が出ない。
「デビルタッチ」や「ヒートライザ」、「亡者の嘆き」が自分の意思で出せないと対戦のリングにすら上がれないだろう。
というわけで当面の目標は
「チャレンジモードでコンボの練習をしつつ技入力の成功率を上げる」
二日目
あんまりにも竜巻旋風脚コマンドが成功しないので、夫に手本を見せてもらった。
まったくの余談ではあるが、我が夫はスト2、サムスピ、鉄拳など90年代の格闘ゲームを渡り歩いてきた男である。
アケコンだろうがコントローラーだろうが彼は技が出せる。
「そんなもん誰でも出来る」と仰りたい方もいると思うが私にとってはとんでもない技術だ。
私はアケコンを持たせたら波動拳コマンドでハイジャンプが出る女なのだから。
本筋に話を戻すが、そんな夫なのでさすがにどんなコマンドもさくさく出すし、チャレンジモードのコンボもさくさく出してくる。
私はそのコントローラーの押し方、タイミングを目に焼き付けようとコントローラーに釘付けになる。
「竜巻旋風脚は左と下の間に指を置いてちょっと動かすだけで出るよ」
と夫は言う。これは衝撃的だった。
なぜなら私はGGXXACを毎日プレイしていた高校生の頃、親指を十字キーに擦りすぎて指の皮が剥げてしまった奴なのだ。
力を込めずに技が出るというとはかなり魅力的だ。
さっそく言われた通りに指を置く。
確かに、まあ、出ないこともない。
成功率は確かに上がったような気がする、のだが。
これではまだ足りないし、なによりこの指の置き方咄嗟に出来ない。
一体どうしてそんなに簡単に動かせるのかとよくよく夫の指を観察した。すると、彼の指と私の指はサイズが全然違うことに気づいた。
気づいたというか、昔から知ってたが意識してなかったというべきか。
夫が苦労せずにやっているやり方は私には出来ないのである。
ようやく見えた一筋の光明に暗雲が立ち込めた。このときの私の気持ちをとても大袈裟にかつ大雑把に言うと絶望した。
あんまりにもあんまりなので、私は腹を立て、十字キー絶対主義者をやめてアナログスティックを使ってみた。
むっちゃ技出るやん…
波動拳はもちろん、あれだけ苦労してた竜巻旋風脚も成功率が9割になった。
アナログスティック最高だと、両手を上げて賛美の声を上げる私は鼻歌まじりにトレーニングモードを続けていた。
が、すぐにとんでもないことに気づいた。
アナログスティックは、まともに走れないのである。
なんというか、すぐに上入力(斜めの前だったり、斜め後ろだったり)が入ってしまい、歩けないし走れないしバックステップできないのだ。
横入力がめちゃくちゃ難しいのである。
だが、技が思うように出る魅力に取りつかれた私はこのアナログスティックをモノにしてやろうと、30分ほど格闘した。
だがこの30分で得られたものは私の大好きな足立が画面上でぴょんこぴょんこジャンプする光景だけであった。
よほどハイテンションなキャラクターでもこんなに飛び跳ねはしないだろう。
ましてや足立という男はどんなにテンションがあがってぶっ飛んでいたとしても絶対にこんなことをしない。解釈違いですブロックしますね。
私はアナログスティックへの賛美を辞め、上げた両腕をもぎとりながら再びコマンド入力出来ないよ問題と向き合う羽目になった。