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手編みハンカチを編んでみる

基本の形

手編みのハンカチというものを知ったのは、外出自粛生活初年の夏ごろだったと思います。
編み物といえば大半は羊毛製品ですし、夏には羽織ものが流行るので綿や麻の糸も出回りますが、まさかそれでハンカチやタオルのような物を作るなんて想像もしていませんでした。

考えた事もなかったけれど、知ってしまったら面白い。

それじゃあ作ってみよう!
ということで、まず1枚編んでみます。

形は簡単です。
正方形、又は長方形。
増やしも減らしもせず、ただ真っ直ぐ編むだけです。
大きさは自由自在ですが、自分としては25cm四方ぐらいが丁度良いのかな?と思うので、その辺りを目指していきます。
ゲージとかスワッチと呼ばれる試し編みをして、目と段の数を調整します。

作品その1

かのこ編みのハンカチ

合太のコットン糸と6号棒針※で編むかのこ編みのハンカチ。
最初の2段と最後の2段は裏編みをして、他の部分は2×2のかのこ編みで仕上げています。
※私はかなり手がきついので、ゲージの調整の為実際には8号で編んでおります。

太めの糸で編んだこともあり、全体的に目が荒い印象がありますが、柔らかく仕上がっています。
ハンカチというよりは、薄いタオルに近いです。
コットン100%ですので、吸水性はあります。
模様も簡単なので、短い期間で完成できました。

気づいた点

○四角を編むのはとても簡単だけれども、メリヤス編みは丸まるので何らかの模様編みが必須。
メリヤス編みだけで編むなら2枚合わせたり裏布を付けたり工夫が必要ですね。

○基本的に表も裏も端も隠れないので、目立たないように糸始末するのが難しい。
途中で糸を替えたり継いだりするのを避けて、糸始末する箇所を減らすに越したことはないと思いました。

○みみのがたつきが気になる。
糸が太い分目立つ。ここを綺麗に編める技量があれば良かったのですが。縁をかぎ針を使った縁編みでぐるっと囲ってしまうのは良いアイデアかも知れない。