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紡ぎのたのしみ

はじめまして

以前からnoteを読み手として楽しんできましたが、自分でも書いてみたくなり唐突にやってみます。ここ7年ほどの趣味として編み物に親しんできて
それらにまつわる魅力やそこから得た気づきなどをシェアできたらうれしく思います。

紡ぎをはじめた

 以前から繋がりのある編みものサークルである日特別ワークショップとして紡ぎをやってみましょうとのお誘いを受けた。
どんな趣味ごとでもある事と思いますが、歴が長くなると基本の動き以外の事を知りたくなったりするもの。編みものと一口でいっても人により好きなポイントが時を経るごとに分かれてきたりもします。
 ちょうど電車好きな人たちで言うところの乗り鉄とか撮り鉄といった具合に分岐していくように、我々ニッターも幾多あるパターンを純粋に楽しむ人や上記した紡ぎや染め、それらを楽しむ為の道具作りにいそしむ人たちなど個々に楽しみを伸ばしていくカルチャーがコミュニティの中に存在しています。

体験会で使用したドロップスピンドル
左上に少し見えているのが
ターキッシュスピンドル


 紡ぎといっても様々なスタイルが存在しており、今回は比較的プリミティブな方法のドロップスピンドルに時間を割いていきました。どの方法であってもやりたい事は同じでほわほわの雲の塊みたいな原毛に道具を使いよりをかけて一本の糸にしていきます。

今回体験して良かったのはこれまで何となくの知識でしか無かった糸にまつわる事を一歩ふみ混んで理解出来た事。我々がふだん使用する糸はほぼ機械で紡績され手編み用だと2本以上の撚りのものが多いかと思いますが、それらはこうして一本ずつ撚ったものを合わせてさらに撚る事で出来ているという事を図表などと合わせてレクチャーして頂きながらスピンドルをまわして身体的にも体験できた事が興味深いしとても楽しかったです。

自分用のスピンドルを買う

体験で使用したスピンドルはお借りした物だったので続ける為に自分用に1本用意する事に。ドロップスピンドルとターキッシュスピンドルで迷った結果軽くて持ち運べるターキッシュにしてみる事にしました。ドロップスピンドルは重さも全長もあり安定して長く回転させておく事ができますが、その分持ち運びには向かない。その点ターキッシュは羽と中心の部分を取り外して外に持ち出せる構造になっています。これはそもそもトルコの遊牧民たちが移動しながら作業するためこのような形になったようです。

フォームの参考にした動画。羊毛は腕にまきつけるスタイル♪

絨毯が有名なトルコですが近年では機械化がすすんだ結果絨毯も安価になったとか。
それでもこういった光景もまだまだ健在というのは素敵ですね。

おわりに  参考書籍

まだ初めて間もなく自分が楽しむよりもコマに遊ばれてるような感覚ですが、今回レクチャーして下さった方は新幹線など移動中も紡ぎをされるそう。自分もそんな風になれるよう願いながら初心者を楽しんでいます。
 年末に入手したロレッタ・ナポレオーニ著「編むことは力」の中で編みものや紡ぎの起源についても触れられていたのでそんなのを読みつつ紡ぎを覚えてリラックスしたお正月となりました。



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