相撲部の私がアメリカに行った理由。part.9
はい!あみたです!
さて今日からはハワイ編。
常夏の、あのハワイ、という事でとても心を躍らせていた事を覚えています。
そしてハワイのメインの島、オアフ島ホノルルのワイキキビーチに着くと、、そこはまさにリゾートとして、人が思い描く南国として完成された街がそこにはありました。
私が宿泊したのはホステルと呼ばれる数人の他の観光客と一緒に泊まるタイプの場所。もちろん現地での友達作りを狙ってのことです。
写真だと物が多くて汚く見えますが、本当にこんな感じです。日本人は他にはいませんでしたが、ブラジル、イタリア、カナダ、ドイツ、フィリピンなど多種多様な人がいました。またここは男女共同部屋で、トイレとシャワーも共同です。写真の通り、人と人との距離が近く、こういうのが苦手な人には辛いかもしれませんね。でも私には最高に楽しい空間でした。
正直ハワイの記憶は海が綺麗だったとか、日差しが強かったとか、ありきたりな記憶しか残っていません。あとはレンタル自転車でオアフ島を一周しようとしたら止められたくらい。しかしここのホステルで本当にたくさんの友達ができて楽しかったことはよく覚えています。
ブラジル人の陽気なカメラマンの男性や、元EUの職員で当時はロースクールの学生だったイタリア人の女性、現地の学生ながらずっとホステルでくらすドイツ人の女性、また20年位ワイキキにいるという謎のフィリピン人男性など、様々なバックグラウンドを持つ人たちと、たくさん話す事ができました。もちろん私は拙い英語なので全ては理解する事ができません。そこにいる皆は当然のように英語を話していました。
それでもそこで学んだのは、一生懸命伝えようとすれば、下手な英語でも真剣に聞いてくれる、という事でした。英語の上手い下手はあまり関係がないのです。それは出川さんを見ていてもわかる事でしょう。大事なの伝えようとする事、恥ずかしがらずに英語を話す事です。
そしてもう一つ、世の中には本当に様々な生き方があるという事です。
ブラジル人のカメラマンは、1ヶ月という当時の私には考えられない長さのバケーションをとってハワイに来ていました。またイタリア人の女の子はEUという、いわゆる安定な職場から弁護士になるためにアメリカへ留学し勉強していました。
それまでに日本にいて一般的な生き方、つまり大学へ進学し、卒業したら働き始める、そういういわゆる「普通の日本人の生き方」しか知らなかった私にとって、彼らの生き方、考え方は新鮮でした。どちらが正しく、どちらが間違っているということではなく、それまで自分の中になかった常識を持ち、またそれを実践していることにただただ衝撃を受けたのです。
でもこれが実は国際交流の楽しさであり、外国人と触れ合うべき大きな理由の一つでもあると考えています。つまりそれまで自分になかった常識、考え方を教えてくれるのです。それら全てに賛同する必要はありません。時には理解できないこともあるでしょう(というより理解できない事の方が多い)。でも自分の常識が、時には非常識であり、違う常識や考え方を持つ人がいるという事を知っておくのはとても大事です。それを知っているだけで、自分の考えを柔軟にしてくれる事もあるでしょうし、また他者への理解も深まるかもしれません。
こうして私のハワイ旅行は終わりました。ただハワイという場所に行ったでけでなく、多くの人に触れ、様々な事を吸収できた最高の旅行でした。
今思えば、こうして様々な人や外国人と触れ合い、少しづつですが、私の中の常識が、考え方が変わっていった気がします。変わったというよりは、幅が広がったといった方がいいかもしれません。当時はそんなことは深く考えずにやっていましたが、こういった活動の積み重ねが卒業後にアメリカへ行くという決断に至らせたのでしょう。
そして大学生最後の夏休みが終わり、日大相撲部として活動する時間も終わりが近づいてきていました。
あみた!
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