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【スイス・日本人がフランス語の現地校へ】 2. 学校手続き

スイス・フランス語圏 ローザンヌで暮らす日本人家族です。
前回の記事では子供たちの学校選びについて記載をしました。
現地校に行くことにした我が家の学校手続きの流れを記載します。

スイスの教育制度について

スイスの義務教育は幼稚園からの11年となっています。教育の制度や内容は各州(カントン)によって異なります。なお、現地の公立校であれば授業料は無料です。

ローザンヌ市を管轄するVaud (ヴォー州)では、1P(4~5歳)から初等教育が始まり8P(11~12歳)まで小学校、そして9P(12~13歳)から中学校という流れなので義務教育の開始年齢が早いこと以外は日本の教育制度と類似しています。

申請手続きに必要な書類

-School application form   *学校の申込書(子供の人数分)
- Passport copy (child and parents) *両親と子供のパスポートコピー
- Birth certificate (child) *戸籍謄本の英訳
- Loan contract for the apartment in Lausanne *滞在先の賃貸契約書

上記が必要な書類となります。
我が家は役所に一度問い合わせをして上記の書類を提出するように返信がありました。戸籍謄本の英訳は自分たちで英訳したものを出発前に近隣法務局で内容の認証印とレターを添付してもらいました(この書類は滞在許可証などでも必要なので渡航前に準備される方が多いと思います)。またスイス(ローザンヌ)は住居を探すのが本当に難しい問題の1つなので、賃貸契約の決定時期によって、学校の手続きが渡航前からできるか、もしくは渡航後になるのかも変わってくると思います。該当年齢であればスイスの義務教育を受ける権利があるため、申請が遅くなったからといって学校に入学できないなどということはないかと思います。

<我が家の学校登録の流れ>
・2024年4月:問合せ
・2024年5月:メールにて申し込み申請
・2024年6月:入学予定の学校の管轄担当より連絡あり
・2024年7月:渡航後、学校で面談。時間面談は3P(6歳)の息子だけで、能力確認のための?簡単な数字のテストがありました。(フランス語はゼロなのでテスト以前の問題)そして親と担当者で質疑応答の時間がありました。その際は外国人ということでボランティアが通訳としてついていただけましたが学校の担当者は英語も話せました。海外では言語の問題や状況に応じて学年を下げるということもよく聞きますが、フランス語0の息子は通常通りの学年(3P=日本の小1)に入学することになりました。
・2024年8月:手紙で正式に通う学校名・担任名の通知
(新学期前にクラスメイトと先生が事前に対面する時間が設けられている場合もある)
・2024年8月中旬:新学期がスタート

なおローザンヌ市内にいくつかの学区ごと管轄が分かれており、各学区には複数の小学校が近隣に点在しています。私たちが住む家の周りにも3校ほどがあります。どこも大抵、徒歩10~15分ほどで通学可能な学校が多いのですが、子どもがどの学校に行くかの振り分けには詳細の住居地域は関係ないため、近所に住んでいても異なる小学校に行くこともよくあるようで、登園時も対角線ですれ違って異なる学校に行く子供たちをよく見ます。

実際は、学童の希望する子供は学童が付属されている学校が優先的に選ばれたり、また外国人割合も考慮し調整しているはずだと、現地お母さんから聞いたこともありました。それもあってか、当初、我が家は息子と娘が異なる学校にアサインをされていました。

次は学校生活について記載します。



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