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うるうる年
2024年2月29日、
2020年2月29日の私からメールが届いた。
「PRESENT4229」というプロジェクトを知って、バイト先の休憩室で文章を綴ったことをふと思い出す。
たしかあの日は、行くはずだった劇団四季も星野源のライブも中止になって、おとなしく倉庫でスマホ除菌機の梱包に追われていた日だった。
4年後の私。
元気に生きていますか?
いつ死ぬのかわからない。
常にそう思いながら今の私は生きてます。
日本中がウイルスで大騒ぎしてる中
あぐらで倉庫の裏で納品するような今日だけど、
そんな今日も二度とこないし、
いつこの当たり前がなくなるかわからない。
それが今いちばんの不安です。
目の前が真っ白(黒というよりは白)になって、どうにか世の中についていくことしかできなくて、家の中でひたすら自分のことを守ることしかできなかった時期。
そうだよな、そんなこともあったよな、というのをツーンと思い出させてくれたメッセージだった。
あの頃思い描いた4年後を、今生きられているのだろうか。
数日前、人生ではじめて救急車で運ばれた。
原因はいろいろあるけど、ストレスが大きいんじゃないかという結論に至った。
今もなお、胃がずっとキリキリ痛い。
人の役に立ちたい。
人を少しでも助けたい。貢献したい。
4年前から抱えているその思いも、大切にしたい。けれど、どんなに頑張っても人は人だし、私はいつまでもちっぽけな私でしかない。私の小さな胃で抱えきれるものには限界がある。
逃げたいし全てを投げ出したいけどその度胸も勇気も気力もないし、逃げた先でなにがしたいのかもわからない。どこに逃げても結局同じように生きている未来しか見えない。
頑張りすぎずに。優しい心で。
怒らんで、そんなに。
偉そうなアドバイスでごめんなさいだけど、これを書いているのも私だから。
20歳の私がササっと残したその言葉は、思いの外私の心にグサッと刺さった。
大丈夫だ。アミはアミだから。
頑張りすぎず。無理ない範囲で。
私を守りきれるのは私しかいない。
4年後のアミも、誇らしく笑えていますように。