関係者から聞いたどうでもいい話13〔有料&購入者様も他言無用で願います〕
信頼できる人から聞いてますが、証拠・証明はできませんし、ほんとだろうが嘘だろうが、誰も傷つかないだろう内容です。
特撮の神様の孫たち
四代目以降汚泥的に落ちて行った某プロダクションだが、四代目も若い頃は、ちょっとかわいいところもあった。
当時大学生だった彼は、よく会社に遊びに来ていて、私が帰るとき送ってくれたりもあったのだ。
カーステレオから流れていたのは、岩崎良美(宏美ではない)の2ndアルバム『SAISONS』。
Waiting For You(作詞・岡田富美子/作曲・梅垣達志/編曲・船山基紀 )
とか、
あなた色のマノン(作詞・なかにし礼/作曲・芳野藤丸/編曲・大谷和夫)
とか、印象的な曲が多かった。
特にサイドB・一曲めの
ためらい(作詞作曲・網倉一也/編曲:大谷和夫)
は今聞いても脳天震わすような出来で。
宏美よりいいよ
というお薦めもほんとに頷けた。
彼の社長ぶりは、三代目にそっくりだったという。
しょうがないだろう。
彼はクリエイティブな時代の会社をほとんど知らないはずだ。
エグゼクティブなスタイルを気取って、午後はたいてい赤坂のホテルのロビーにいた父親しか、たぶん見習ってこなかっただろう。
一足先に社会に出た、後に五代目、六代目に就任する従兄たちに、社会についてレクチャー受けたりはしたのか?
特に六代目はバイト三昧の大学生活を送り、就職先はコネつなぎ人質で△ンダイ、そこまでされながら三代目には、息子を盛り立てよ、甥を排除せよと遺言されていた(by△ィキ情報)。
六代目がムカつくのは当たり前だろう。
三代目の子だというだけで、目の前をすううっと通り抜けて四代目になった従弟を、どんな思いで見ていただろうか。
実は私は六代目と、ちょっとしたいわく因縁がある。
六代目は三兄弟と四代目という従兄弟四人衆の中で、一番しゅっとしたイケメンだった。
役者になった弟(円谷浩。宇宙刑事シャイダー。故人)よりも、美貌は勝っていたくらいなのだ。
社会経験も美貌もコネクションもある、野心もある。
それを看板にせず、あくまで息子にプロダクションを禅譲した三代目の人となりを…
私はちょっと思わずにはいられない。
それでもそんな四代目の、一番かわいいエピソードはこれだ。
ウルトラマン80で、怪獣の鳴き声図鑑みたいなのが発売されることになって、一体一体の鳴き声を社内で確認していた時のこと。
11話の毒ガス怪獣メダンの声だけが未確認差し戻しになったらしい。
うちに録画あるから見てくるよ
そう言って戻った彼はなかなか戻らず、やっとかかってきた電話で、彼はほんとにすまなそうにこう言ったのだった。
オープニングからおまけコーナーまで見たけど、鳴かない。
は?
そう。
メダンは鳴かない怪獣だったのだ。
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それでも地球は回っている