6月28日 アメリカの化学者フランク・シャーウッド・ローランド生誕
オゾン層
地球の大気中でオゾンの濃度が高い部分のこと。
オゾンは高度約10~50kmあたりの成層圏に多く存在、特に20~25kmの高さで最も密度が高くなっているようです。
オゾンはヒドロキシラジカル、一酸化窒素、塩素原子等によって分解されるそうで。
これらは成層圏で自然にも発生するもの。
オゾンの生成と分解のバランスは、ずっと保たれてきたのですが、20世紀に入って冷蔵庫、クーラー等の冷媒や、プリント基板の洗浄剤として使用されるようになったフロン等、“塩素を含む化学物質”が大気中に排出され続けたことによってオゾン層の破壊が進んでしまいました。
警鐘したのは、アメリカの大気化学者フランク・シャーウッド・ローランドとマリオ・モリーナ(1974年)。
1985年にイギリスのジョゼフ・ファーマン、ブライアン・ガーディナー、ジョナサン・シャンクリンらが南極上空のオゾンの春季減少に関するする論文を発表したことで、一気に国際的な問題として浮上、同年にはオゾン層の保護のためのウィーン条約が採択され、1987年には『オゾン層を破壊する物質に関するモントリオール議定書』が採択されたそうで。
世界的にフロン規制が始まり、フロンの代替物質もどんどん浸透。
人類の小さな努力は意外にも地球環境にちゃんと作用し、2050年にはオゾンホールは埋まる見込みらしい!
あと30年かあ…
みれなそうだww
6月28日 アメリカの化学者フランク・シャーウッド・ローランド生誕
1927年。
フロンがオゾン層を破壊することを発見した人。
マリオ・モリーナとともに1974年、成層圏で活性化した塩素原子がオゾンを分解することを指摘、オゾン減少についての警鐘を鳴らした。
両者はドイツのパウル・クルッツェンとともに、1995年にノーベル化学賞を受賞。
他には、核兵器がもたらす大気への影響に関する研究や、地球温暖化に関する研究などにも携わった。
2012年病没。
84才でした。
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