滅びの五輪

日本？
知ってる知ってる。
21世紀の初めに、二どめのオリンピック誘致したらその年に疫病流行って、それでもオリンピック強行して、メガパンデミック引き起こしたアジアの島国。
国内の疫病かなりコントロールできてたのに、オリンピック強行したことで、観客、プレーヤー、選手村、患者バリバリ出たんだってね。
パラの選手とかの中には、疾病等汚染厳禁の人もいたのに。
でもって国民にもめっちゃ広がって、アウト。
やめたがらなかったのは政治的な力とか、放送権料とか、違約金とか、そういったもの。
あと国の（自分の）威信とか。
スポーツの祭典でも何でもなくなった、ただの興業巡業になり果てた、商業オリンピックの最終章。
なくなって良かったよね。

あの“国”という島に、すべてのウイルス～罹患者、汚染者問わず～を集めて焼いた。
極東という辺鄙な場所に絞った汚染は、すべて取り除かれた。
日本は気づいていなかった。
オリンピック観戦チケット当選者、他国の当選者はすべて、ウイルス感染者だったことに。
空港に観客が到着するたびに、罹患者発病者重篤者が倍増し、オリンピックどころではなくなった。

本物のオリンピックはロンドンで行われた。
盛況だった。