100の美しいものを記述する試み7


ナイチンゲール。またの名を、サヨナキドリ


美しく鳴くナイチンゲールを手に入れて嬉しい王様が、その後宝石仕立てのネジマキ鳥に魅せられてしまう。
ナイチンゲールは去るが、病み果てた王のところに戻って鳴く。
王は元気になるが、ナイチンゲールは留まらない。
私の声を待っている人に、私の声を届けたい。
王はナイチンゲールの自由を許す。

通常、『小夜啼鳥(サヨナキドリ)』で通っているらしい。
この話、好きなんだけど、まさかアンデルセンの作品とは思っていなかった。
自由な鳥の心根がいい。
シノワズリ(東洋趣味、特に中国趣味をさすことば。日本趣味はジャポニズムっていわれることが多いよね)の影響下にあり、王ではなく皇帝なのだった。


本物のサヨナキドリは、スズメ目ヒタキ科に属する鳥類の一種だそう。
西洋のウグイスともいわれるほど鳴き声の美しい鳥で、ナイチンゲールの名のほか、ヨナキウグイスや墓場鳥とも呼ばれるそうな。
体長は成体で15、16cm。
体重は成体で20gくらいらしい。
宝石鳥は日本の“皇帝”が贈ったそうで、それは全然知らなかった。

自立してるナイチンゲールがかっこいいねえ。





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