427といえば
大ミサ曲ハ短調K. 427 (417a) 。
大ミサ曲ハ短調K. 427 (417a) は、ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトが作曲した未完成のミサ曲。
資料によって
「ミサ曲ハ短調」
や
「ハ短調ミサ曲」
とも呼ばれる。
また一連のミサ曲において17番目に当たることから
「ミサ曲 第17番」
と表記されることもある。
モーツァルトの宗教音楽では、
レクイエムに次いで有名な曲である。
モーツァルトの作品としては珍しく、注文を受けずに自発的に作曲されたものだという。
全体は未完のまま残されており、
「キリエ」
「グローリア」
「サンクトゥス」
「ベネディクトゥス」
はすでに完成されている。
「クレド」
は前半部分が未完。
第1部(クレド・イン・ウーヌム・デウム)は合唱とバスのパートが、
第2部(エト・インカルナトゥス・エスト)は声楽部と管楽とバスが、
完成されている。
それに続く
「クルシフィクス」
は書かれておらず、
「アニュス・デイ」
は欠落。
このためモーツァルトの没後になってから補筆が行われることになった。
ロビンス・ランドン版
や
バイヤー版
等があるという。
作曲時期は1782年末から1783年にかけて。
以前までは時期不明とされていたが、近年になってかなり明確となったようだ。
それでも地球は回っている