お見舞いシリーズ①
きょうふのかいだん
わたしのつとめるびょういんは、とうちょくかんごしがやけいをします。
ほんとはこわくてはいやだけど、おきゅうりょうのうちなのでことわれません。
いっかいは、ひかくてきまし。
やかんしんりょうは、うけつけていませんから。
にかいにあがるとしゅじゅつしつ。
しんやまでおよぶしゅじゅつもあるので、ひかくてきにぎやかで、こわくないです。
こわいのは、さんがいいじょう。
びょうしつがあると、どうしても、うめきごえや、はぎしりやねごと、あしおとなんかもあるからです。
そのへやをだれもつかってなくてもたまにあります。
ここからがこわいので、みまわりもおざなりになってしまいます。
よんかいで、だれもいないへやのなーすこーるがなりつづけてたり、そのかいじゃないにゅういんかんじゃさんが、ごかいのろうかをはいかいしていたり、ろっかいのひとへやで、おとこのかんじゃさんばかりがあつまって、かけまーじゃんをしていたり・・・
ああ。
こんなこともありました。
とうちょくしつでことこと、しつようにおとがなっている。
ひとがちかづくとやむ。
はなれるとまたことことことこと、ことことことこと。
ゆうきをふるってそーっとちかづいていって、いきなりとびらをあけたら!!
わかいけんしゅういと、はだもあらわなちゅうけんかんごしが、その・・・・・
まあ、いろいろあります。
よるのみまわりをおえて、えれべーたーでいっきにおりるときがいちばんしあわせですが、たまにこのえれべーたーがこしょうします。
いちごうえれべーたーもにごうえれべーたーも、おおえれべーたーも、かもつきまでもだめなひが、つきにふつかはあります。
しょうがないのでひじょうかいだんをつかいますが、わたしはここで、いつもしぬほどおそろしいおもいをするのです。
みおろしては、だめ。
だって、そこは、きょうふのらせんかいだん。
そう。
わたしはすじがねいりの、
きょくどのこうしょきょうふしょうなのです。
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