弥栄序章〔あるかたに捧げるシリーズです〕
ふざけるつもりは毛頭ございませんので、このお話、書かせてくださいませ<(_ _)>
鬼の孫
鬼の孫 について検索してみたが、出てくるのはぬらりひょ△の孫関連ばかりだ。
ぬらりひょ△の孫。
ぬらりひょ△の孫。
ぬらりひょ△の孫。
これもぬらりひょ△の孫!
それはぬらりひょ△の孫であって鬼の孫じゃないだろう!!
と思った時、notuというサイトに、こんな記事があった。
秘密結社「鬼の孫」。
バクザンさんという方が挙げていた。
秘密結社?
僕の名前は木目角弥栄。
きめつのやさか、と読む。
折からのキメツブームでは、友人知人問わず、やたらめったらからかわれた。
せっかくだからあと二文字改名しちゃえば?とか。
僕は弥栄、けっこう気に入ってるので、そういうジョークは好まないし、言ったやつにはとことん教育を施すので、そう何人もは言い散らかさなかったが、それでもけっこう頻繁に言われて不愉快だった。
木目角の姓は、この町でもめっちゃ少なくて、名乗ってるのはたいがいうちの親族だ。
神主、芸術家、武道家、変わり者。
そんな親戚ばっか。
一族、金はないけど土地持ちで、学校裏山もうちの土地。
(ちなみに学校の土地は市のものだ。
昔から違うらしい)
こんなこと、長々書いてきたのは、去年の夏、ばあちゃんが亡くなる前にぼそっと言ったことが気になったからだ。
今は木目角って書くがよう、昔は鬼目角と書きよったんぞ
鬼目角・・・?
去年はもろに中二だったし、僕はめっちゃ目がよくて、ほんとは視力4.4ある。
木目牙って違い姓の親戚は、何かと犬歯が派手だし、木目原家の人間は何食っても当たらない。
ばあちゃんは木目根の家から嫁いできた。
根は寝の文字換えで、そのせいかばあちゃんは夢の読み解きが出来た。
なくした財布も、家出した猫も、ばあちゃんの夢見で簡単に見つかってきたのだ。
でもってみんな目がいい・・・・
木目。
鬼目。
じゃあうちの姓の木目角は・・・
永井豪さんの『手天童子』の主人公には徐々に角が生え、それに伴って超人的な力が強まっていった。
僕もそうなったらどうしよう。
かっこよくなるならいいけど、獣化とかするんだったらやだし。
それで鬼の字の姓、調べ始めたのだけど、通常鬼頭くらいしか出てこない。
でもうちみたい、字を変えてるうちもあるかもって思うと、気が遠くなるほど探さないといけなくなる・・・
暗澹たる気持ちでネットうろついてたら、出会ったのがこの『鬼の孫』だったのだ。
秘密結社『鬼の孫』。
どんな、どんな組織なんだ。
おそるおそる、僕はnotuにアクセスした・・・
弥栄序章
✳ 冒頭謝罪は鬼ネタ一般に、
危ない
と言われるし、永井豪さん『手天童子』時めっちゃ熱発したそうなので、先に謝罪させていただきました。
それでも書きメモアプリがスクロール出来ませんでしたww
鬼は絶対あそんではいけません。
(バクザンさん に当たる方は一族だから大丈夫だと思います。
ご本人OKならリンク入れます)
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弥栄続きはまだこれだけです↓