『ファンタジウム』アニメーション動画を作っていただきました！
『ファンタジウム』のクラウドファンディングを開始するにあたって、リターン品や宣伝に、いろいろな企画を立てていたのですが、昨今の物価高で叶わなかったことや、逆に叶ったこともあり、クラファンについて考えることしきりですが、たまたま夏に私の原画展会場にきてくださった中目貴史さんが、アニメーションのプロデューサーと言う事で、ナンバーナインの担当の方が「カッコいい動画つくってもらったりして」と言い出し、へーじゃあクラファンのためのPV動画をお願いしてみましょうかということになり、中目さんが「葬送のフリーレン」の美しいエンディングで有名な吉成鋼さんにご依頼してくださり、今回の動画となりました。これがとってもすてきな出来で、緞帳の前でレトロなマジシャンスタイルの良が火のマジックをするところから、青空の下で良が普通の少年になりジャージ姿でブランコを漕ぐところに繋がって、とても印象的。私は最近のアニメーションに詳しくないのですが、はっきりしたカラフルなセルアニメーションのような色ではない、水彩画のような色彩でアニメって作れるんだ！と驚きました。非常にお忙しいなかで御苦労もおかけしたようですがとてもよい記念になりました。是非ご堪能ください！
しかし何年も前に描き始め、掲載誌はなくなり、読者にも求められていないんだなと思っていた作品がまだ何らかの力を持って存在している事、不思議だけれど嬉しいことです。ひよっとしたら、主人公、長見良の魔法かもしれない。その魔法がまだ生きているなら『ファンタジウム』でマジックの楽しさ美しさがこの世界にもっと広まって、発達性ディスレクシアの認知度が広まり、研究が進み、悩んでいるみんなに受験や生活になんらかの合理的配慮が得られるようになること、それは「ファンタジウム」に希望を持って描き始めた頃からの、変わらない私の夢です。続編は構想はありますが、この物語を読めてよかったと思っていただけるような形にできれば、と思います。紳士淑女の皆様、どうかよろしくお願いいたします。
ファンタジウムのクラウドファンディングはこちらです
なお、12月17日(火)のみ、システムメンテナンスのためご支援の受付が休止になります。18日より再開になります。