ゴールデンカムイの共感
注意: ネタバレを含みます。
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私の「ゴールデンカムイ」視聴歴
実写映画
めっちゃ良かった!wowwowドラマ、(見ているところの続きから) アニメを並行して見始める。
(ドラマの続きに相当する部分から) 原作を読んだ。2週目は、原作を少しずつ見ようと思っている。
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(ドラマの感想)
実写入りなんですけど、熊がブっ刺されるところとか大好きで、そのようなシーンがいっぱいあるこのドラマに嵌った。wow wow 有料チャンネルの強みです。
久しぶりにこういうのが見れてとっても嬉しい。
何かが刺されるところが好きなのかもしれない。一番好きなシーンは、杉元が辺見をいっぱい刺すところ、白石を何度も刺すところですね。何度も空想した。
やっぱり、私は青年漫画が好きだー.
役柄も皆合っているね。
杉元
戦争帰りの冷酷さと優しさの表裏一体。たまに、花を愛でたり、「アシリパさん、見ないでッ」と言ったりする。私は、杉元は「裏かわいい」担当だと思っていた。裏かわいいは造語。
山﨑賢人さんは、裏かわいい感じを表現できる気がするので良かったです。声が特徴あると思う。良い。
アシㇼパちゃん
私の大好きな山田杏奈ちゃん。素晴らしい確かな演技力。ロケも北海道や長野の本物の雪で行い、グロいシーンも多めなので、子役でなくて良いと思う! 表情豊か、可愛い。
尾形
アニメ版は声が年齢より上に感じるので、若い人がやってて良いです。多分、年齢は杉元と同じくらいでしょう。眞栄田郷敦さんの出ている作品を私は見たことがないのですが (カナカナというやつを少し見た程度)、母曰く、アクションが得意な俳優さんとのことで、楽しみですね。
月島軍曹曰く、「中央の飼いねこめっ」
インカㇻマッ
高橋メアリージュンさん。私はほとんど見たことがありません。同居人曰く、いつもと雰囲気が違う、穏やかな喋り方だそうです。お淑やかな感じで良い。私は、インカㇻマッが好きなので…
最初見た時は、真っ白おばけだと思ったけど、実際見てみると可愛らしいです。
鯉登音之進
中川大志さん、自顕流やったことあったんですね。めっちゃ嵌り役。アニメの音之進も、中川大志の音之進に見えてきた。実写でも良い感じの眉毛！
他はよく分かりません。 実際のアイヌの人が出ていました。すごいです。
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アニメと原作を読み始めました。
この作品のことを私は知っていましたが、「歴史・グルメ」漫画だと思っていて、あまり興味ないのでスルーしていた。
映画とドラマをきっかけにこの世界に入り込むことになる。
… こんなに良い作品とは
未来の私に教えてあげたい。
LGBTQ的にもなんかいい。非シスヘテロだと、性的に悶える作品があまりないよね。恋愛的な描写がほとんどないのも良心ポイント。 (私は特大恋愛嫌悪爆弾を持っています)
性別の比が同数に近い作品だと、恋愛が起きないか心配になるが、登場人物の性別比に偏りがある作品は、そのようなことにならないことが多いので、重宝する。たまに恋愛になる作品もあるけど、絵柄とかで分かると思う。
ただ、お寒い下ネタみたいなギャグが多い。ことあるごとに出てくる。まぁ、それはスルーすれば良いので問題ない。それを凌駕するほど、他に面白いことがあるので良し。
私の好きなシーン
• 杉元が辺見を理解し、受け入れてくれる、「一緒に煌めこう」と言ったシーン
辺見さんの気持ち、私は理解してしまうのですね。。虫とかの羽と脚を引っこ抜いて、真空パック標本作ったり、極たまにペットの猫の首を締めてぇと思ったりする。猫が虫食べるところ見てるとか言ったら、ドン引きされた。「〇〇ってちょっと冷たい人…」と言われてショックを受けた。哺乳類には手を出さないと決めているので問題ないはずなのに、犯罪者予備軍扱いされて悲しい。ただ、純粋に………ているだけなのに。猫はちゃんと長寿を全うしたので、ほっとしたのは内緒の話。私がやらなくて良かったー。猫がリード付けたまま塀を飛び越えたので、首と身体吊り状態になった時、私は猫アレルギーで痒くなるのにも関わらず、彼を助けた。好きな猫には優しいのかもしれない。おたまじゃくしが入った水槽をひっくり返したとき、外に出れて喜んでいると思ったら、動かなくなった。この時残念に思った気持ちはあると思う。なので、私は良い人。
だからね、杉元が「一緒に煌めこう」と言ってくれたとき、私のことを理解してくれる方がいたのですねと思って嬉しかった。肯定されたい。
• インカㇻマッとアシㇼパの同舟シーン
インカㇻマッが「私はずっと、あなた達親子の味方です。」と涙を流すシーン。それなのにアシㇼパが「信じると思うか?」と言います。長く重めの片思いが大好き。
私もインカㇻマッは最初、悪だと思っていたので、本心だと知ってから大好きになりました。キャラデザも好きです。かわいい。
でも、ウイルクを探していたのは、過去との見切りをつけるためなのかなとも思うので、アシㇼパへの想いはそこまでないのかもしれない。谷垣もいるし。
• 月島がいご草ちゃんの髪を捨てたところ。
自分にとって人生でとっても大事なものを捨てて、「あなたに救われました。残りの人生は全てあなたのために使います」という覚悟。それほど、鶴見の魅了に抗えないんだなと不憫に思う。
正直、月島に関しては、いご草ちゃんは向こうで幸せに暮らしているのであれば、良いではないか。
人殺しの元死刑囚に会いに来られても… 自己満足ではと思ってしまった。
杉元もだけど、最後は捨てられて (見切りをつけることができて)良かったねと思う。
目が見えないからといって、不幸とは限らない。
Q&Aで見たけど、月島って面食いの設定なんですか。大分、見方が変わる気がします。
でも、ここに出てくる女の人って全員 (ソフィア以外) 美人だよね。。
鶴見も美形の設定だったんだ。気づかなかったわ。鯉登も「薩摩の貴公子」と書かれていたので、美人の可能性がある。
• 宇佐美の聖地
「親友」殺しの件は、『ハッピーシュガーライフ』のさとうちゃんがしおちゃんとの甘い生活を守るために、友達になれそうな子を殺したシーンを彷彿とさせた。
傍から見たら、仲の良い友人でも、心の中でどう思っているか、分からない。
元々の危険な人物に、常人の感覚で近づくとどうなるか… これで分かるでしょう。
友達との仲良しを良しとする作品が多い中、このシーンとハピシュガのそれは、本当のことを説いてくれているようで、心地よい、私の中で大好きなシーンである。
「これで僕たち、共犯らいね」
宇佐美–––自分だけの聖地があるって、羨ましい。もちろん、こんな物騒なものではなくて。
自分が気持ちよくなれる場所、心の底から尊敬していて、大好きな人に撫でられた場所。
いいなー、私も何か「聖地」ないかな、家か。
「あなたの一番の駒でありたい」という思いが、自分の欲望よりも相手の気持ちを優先していてGood. 私は宇佐美に共感できてしまうのです。 いーつも、誰か同性の友人に恋ではないと思うがそれに近い感情を持ってしまい、それでも、身体的な繋がりを求めることがないので、他のことで代用してしまうのか、友達の仲良しを妬んでいく、自分の対象の人に、仲良しがいると、何か絶望を感じる。そして、おそろしいことを想像する。考えるだけ。行動はしない。 だからっ、私は、「好き」を閉じ込めておくことにした。何をされても感じないなら、悲しくないね。
宇佐美が鶴見に向ける関係性の良いところは、「最初から」鶴見が好きであるということ。
鶴見が何かしてくれたからではなく、宇佐美自身が自ずから、鶴見のことをとても好きで、自分のことを誰よりも好きでいて、大事でいてほしいから。だから、鶴見が道場の中で智春に言ったことを否定した時、安堵した。重ぃ。
鶴見のやり方の弱いところは、「嘘」であるということ。どんなに相手を大切に思っていても、嘘がばれれば、一気に信頼を失う、裏切られる可能性が出てくること。その点、宇佐美は最初から、鶴見の自分への褒美という理由なくして、「好き」なので、嘘がバレて急落することがない。絶対命題 (定言命法) は強い。
• 宇佐美と鶴見の最期
宇佐美さんの鶴見への一途な想いと執念がすごい。感動しました。
「これで 私たちは一緒らすけ」
宇佐美の最期に、鶴見は抱いて、小指を噛みちぎって、「時重くんは、私の中で一番のひととして生き続けんだれ」と言った。抱き方が、聖母マリアとキリストの「ピエタ」みたいだなと思った。
死後、小指に触れたのは、妻フィーネと子供オリガだけだと思ったので、宇佐美はそれに並ぶのかなと思った。それは意外。
多分、鶴見は最後まで自分に尽くしてくれた宇佐美に感謝していると思うので、彼が喜ぶことをしてあげたのかなと思った。
あと、メタ的には、尾形ざまぁと思えるし。尾形は、宇佐美が死んでも鶴見に振り向いて貰えない、愛をくれないと思っていて、それを以て、宇佐美の死が狙撃手の俺を完成させたと言ったと思う。
宇佐美の良いところは、ブレない心。鯉登の変化は「成長」と捉えられる向きもあると思うが、宇佐美時重は最後までブレなかった。その一途な重い心が好き。
「嬉しくて… イっちゃいますがね」
「篤四郎さん」
これで、宇佐美が好きになった。どうしてくれるんでしょうね。
これ見てから、アニメ版で登別温泉とか見ちゃったよ。漫画版で見た時は、あれが正しい入り方なのかと思ってた。
最初見たときの印象は、ほくろに落書きされている時、様子がおかしかった、そういうの鯉登で良いじゃんと思ってた。鯉登が最後の方ああなるという構想が出てきたから、出したキャラなのかな。
宇佐美が出てきたら、宇佐美ちゃん出たー、とニヤニヤするようになってしまった。不覚。
「菊田特務曹長殿、脚撃たれちゃいましたぁ。置いていかないでください。暗いです〰︎」
かわいい。