故郷を離れて長崎へ
はじめまして。
もぎもぐしと申します。
仕事をきっかけに、故郷を離れてからの色々を書いていきたいと思っています。
地元は東京の郊外です。駅まで歩いて40分くらい。のどかな住宅地で育ちました。
社会人1年目。
配属がある会社だと知っていましたが、漠然と自分は東京になるだろうと思っていました。
他の子も、自分の地元や希望地になるだろうと思っていたと思います。
辞令で告げられた「長崎配属」。
びっくりしすぎて、現実味がありませんでした。 ほとんどの子は希望の配属地にならず、泣いている子もいました。
全国転勤ありの職場なので当然なのですが、あまりにも遠方で縁もゆかりもない土地です。
私はその時涙こそ出ないものの、行きたくないとずっと周りに漏らしていたと思います。
しかし、仕事なのでテキパキ物事は進み、物件探しや引越し準備と、辞令からあっという間に長崎市民となりました。
初めての一人暮らしということもあり、何もかも自分でやらなくてはならない。
とにかくストレスがかかり、よく知らない街を憎むような気持ちで、長崎のことを好きになれる気がしないと思っていました。
実際、長崎が嫌いだったのではなく、そう思うことで自分の気持ちを保っていたのだと今になって感じます。
故郷を離れ、知り合いも誰もいない地で、心細くて辛くて何度泣いたかわかりません。
でも、それまでの流れがあったからこそ、今では長崎が大好きになりました。長崎のみなさんは、とにかく優しくて長崎をたくさん私に教えてくれました。
長崎に染まりかけた頃、また転勤となり、長崎を離れることになってしまいました。
長崎のことを考えると、かさぶたを剥がされるような気持ちになります。
長崎を拠点に九州も色々と足を伸ばし、大好きな場所は増えていきました。
そういう思い出と共に振り返るようにnoteしていきまいと思います。
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