カメラを始めて2年目の自分に伝えたい6つのこと
2020年に初めてミラーレスカメラを手にして
現在は5年目になりました。
自分が夢中になっている趣味のカメラだからこそ
振り返ることで、今後の成長に繋げられればと思ったことが始めたきっかけです。
これからカメラを始めようかなと思っている方や
カメラ初心者の方の参考に少しでも役に立てば幸いです。
もちろん自分自身の思考の整理がメインです😂
前回は1年目の自分の振り返りでしたが
今回は2年目の少し慣れてきた頃の自分自身を振り返ります。
慣れてきたからこそ出来ることが増え
経験値も上がり視野が広がり、行動回数も増えました。
とはいえ、全てが成功して身になったわけではないので、少しでも優先順位をつけられたり、不要な事を後回しに出来ればもう少し成長していたかもしれません。
前回の記事はこちら
はじめに。
簡単に5年目の現在と比較して
1年目の自分を振り返る
<現在より劣っている事>
◆ 技術面(当然)
<現在と変わらない事>
◆新しい技術と知識取得への意欲
<現在より優れていた事>
◆自分の楽しさのために撮影していた
◆少しの時間でも撮影しに行っていた
過去から現在まで変わらずに継続していることもあるため、考え方が変われば緩やかに成長し続けるかなと思いました。
今回のメイントピックについてはこちらです。
とにかく3年前の自分に伝えたい
6つのこと
今回はこの6つです。
主観と自分の感覚での表現が多いため参考程度にご覧ください。
それでは作例を用いて振り返ってみます。
1.出会い
〜爺さんすげえな!〜
年明けの寒い中でも、機嫌良く撮影に行っていました。
"寒いけど楽しいいいい"と
川沿いの土手付近を撮影している中、三脚を立てて遠くを見つめる年配の男性がふと目に入りました。
目が合ったときに会釈してくださり、そこからなんて事ない会話から段々と写真の話になり
彼が使っているNikonのカメラについて教えていただいたり、お互いの共通の趣味を楽しく会話することができました。
そして、初めに気になっていた三脚を使用して何を撮っているのか?ということを質問しました。
なんと、星空を撮っているとの事でした。
「はえ〜?東京のこんなところで星空なんて見えるのかよ。ってかやっぱり年寄りはNikon勢って噂は本当だったんだなぁ」
なんて事を思い、撮った写真を見せてもらうことに。
そこにはとても星空とは言えない写真がモニターに表示されていました。
「大丈夫か?このじじい」
詳しく聞くと
"複数枚同じ構図で撮影して、後ほど自宅で合成させると星の動きが表現出来る。"
と丁寧に教えてくれる爺さん。
正直、そのときどんな風に撮っていたのかなんて事は全く覚えていません。
ただ、とても印象に残っているのは
年齢が軽く2倍以上離れているのに、すごく楽しそうに語る姿が自分の中で記憶に残りました。
カメラがあれば誰かと繋がることも出来る。
一生涯の趣味になる可能性のあるすごいものなんだ。
と強く感じました。
プロのカメラマンや、インフルエンサーと呼ばれるような方からもたくさん学ぶ事は出来ます。
1〜3枚目は爺さんに教えてもらいながら撮った写真です。
上手くはないですが自分にとっては思い出の3枚です。正直、教え方が訳わからんくて全く理解できなかった
2.進化
〜なんかこれよくないか!?〜
冬も終わり、陽が沈むのも遅くなってきたこの頃はドライブを兼ねて色々なところに撮影に行くことが増えてきました。
なぜかこの時期に起こったのは
感覚的に「なんかこれは良いんじゃないか?」という写真を撮れることが極めて稀にありました。
その時の自分は
「なぜこれがいいのだろう?」と全く何も考えておらず、せっかくの写真の色を崩壊させるという暴挙もたびたび...
思えばこの時に"なぜなのか?"を深掘りすることに
時間を費やしていればよかったなと今では思います。
3年前の自分は
この写真は何がいいんだろうなぁ
と漠然と思っておりましたが、少し成長した今の自分なら、何が変わったかがわかります。
それは
光を見れるようになってきた。
ということだと思います。
太陽の自然光を上手く使用すれば
一気に雰囲気が出る写真になることをこの時は分かっていませんでした。
また、1枚目のように光が入るという事は影も生まれるといったことも全く理解していなかった。
3.想像力
〜これって儚げじゃね?〜
春の陽気を感じて過ごしやすかったこの頃は、少しだけ「観察」という能力が身につき始めたのかもしれません。
話が脱線しますが、絵を描けたり、本を読んだり、映画をよく観る人って表現力や語彙力、想像力が豊かだと考えています。
あくまでも自論です。
そういった人は写真が上手だと思います。
過去見てきたものがメモリされていて、その記憶や表現を呼び出すことが出来るスキルが身についていることが多いです。
絵についても同じです。
二次元の中で立体感を出す手法が身についていて
同じように写真の構図についてや、レタッチなども
優れている。
そんなイメージがあります。
では、自分はどうなのか?と聞かれると
絵はドラえもんすら描けないほど苦手で抵抗がある。
映画は眠くなってしまうため(持病)好きだけど
あまり観る機会がない。
本は好きで読む事は多い。
そういった感じです。
大げさかもしれませんが想像力は破滅的です。
ただ、写真は好きで続けることが出来ています。
イメージを絵にしたり文にする事は出来ないけど
シャッターを切る事で表現する事が出来ます。
この時から少しずつ、シャッターを切る前やレタッチ時に何を思って撮ったかを考えるようにしていました。
じゃあ、前はそういうのが無かったのか?
と言われたらそういう訳でもないです。
「なんか綺麗だな」や「なんかいいな」といった程度の感覚でした。
長々と脱線しましたが、まとめると
何を思って撮ったのか?
これの解像度が高ければ高いほど、どういった方法で撮れば伝わるか、どんなレタッチをすれば、色を付けたら共感してもらえるか。
といった細かな調整が発生するのではないかなと
今では思います。
当たり前ですが、この当時はここまで考えてませんでした。
基本的にオレは何も考えていません😇
今の自分が意識している事は
"自分の目に映る世界を誰かと共有したい。"
ということです。
現在持っている撮影のテーマはこの時から始まったのかもしれません。
4.画竜点睛
〜基礎こそが全ての礎と?〜
もうすぐ梅雨になるだろうという時期のこの頃は
比較的、いい写真が撮れていたのではないかと思います。
自分が見た世界を伝えるための撮影方法やレタッチを意識して少しずつ取り組めていたかな?
何か足りないなぁ、、と思いながら一生懸命レタッチしてたと思います。
Youtubeではやたらとレタッチの動画ばかり見ていました。
5.事前学習
〜なぜお前は事前に癖を調べない〜
この時は人生で初めて神戸と淡路島に行きました。
愛機のSONYのカメラと、今回新たに仲間に広角レンズが加わりました。
風景撮影がメインになると思ったので、新しく導入した可愛いレンズです。値段は全く可愛く無かった
事前に広角レンズの練習はすこーーーーしだけしていましたが
正直、この時がほぼ初使用レベル。
被写体もレンズもすごく良かったのにこの時から
レタッチがクソほどひどくなり始める時期でした。
写真のレタッチソフトには「プリセット」という、設定が自動で入る便利なものがあります。
そのため有名なフォトグラファーなどがプリセットを販売・提供していた場合はそれらを手に入れる事で似たような編集にする事が出来る魔法のアイテムなのです。
当時の自分は、レンズ買いたてで貧しかったため
Youtubeやnoteなどから他の人が善意で載せているプリセットを登録して快適なレタッチ生活を送っていました。
脳死でそれらを使っていたのが本当に仇になっています。
当時の自分は使い方を全く分かってませんでした...
パースが出ているというのはこういうことか!と
脳内はお花畑でしたが実際のところ、、、
ただ歪んでいるだけです。
なぜ、事前に特性を調べたり、広角レンズでの撮り方を調べなかったのだろうか...
なお、性格も捻じ曲がっています。
6.停滞期
〜金で品性は買えねぇんだ〜
プリセットを漁る毎日が続き、頭の中は
憧れのフォトグラファーのような写真にするためにどうしたらいいんだと悩む毎日でした。
撮影する楽しさを感じられず、撮影した写真と向き合わなくなり、ただひたすらにプリセットのフォルダだけが増える一方でした。
今までiPadでレタッチをしていましたが
この時ようやくPCを購入し、レタッチの技術も伸ばせる環境にしたつもりではいます。
MacBook Air のM1を購入しました。
Appleがようやく自社製のメモリを搭載した個人的には名機です。
メモリ8GBだったかな。
普通にLightroom動かすのはかなり快適に動作して感動を覚えました。MacにIntelのCPUは本当あかんかったよなぁ
PCも手に入れて、出来ることも増えたはずなのに
モヤモヤと焦燥感に苛まれる日々を送り続け、
いよいよオレは人生初めての行動を起こしました。
それは
プリセットの購入(課金)
遂にそれに手を出しはじめました。
日本、海外問わず色んなプリセットを買い漁り
もうオレの口座のライフは完全に0でした。
もうPCだけで私のライフは無くなっているのよ!
お前、もう帰ってこれねぇぞ!!
そんな余計な投資をしつづけたのに全く変わらない自分の写真。
ただ、当時はコストをかけて購入したものだから
「これはカッコいい😎」
そう思い込んでいました。
いえ、強がっていました。
思い返しても本当に無駄なお金を使ってしまった...
「カメラはお金がかかるなぁ😅」
と思ってましたが
そりゃそうだ。
レンズ買い漁って、撮影に行きまくる方がよっぽど良かったと後悔しています。
自戒を込めて、作例多めです。
正直、マシなのも何枚かありました。
でも、あえて酷かったもののみ載せます。
プリセットを買えば、写真が上手くなると勘違いしていました。
自分でレタッチを工夫しないから成長もせず
プリセットから他の人の設定を読み取ることもしなかったため本当に停滞していた。
むしろ後退したといっても過言ではありません。
段々と写真がつまらなく感じてきて
「もうやめようかな」 「なにかいいレタッチはないかな」の繰り返しでした。
自分にしか当てはまらないと思いますが
自分の中で確立した設定をおこなえるようになるまでプリセットを買う必要はない。
※販売している人が悪いわけではないです。
まとめ
〜2021年を振り返って〜
そんな一年でした。
次回は3年目の話になります。
テーマは「泥沼」です。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?